「いつも好きになる相手は、
自分に振り向いてくれなさそうな相手ばかりなんですよね」
どれだけ頑張っても・・・報われない。
そんな悲しい片思いを繰り返してしまっているとき、
私たちは「人を愛する自信」や「自分の価値」を見失ってしまうかもしれません。
でも、もしかすると
あなたに人を愛する力がないわけでも、
あなたが魅力的でないわけでもなくて、
「私には愛される価値がない」という感情が自分の心の奥深くに眠っていることで
「やっぱり、私には愛される価値がないのね」
と思うような相手や、
悲しい片思いを引き寄せているだけ、という可能性があるかもしれませんよ。
いつもお読みいただきありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
たとえば、相手に既にパートナーがいる人だったり
テレビの向こう側のアイドルだったり
「仕事が恋人！」というタイプの男性だったり
自分以外にも、複数の相手がいそうな相手だったり・・・
愛し愛される関係を育みやすい相手を好きになりたいと思っているし、
まわりにも「ステキな異性」はたくさんいるのに、
自分の心が惹かれてしまうのは、成就が難しそうな相手ばかり。
「せっかく好きになったけど・・・
彼のためにも、自分のためにも諦めたほうがいいんだろうなぁ」
そんな風に感じる、悲しい片思いを繰り返しているうちに
だんだんと誰かを好きになる事が怖くなってきちゃったんですよね。
また、悲しい片思いになっちゃうんじゃないか？って。
「最近は、もう私には恋愛は無理なんじゃないかな・・。
もう、誰かから愛されることってないんじゃないかなって
諦めの気持ちも出てきてしまうこともあるんです。」
カウンセリングの現場では、
こんな切ない話をお聞きすることがあるんです。
今回は、幸せなパートナーシップが欲しいと願っているのに、
「悲しい片思いをすることになりそうな相手ばかりに惹かれてしまう」
そんな心理パターンを紐解いてみたいと思います。
＊
このパターンをお持ちの方のお話を聞いていくと、皆さん共通して
「私には愛される価値がない（心理学では無価値感と呼びます）」
という思い込みがあったりするんですね。
実は私たちの心は、
自分の抱いている感情を証明しようとする働きがあると言われています。
この「私には愛される価値がない」という感情を抱いているときって
いくら頭では「今度こそは！」と思っていても、
「ほ〜ら、やっぱりね。私には愛される価値がない」
って思う出来事を引き寄せてやすくなってしまうんです！
そしてその出来事を
「私には愛される価値がない」という証明に使ってしまったりするんですね・・。
たとえば、このケースでご説明するなら
自分の中に無価値感があるために、
毎日いろいろな人と接しているのに関わらず、
無意識的に「いくら自分が努力しても、報われにくい相手」を選んで、好きになることで
「やっぱり私はどれだけ頑張っても、愛されない存在なんだわ」
「私は上手に人を愛してあげられない人なのよ。」という、
証明をしてしまっているのではないか？と捉えることが出来るんです。
もちろん、「私には愛される価値がない」というのは誤解なんです。
実際、こういうお話をしてくださる方って、
本当に優しい方だったり、愛情深かったり
とても魅力的な方だったりするんですよ！
そして実は、この心のパターンをお持ちの方は
誰かを情熱的に愛したい方が多いのです。
（その理由は次回ご説明しますね）
愛される価値がないなんて、とんでもない。
愛されて然るべき、魅力のある女性であるのですが・・
悲しい恋愛を繰り返す中で、どんどん自信がなくなっていたりするんですね。
＊
ということは。
この「元々持っている魅力や才能」を、
「ちゃんと受け取ってくれる人」に与えることが出来れば、
ものすごくいい関係が築ける可能性がとってもとっても高いのですよ！
このパターンを手放してあげるだけで、
恋愛がとっても順調に進むことも多かったりするんですよね。
ということで次回、さらに掘り下げてみたいと思います。
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