私たちは、誰かを助けてあげたい!と思った時、
ついつい・・・アレコレ世話を焼きたくなってしまったりしますよね。
そんなとき、心の片隅に置いておきたいのが「信頼」
相手の持っている心の強さ、勇気、そして愛の大きさを信じて
見守ることも、あなたの出来る助け方のひとつなんですよ~。
いつもお読みいただきありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は「助けてあげたい!」と思う
心優しいあなたが、心がけるといい事シリーズ第二弾。
例えば、こんなケース。
お付き合いしている彼が、なんだか悩んでいるみたいなんです。
いつもぼんやりしているというか、暗い顔しているっていうか。
私は、彼の力になってあげたくて、
「なにかあったの?良かったら話聞くよ?」って聞いてみたりするんだけど、
「別に、なんでもないよ。大丈夫」って言うばかり・・・。
なんだか、彼の力になれていないように感じて辛いんです・・。
またまた、こんなケース。
お友達が、失恋しちゃったんですよね。
何度か、愚痴を聞いてあげたり、励ましてあげたりしたんだけど
どうやらまだまだ、ひきづっているみたい。
どこか旅行に行こうよ、映画でも見ようよって提案するんだけど、
「いまはいいよ、ありがとう」って相手に断られてしまった。
こんなときには気分を変えたほうが良いんじゃないかな?って私は思うんだけど、
相手が私のアドバイスを受け入れてくれないんですよね。
そんなお友達の事が、すっごく心配でたまらないんです・・。
相手が辛そうにしている時。
助けてあげたい、と思う側は
「こんなときこそ、なにかお役に立てれば!」と感じて、
手助けしてあげたくなりますよね。
辛いときには、助けてあげたい。支えてあげたい。
すこしでも、自分の出来ることがあれば、と感じることは
とてもとっても愛情深くて、素晴らしいことなのですが、
相手が受け取れない状態だったり、
なにか相手にも考えがあったりする場合、
相手にとって「手助け」自体が、辛い場合もあったりするんです。
こんなとき、カウンセリングなどでは
「ちょっと離れた場所で
相手の心の強さを信頼して、見守ってあげませんか?」
なんて、ご提案することがあるんですね。
・・・・。
とはいえ、ここまで読んで、
こんな抵抗を感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
「えー?!見守るだけじゃ、相手はしんどいままなんじゃないの?
そして私は何もしてあげれていないんじゃない?
それって、見て見ぬ振りするってことと一緒じゃないのっ?」
うんうん。
その気持ち、個人的にすごく分かるんですよね・・。
私も心理学を学び始める前は、ずっとそう思っていましたから。
「助けてあげたい」と思う優しい方にとって
大好きな人が悩みを抱え、辛そうにしている姿をただみている、というのは
とてもとても辛かったりしますし
見捨てるという感覚も、でてきます。
可哀想、とかね。
でもですね、人は自分の意志で動き、
困難を乗り越えた時に自信がつくんです。
「私にだって、出来るんだ!」って
自分を信頼できるようになるためには、
時として、自分でチャレンジすることが、どうしても必要なんですね。
あなたにも経験がありませんか?
痛い思いをして、気づいたこと。
やってみたからこそ、わかったこと。得た経験。
誰かに手を出して欲しくない、そんなチャレンジ^^
大切な相手の自立を妨げないためにもね。
関わってあげる愛。
見守ってあげる愛。
両方を、状況に応じて
上手に使い分けていけるといいですね^^
「なにかあったら、いつでも言ってね。」って、あなたの愛を伝えながら
相手の心の強さや価値を信頼して、
「あなたなら大丈夫だよ」「応援しているよ」という気持ちで、
あたたかく見守ってあげること、これも愛ですね。
相手が「自分で頑張ろうとしている」その強さを信頼して見守ることって、
なかなか出来ない愛し方だと思うんですよ。
とってもとっても大きな愛や、成熟さも必要だと思うんです。
でも、相手を信頼し見守ってあげられた時。
あなたの中に、そんな大きな愛が自分の中にあることを、
気づくキッカケにもなると思いますよ。
また、「見守る愛」にチャレンジしてみると、
いままで自分の事を「見守ってきてくれた人の愛」を
感じられるようにもなったりしますね。
過去あなたのことを見守ってくれた人。
いったい、誰だったでしょうか?
ぜひ、受け取ってみてくださいね!
見守る愛にチャレンジしてみたいけど、
どうしても、しんどいというときには、
「助けてもらいたかったけど、助けてもらえなかった。
迷惑がかかると思って、助けてが言えなかった」
という悲しい思いが、自分の中に眠っていたりします。
そんなときには、
自分の心の傷も一緒に癒してあげるといいかもしれませんね~。
カウンセリングもご活用くださいね。
参考になれば幸いです。
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