私たちは時として、
自分の望んだものとは違うプロセスを経験することがあります。
たとえば・・・
お友だちのAさんと些細なことでケンカをしてしまった。
私は仲直りしたいと思って、いろいろ手を尽くしたけれど、
Aさんに受け入れてもらえず、そのまま距離が出来てしまった。
大好きな人に勇気を出して告白したけれど、
「お友達としか見れない」と断られてしまった。
一生懸命勉強したけれど、希望した大学に落ちしてしまった
などなど・・・
「私なりに頑張ったけれど、望む結果が出なかった」 こんな経験って、ありませんか?
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
こういうことを書いちゃうと
「服部さんは、夢がないなぁ」な~んて
言われちゃうかもしれませんが。
長い人生を歩んでいれば
正直なところ、失敗体験をしない、
ということのほうが難しいと思うんです。
あああ、やっちゃったなー・・・
なんで、こんなことしちゃったんだろうー・・
なんだか上手くできなかったな、しょんぼり・・
ってやつですね。
*
同じ体験でも、
成功体験は、自信もつきやすいですよね。
喜びも感じられますし!
でも、失敗体験って・・・どうでしょう?
出来れば体験したくないし、
なかったことにしたくなりませんか?
夜な夜な「一人反省会」(しかも、延々終わらない・・)しちゃいませんか???
私たちは過去の失敗を
まるで今の自分の足を引っ張る、
足枷のように使ってしまうことの方が多いのかもしれませんが
毎日をより楽に幸せにするためには
この「失敗体験」をどう使うか?って、とっても大切だったりするんですよね。
*
たとえば、
>お友達とケンカ別れしてしまった・・
私って、本当に心が狭いなぁ・・。
私って、お友だちの気持ちが分からない最低な奴なんだ。
こんな私なんて、きっと、誰も仲良くなんてしてくれないよ・・。
きっと、みんなもそう思ってるよ。
なんだか、誰にも会いたくなくなってきた。
こんな私なんて、ひとりでいたほうがいいよね。
なーんていう、一人反省会を繰り返し
自分の価値をガンガンに下げ、 人との関わりを拒絶しちゃったり、しませんか?(私だけ?)
過去の失敗が足枷になっているとき、というのは、
こんな風に どんどん自分を追い込んでいってしまうのですが、、
実はこの失敗体験って、見方によっては
今の自分を受容し、勇気づけることに使うことだってできるんですよ。
たとえば・・・
>お友達とケンカ別れしてしまった・・
確かに、申し訳ないことをしたなって思う。
もっと違う関わり方があったかもしれないなぁ。
でも、相手のある事だから、仕方がない部分も沢山あるよね。
今回のことは、真摯に受け止めよう。
「対人関係って、お互いの努力がいる」
そう考えると・・・
いま、私とお友達でいてくれる人たちのありがたみが身に染みるなぁ。
大切にしたいな。
こんな風に、いまある交友関係に感謝出来たり、反省して次に活かすこともできますよね。
つまり、 ものごとは、何が起きたか?ではなく
起きた出来事を、どういうふうに捉えるか?
(心理学用語では、ラベリング・意味づけといいますね)
が大切だったりするんですね。
とはいえ
こんな事が起きた直後に、
そんな風に捉えられる方って、あまりいないと思うんですよー。
誰だって、失敗しちゃったときって辛いですから
どーーんと落ち込んでしまうのも、無理のないこと。
もちろんカウンセラーだって、落ち込みますよ^^;
一人反省会から抜け出せないことも、あります、あります。
でも、そんな気分って、
あまり長く引きずりたくはないですよね・・。
*
実は失敗を学びに変えるには、実はちょっとしたコツがあるんです。
今日は最後に、そのコツをお伝えしますね。
それは「悔しさ」に素直になること!
色んな感情が動くと思うのですが
失敗しちゃったときに感じる感情の根底にあるのは
「悔しさ」だと思うんですよ。
うまくできなかった自分に、
頑張れなかった自分に、
自分のいたらなさで、
誰かを傷つけてしまったかもしれない、ということに
自分で、自分に腹が立っているわけです。
ムキーーーーって。
で、一人反省会で自分をボコボコにしちゃうわけなのですが
「まずは悔しさに素直になる」ことがポイントなのです。
「ああ、私は悔しかったんだな」
「もっと、仲良くなりたかったんだな」
実は感情って、否定せずにちゃ~んと認めてあげれば、
大暴れ、しなくなるんですよね。
否定すればするだけ、
自分責めの威力は、増してしまいますから><
ネガティブな気持ちも、まず「認める」ことが大事なんです。
そうやって悔しさに素直になっていくと
自分が本当は何をしたかったのか?これからどうしたいかが見えてきます。
失敗が、今度は自分の背中を押してくれるわけですね^^
*
とはいえ、悔しいという感情に素直になるのは
成熟さが必要だったりするんですよね。
屈辱さ、みたいなものと向き合うことになりますからね^^;
でもね、悔しいのは、あなたに思いがあるから。
こうありたかったという意欲があるから。
その人に愛を持っていたから、なのです。
悔しいと思うことは、悪いことではないのです。
むしろあなたの大切なものが、悔しさの奥に隠れているのですね。
ですからね。
もし、出来るならば・・
一人で失敗や悔しさを抱え込むよりは、
信頼できる人に ぐちゃぐちゃの気持ちのままでいいので、
悔しさを分かち合ってもらうといいと思うのですよ。
悩みを抱えているとき、
というのはどうしても人と分離したくなっちゃうものなんですが
(隠したくなっちゃいますよね^^;)
こんなときこそ、「ちょっと、きいてよ~~」
こんな風に、自分の悩みを
誰かと分かち合うことが出来るようになれば、
失敗しちゃったときのダメージって、半減するんです。
ひとりで抱え込んでしまうと、
自分責めのループにハマってしまいますしね。
もちろん、相手は選んでいただけたらと思うのですけども。
実は、人とのつながりって、
ひとりで抱えたくなっちゃうときこそ、大切なんですよね。
*
ただ、最初は練習や慣れが必要だと思います。
個人的には、 誰かに悩みを相談することに
抵抗が出て来ちゃう気持ちもわかるんですよ・・。
最初は「私の悩みに付き合わせている」
罪悪感を感じてしまう方も多いかもしれません。
お友達に相談するだなんて、ハードルが高いわ!と思われた方は、
今まで、ひとりで一生懸命頑張って来られた方だと思います。
そんなあなたのお力になりたい人も、きっといますよ。
もちろん、カウンセリングもお使いくださいね。
あなたの経験が、 あなたをより楽に、
幸せなものにするものになりますよう
私も応援しています。
参考になれば幸いです!
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