自分の気持ちが分かりません・・
自分のやりたいことが、分かりません・・
カウンセリングの現場で、こんなお話をお聞きしていると、
よくよく登場するのが
「嫌いになっちゃいけない！！」
という、思い込み。
「キライ」「イヤ」という感情って、
「悪」と判断してしまいがちで、
そんなことを感じてしまう自分に、
罪悪感を感じやすかったりもするんですが ・・
実は「嫌い」っていう感情も、
あなたの心の大切なセンサーなんですよ！
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
実は、好きと嫌いは一セット
いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
さてさて今日は「嫌い」という感情について。
「嫌い」って、あんまり感じたくないなぁ～って
思われる方が多いと思うのですが、
実は、感情は「どっちか一方だけ」
抑圧するということが出来ないので、
「嫌い」という感情を抑圧してしまうと、
「好き」という感情も抑圧しちゃうんですね。
つまり、好きと嫌いって一セット。
トランプで言う「裏表」なんです
だから、たとえば「嫌い」を抑圧すると
自分に得があるから、とか、
リスクが少ないから、とか
そういう「頭で考えた」好きなら出てくるけれど、
」が感じにくくなる。
なにやっていても、何だか味気ない。つまらない。
欲しいものを手に入れても、むなしさが消えない。
恋愛や人付き合いだけでなく、
人生ですら「まぁ、こんなものよね」ってあきらめムードになってくる。
苦しくはないけど、幸せでもない。
そんな、無意味感が出てくることも多いんですね～。
どんな感情も大切なあなたの一部
「じゃあ、嫌いって思ったら、なんでも拒絶していいの？
それってワガママなんじゃない？」
とか、
「そんなことをしたら、
嫌な奴になっちゃうんじゃないの？」
とか感じちゃう方も多いとおもうんですが
「嫌い」＝「拒絶・攻撃」ではないんですよ～。
（そういうイメージって強いですよね・・これも思い込みなんですが。）
ただ、あなたの心のセンサーが働いているだけ。
私は今こう感じているよ、って
心の状態を教えてくれてるだけなんです。
たとえば、
お湯に手を入れると「熱い！」と感じ、
けがをすると「痛い！！」と感じる。
気温が適温だと、心地よいと感じる。
こんな風に
手でふれたり、肌で感じることを「触覚」っていうのですが、
触覚がなかったら、
日常生活、どれだけ危険でしょうか。
実は感情って、触覚と同じく、
私たちの心を守ってくれるものなんですね。
ですから、
どんな感情も大切なあなたの一部。
いい悪い、はありません！
感情を少しずつ整理してみよう
もちろん、好きという感情にフォーカスをおくのも
方法の一つですが
なにか、イヤだなぁって感じることがあった時には
「ああ、これは嫌なんだなぁ」って、
自分の気持ちを認めて、感じてあげる。
（ひとりでいるときに、
あぁイヤだー！って、口に出してみる、
というのも効果的！）
そして、ちょっと落ち着いてきたら
どうして、嫌なんだろう？
じゃあ、なにが好きなんだろう？
私、本当はどうしたい？？
って自分の気持ちに、興味を持ってみて頂けたらと思います。
ちなみに、感情は変化していくものなので、
一時「嫌い！」って思っても、ちゃんと受け止めてあげると
「好き」に、ひっくり返ることも多かったりしますよ～。
（好きの反対は嫌いではなく、無関心ですからね！）
難しく考えると、捉われちゃうと思うので、
ちょっとしたゲーム感覚で、
やってみていただけたらと思います
♪
・・・とはいえ最初は中々、うまくいかないと思います。
（長年のクセですからね～）
なかには、怒りがこみ上げてきたり
嫌いだ、と感じた人に対して、一時的に
許せない気持ちになっちゃうことも、あると思いますが、
それはそれで、いいプロセスですからね
安全な場所で、感情を感じ切ってあげてくださいね！
（出さない手紙を書くといいかも）
参考になれば幸いです
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