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服部希美
心理カウンセラー/講師
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行動できない、先延ばししてしまうのは私が弱いから?〜傷つく恐れを超えて行動に移す心理的ヒント〜

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。

楽しいことを人生にたくさん取り入れていきたいとか。
やってみたいことをやってみようと思ったとき

「・・でもなぁ」

それやって、意味あるの?とか。
面倒臭いとか、色々な気持ちが出てきて行動できない。先延ばししてしまう。

こういうことって、ありませんか?

そして「また、行動できなかった」と自分を責めたり
「けっきょく私は行動できない弱いやつなんだ」と感じてしまう。

意志が弱い。
他の人と違って、心が弱いんだ。

そんなふうに、自分にがっかりしてしまう。
こういうことってありませんか?

私も長年、この心理に悩んできたのでお気持ちはわかるのですよね。
辛いし、苦しいし、自分のことがどんどんと嫌いになるし・・。

でも、当時の私は「行動できない本当の理由」に気づいていなかったなと思うのですね。

気づかずに強引に「勇気だ!」って自分を奮い立たせる日々を送っていたように思います。

今日は、そんな服部が
行動できない心理的な理由とその解決策をご紹介します。

目次

行動できないのは自分を守るためだった?

最初にズバリ、お答えを書いてしまうと
行動できないとき、というのは「過去の傷つきの蓄積」が影響を及ぼしていることが多かったりするのですね。

私たちは、小さな頃から
たくさんの「行動」を起こしてきています。

たとえば、朝起きることや、なにかを食べること。
1日の生活においても、たくさんの「行動」を起こしていますよね。

人生という意味で振り返ってみたらどうでしょう?

入社試験や、受験をすること。
好きな人に告白すること。
両親のお手伝いをすること、などなど・・

勇気を振り絞って起こした行動もあれば
誰でもやっているような行動もあるでしょう。

でもね、私たち人間は不完全。

行動をたくさん起こしている中で
失敗をしたり、傷ついたりすることも
たくさん経験するのですよー。

たとえば、
お料理の手伝いをしようとしたときに
包丁で怪我をしてしまったとか。

友人を遊びに誘ったら
「その日は他の人と予定があるから」って断られたとか。

自分なりに勉強したけれど、結果が振るわなかった。
自分の起こした行動を叱られてしまった。

周りの子はなんなくできるのに、
自分はできないと感じることが多かった、などなど・・。

大なり小なり、行動を起こすと
心が傷つくことも増えてしまったりするのですね。

それは、誰でも経験があることだったりします。

でもね、ここで。

「そっか、それは辛かったね」
「大丈夫だよ〜」

自分の味方になってくれる人が
優しい声をかけてくれたりすると、
その傷は癒えていき

「・・・もう一度、チャレンジしよう!」

そんなふうに、過去の行動の傷つきを超えて
行動を起こすということができたりするのです。

心理学用語で「レジリエンス」なんていいますね。

失敗しても立ち直る力。
もう一度、チャレンジできる力。

でもね・・なかなか、そうはいかなかったりすることもあるわけです。

タイミングが合わなかったり
自分にも人にも厳しい人ばかりの中で育ったり
傷ついていることを隠してしまったりすることで
傷が癒やされず、どんどんと自分の中に蓄積されていっちゃうことがあるのですね。

しっかりしなきゃ
ちゃんとしなきゃ
怒られないように、怒られないように
みんなのために立派でいなきゃ
そんなふうにプレッシャーをかけて来られた方ほど
傷ついた自分を隠したり、弱音が吐けなかったりもしますしね。

ひとつひとつは、小さな傷付きかもしれません。
でも、長年蓄積されていったとしたら・・雨漏りと同じように、けっこうな量になっちゃうわけです。

心の中が、傷つきでキャパオーバーしちゃう。

するとね、行動ができなくなっちゃうことがあるんですね。

「また、傷つきたくない」

なんか、めんどうくさい。
できるきがしないし。
億劫だな。私には無理だし。
やったところで意味ないよ。

そんな感情を使って、無意識に
自分を守ろうとしてしまうことがあるのですよ。

100%成功するならやるけれど、
ちょっとでもできない可能性があるのなら
傷つく可能性があるのなら、やらない。

だって、行動したら傷ついちゃうでしょう・・?
だったら、行動しない方がいいよ。とかね。

「行動しないことで、傷つきから心を守る」

こういうことをやっちゃうことがあるんです。

行動しないことで自分を守ったとしても、最終的にスッキリしない理由

服部も先延ばしの人なので
体感的に思うのですけどね〜

とくに「傷つきたくない」という思いって
子供の頃よりも、いろいろな経験をした大人の方が感じやすいもの
そして、我慢強かった人ほど抱えているもの、なのかもしれないなって思うのです。

たとえば・・そうですね。
私の実家にはブロック塀があるのです。

大人の私の胸の高さぐらいのブロック塀は、子供の私にとっては楽しい遊び場でした。

塀に登って、綱渡りのように歩いたり
ヒーローになりきって、飛び降りたり。

よく、飛び降りるのをしくじって、怪我もしていましたっけ。

でもねー、いつの日か。
その塀には登らなくなったのですね。
そして今では思うのです。

「ひーー・・よく、この上をひょいひょい歩いていたな」
「こわ!」

このぐらいの塀から落ちると、怪我をする。痛い。
そして私は、そんなに運動神経は良くない。
かつて怪我をした経験などから、私の中で蓄積されたわけですね。

まぁ、実家の塀ぐらいならいいかもしれませんが・・

学生時代、いじめられっこだった経験。

親にわかってもらえず、否定ばかりされた経験。

声優を目指していた頃、オーディションやレッスンで
箸にも棒にもかからず鼻で笑われた経験。

認められて、キラキラ輝いていく同期を見て辛かった経験。

自分はうまくいかないのに
友達がどんどんと結婚、出産をしていく姿

小さな傷つきだけでなく
大きな傷つきをひとり飲み込んで、
飲み込んでやってきた私は

いつのまにか

「自分がやってみたいことをやる」とか
「人に評価される場に立つ」とか
「本気でやりたいこと」に対してチャレンジすることが、とてつもなく怖くなっていました。

怖がっていることすら、気づいていなかったかもしれません。

だから、いろんな言い訳を自分にしていたように思います。

「そんなことやったって、お金の無駄よ」
「今更遅い」「そんなくだらないことやってても無駄」
「意味なんてない」「興味なんてない」

私は、もう、多くを望まない。
もう、これ以上傷つきたくない・・。

まーーー、そんな私なのですけどね
心理カウンセラーというお仕事に出会い

うっかり・・・・心が震えたんですよね。

うわー、世の中に、こんなに優しいお仕事があるんだ。
優しくありたいと思う気持ちが、誰かの役に立つことがあるんだ。
今度は私も、かつての私のような人に優しい言葉をかけてあげられるような人になりたい!

「傷ついてもいいから、やってみたい」って思えた出会いがあった。
それは、とても幸運だったのかもしれません。

それでも、やっぱり怖いんです。
だって、本気だから。また、あんなふうになるんじゃないか。

その頃の私は、よく、怖い夢を見てました。

目の前で、がっかりされる夢。
否定される夢。
ほらみなさい、やっぱり失敗したって言われる夢。

でも、ここで・・私は先輩たちに寄り添ってもらったのですよね。
これが・・私にとって、いままでの「ひとりきりで頑張る」のパターンと違ったところ!

ひとつひとつ「怖い怖い」言いながら
先輩たちに「そうだよねー、怖いよねー」「よくがんばってるよ」「大丈夫だよ」って寄り添ってもらいながら

ひとつづつ、チャレンジを見守ってもらって
ひとつづつ、自信を積み重ねていって・・
いまがある、というところなんですよね。

絶賛、チャレンジ中だったりもします。

で、ここで大切なことはね。

傷つくのが怖い。
傷つきたくないから、やりたくない。

という気持ちの奥の奥には・・
「本当は、やりたい」が隠れている、ということなんですよね。

ここ、今日の最大のポイントですよ!!!みなさま!

本当は、こんなふうにいきたい。
こんなことをやってみたい。
その気持ちが、情熱が同じだけあるから・・・葛藤するんです。

だから、すごく辛い。苦しい。
諦めたい、でも、諦めたくない・・!

そんなときについやってしまう表現は・・・「やれない」なんだと思います。

「私にはできない」「今じゃない」
「やれない」「無理」「また今度」

うんうん。
私も、よく思っていたように思います><

傷つく恐れに振り回されず、行動を起こすために大切なこと

でね、こんなとき
「傷つく恐れに振り回されずに、自分に主導権を持ってくる」方法があるんです。

それは・・

「できない」「やれない」ではなく
私が「しない」という選択肢を選んだんだ。

と、ちゃんと意識すること、だったりするのですね。

あ、なんか、ちょっと胸が
チクチクする方もいらっしゃるかもしれませんが
そんなときには、自分を責めているときですよー。

そうではなくてね。

「ああ、そうか〜。
私は過去の傷つきから自分を守るために「しない選択」を選んだんだな。

自分で自分を守ってあげたんだな」

って、自分の気持ちを認めてあげる、ということなんですね。

それほどまでに傷つきながらも、今日まで生きてきたこと。
これまで、傷つきを恐れず行動した自分もいたこと。
いままで行動しなかったことも、きっと、必要だったこと。

そして、いま、それを上回るぐらい
やってみたいこともあること。

ぜひ、認めてあげてほしいなぁと思うのですね。

そして、あなたの近くに
あなたの丸ごとを「つらかったね」「大丈夫だよ」って
寄り添ってくれる人がいるとしたらね

失敗しても、成功しても
変わらずあなたにあたたかな目を向けてくれる人がいるとしたら
心のうちを話して、応援してもらうといいかもしれません。

「私のこと、応援してほしいな」

弱さ、隠してこられた方、多いと思いますからね。

この部分は、心の深い根っこの部分なので
カウンセリングを使っていただき、心の傷を癒していくのもとても効果的。
よかったらご活用くださいね。

最後に・・

最初にも書きましたが、

行動できない心理、というのは、誰しも持っているものであり、
あなたが特別弱いわけでも、間違っているわけでもありませんよ。

自分なりに行動を起こし
小さな傷つきを蓄積しながら・・今日まで生きてきた。
そんな自分さんを、ぜひ、認めてあげてくださいね。

そして、あなたが心から笑顔になれるような
自分のこと「よくやってるじゃん」って認めてあげられるような
「行動」ができたらいいですね。

とはいえ、いきなり
目を瞑って、清水の舞台を飛び降りるような行動を取ろうとするのも
恐れからくる「0-100思考」だったりもしますから^^;

小さな小さな「やってみたいこと」から、チャレンジしてみてくださいね。

自分で選ぶ。決める。行動する。

コンビニのおにぎりを買うときに、ちゃんと自分の食べたいものを意識して選ぶ、みたいな感じでもいいですね!

そして「できてもできなくてもOK」
やろうとしたことだけでも、偉い!
ここから、スタートしましょ!

いっぱい、自分に付き合ってあげましょー。

ほわっと、自分のこと。
認めてあげられる日がきっとやってきますからね。

服部も応援していますね。

参考になれば幸いです。

心理カウンセラー服部希美
妄想している時が一番楽しい?〜やりたいことを実現できたら、もっと幸せかもよ?という視点〜 | 心理カウ... いつもお読みいただき、ありがとうございます。カウンセリングサービス 服部希美です。 あなたには、叶えたい夢欲しい幸せ、やってみたいことってありますか? 結婚し、子...

次は、あなたが幸せになる番ですよ^^

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