人生にはたくさんの選択がありますよね。
結婚や出産などの大きな選択から、日々の小さなことまで。
都度、自分が「決めていく」ことが大切にはなってくるのですが・・
「決められない」ことで人生が停滞してしまうことも少なくなかったりします。
ただ、思う存分立ち止まって、
悩むことがあったっていいんじゃないかな〜って個人的には思うのです。
ひとつひとつ、じっくり考えたい。
石橋を叩いてから渡りたい方もいらっしゃいますしね。
ただ、悩みに悩んだ上、
けっきょく動けない。
そんなときには、自分の心の声に耳を傾けて
助けてあげるのも大切だったりするかもしれませんね。
＊
決められない心理のひとつとして
こんなことが隠れていることがあります。
「選ばなければ、失敗しない」
そう、失敗を怖れる気持ちです。
たとえば。
・Aさんにするのか、Bさんにするのか
・婚活をするのか、しないのか
・結婚するのか、しないのか
・離婚するのか、しないのか
・就職するのか、しないのか
・仕事を続けるのか、やめるのか
この決断が、ものすご〜〜〜〜〜〜く人生に影響を与えると感じていて。
間違った方を選んだ（失敗した）暁には
「天国か地獄」ぐらいの大きな差が出ちゃう！
もう、取り返しがつかなくなっちゃう！
みたいな感覚がある。
そんな方って、少なくないんじゃないかなって思うのですね。
つまり「失敗できない」という思いが乗っかることで
あれこれ考えすぎてしまい
「自分の気持ちがわからない」「決められない」ということが起きていることって多いのです。
＊＊＊
こんなことを書いている服部ですが
私も「決められない」パターンを持っていて
ずるずると先延ばししちゃうタイプなんですよね＾＾；
人が決めてくれた方が楽なのに・・なんて、どれだけ思ったことか。
人から「のぞみちゃんは何をしたいの？」って聞かれるのも、なんだか、とっても辛かったんですよね。
責められているような気がしちゃったり
自分をしっかり持っている周りの人と比べて、自分を責めてしまったり。
そして、そんな自分って弱いなとか。
甘えているなって感じていました。
そうやって周囲から言われることも少なくないですよね。
「ただ単に、甘えてるだけでしょ」「意気地なしなだけでしょ」
「周りの評価を気にしすぎてるんでしょ」って。
でもですね。
服部はね、それは「甘え」や「弱さ」だとは思わないのですよね。
むしろ、厳しさからきていると思っているのです。
だってね、無防備に人や状況に甘えられるのであれば
自分にもっともっと甘い人であれば
もっともっと気軽に決められると思うのです。
失敗したって、どうってことないよね〜。
いろんな道があるもん。
それで私の価値が変わるわけじゃないものね。
失敗したり悩んでいたら
誰かに助けを求めたらいい。
きっと誰か助けてくれる。応援してくれる。
失敗したって、見離されないから大丈夫。
どうにかなる。
どうにでもなる。
そんなふうに思えていたならば
決めることって、そんなに怖くないと思いませんか？
＊＊＊
実は「失敗できない」という思いの奥には
「どんなピンチも、ひとりで乗り越えないといけない」という
プレッシャーが乗っかっていることって、すごく多かったりするのです。
失敗したらガッカリされる。ダメな人だと思われてしまう。
失敗した私を馬鹿にする人もいるかもしれない。
失敗したら見離される。ひとりぼっちになってしまう。
ちゃんとしなきゃいけない。
失敗した自分は隠さなければいけない。
なんでもひとりで乗り越えなければならない。
そんな思い込みがあって。
心が、気軽に失敗ができる状態じゃないから
決めることができなかったりするみたい。
そりゃそうですよね。
この状態で「決める」って、ものすごく怖いと思うのですよ。
まるで、崖っぷちにいて
命綱もない状態で、飛べ！って言われているような感じですから
立ちすくんでしまうのも無理はないことなのです。
そういう世界観の中での決断って
本当に大変だったりするのですよね。
＊
ですからね。
もしもあなたが失敗をしちゃう恐れが強すぎて
ぐるぐると考え込んで動けなくなっているとしたら
まず、あなたの中の世界観を変えることをオススメしますよ。
そのための一つの方法としては
あなたが安心して自分でいられる人を見つけて関わっていくこと。
たとえ失敗しても、応援してくれる人。
力になってくれる人。見守っていてくれる人。
どんなときだって、味方でい続けてくれる人。
あなたの決断を、馬鹿にしない人。
まず、見つけてみるのもいいかもしれませんね。
そしてなにより、自分が自分の味方になってあげられるといいですよね＾＾
自分を追い込んでいませんか？
失敗するなよ、失敗したら許さないぞって。
そういった「許されている」環境の中で
小さな決断から積み重ねていきましょう。
決める時のポイントは、できるだけパッと決めること。
ぐるぐる考え込むと、不安要素しかでてこなかったりしますから
直感に従って決めることを練習していくのですね。
決めることは、小さなことからでいいですよ〜。
今日着る服をどれにするか？
今日食べるご飯は、なににするか？
（外食に行ったときに、自分の分は1分で決める。とかねー）
寄り道するか、しないか？
欲しいなと思ったものを、買うか買わないか？
すぐに決める。
そして、あとで、うだうだ言わないようにしてあげる。（最大のポイント）
決めれたことが素晴らしいのですからね＾＾
そうやって、見守られている環境の中でのチャレンジは
心に「成功体験」として積み重なってきます。
「私は私でいいんだな」
「私が失敗しても、助けてもらったらいいんだ」
「失敗しても、恐れているようなことは起きないんだな」
「私、やればできるんだな」
と感じられるようになってきたり
大きな決断も決められるようになってきます。
決められる自分、というのが育ってくるのですね＾＾
たとえば、子供がお家を元気に「行ってきま〜す！」って出かけられるのは
帰れるお家がある、
そこに待っていてくれる人がいる、
私をみていてくれる人がいる、と感じられるから。
そう思える経験を積み重ねて、心の中に安心が育ったからこそ、
お外に出てチャレンジができるようになるのです。
そして、私たちは、いまからでも
たくさんのいい体験を積み重ねていくことができます。
恐れで自分を追い込むのも悪くはないのですが
よかったら、いい体験を、あなたに味合わせてあげてくださいね。
＊
直近にできるエクササイズとしましては、まず
かつて、自分が失敗しても見離さないでいてくれた人。
失敗した自分を馬鹿にしなかった人、味方になってくれた存在を
思い出してみるといいかもしれません。
その人はあなたに、どんな言葉をかけてくれるでしょう。
いま、必死に自分と向き合っているあなたのこと。
どんなふうに応援してくれるでしょうか。
どんな言葉をかけてくれるでしょうか？
そんな言葉を、自分にもかけてあげたり
紙に書いて目につくところに貼ってあげるのも効果的！
繰り返し、繰り返し、自分に伝えてあげてくださいね。
カウンセリングもご活用くださいね。
あなたは、いまでもよくやっていますよ＾＾
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