「寂しさ」を、上手く表現できないことで出て来やすい「行動」アレコレ。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス　服部希美です。

今日は、寂しさの心理学です

＊　＊　＊　＊

私たちは、誰でも「寂しさ」を持っています。

「寂しさの起源」については
コチラの記事を参考にしていただきたいのですが

参考記事：
＞＞「クリスマスが近づくにつれ、憂鬱になる①」～寂しさの心理学～

＞＞途中からなので、読みにくいかもしれませんが、
寂しさの起源だけ読みたい方は、こちらから。

寂しさを感じてるときって、
あんまりいい気持ち・・ではないですよね。

切ないって、いいますか。
やりきれない、といいますか。

できれば、あんまり自覚、したくない・・。

ですから私たちは、
寂しいな・・って感じそうになると

それを回避しようとして、アレコレもがいたりします。

たとえば、わざと明るく
「なんでもないふう」に振舞って、気を紛らわせたり。

感情を切り離して、
何でもない風を装ったり。

わざわざ、相手にケンカを吹っかけてみたり。

参考記事：
＞＞ひさしぶりのデートに、ケンカをしてしまう心理
～寂しさの抑圧の視点から～

私が最近体験した出来事をあげますと。

先日、お友だちと遊びに行ってきたのですが、

夕方になってきて、そろそろ帰る準備をしようかしら・・
って気配を察した途端、

お友だちのお子さんたちが、

急に、さっきまでやらなかったような行動を始めたり、と
なんとな～～～～く、そわそわし始めたんですよ。

（帰り際に、パチリ）

帰る準備も、モタモタ・・。
急かしても、いつまでも、準備が整わない。

普通に考えたら、
「もう、遊びつかれちゃったのかな？」って感じですよね。

もちろん、それもあると思います。

でも「寂しさ」に敏感な私は、
ちょっと、声を掛けることにしたんですよ。

「今日はいっぱいいっぱい楽しかったから、
終わっちゃうのが、寂しいんだよね～～。

また、みんなで遊ぼうね！」って。

そしたら、ちょっと、はにかんでましたよ（笑）
まぁ、、、私がさびしかったのかもしれませんけどね（汗）

＊　＊　＊　＊

じつは「寂しい」って感じたとき、
「どんな風に表現するか」って、人それぞれ違います。

たとえば、

「えー、帰りたくなーい！」とか、
「寂しい～～～～～」って泣くとか。
「また来ようね、絶対だよ」って連呼するとか。

「お気に入りの人に、くっついてはなれない」

なんて感じは、分かりやすいですよね。
とってもとっても、素直だと思います。

でも、うまく表現できないときや
しちゃいけない、と思っているとき、

寂しさを感じてはいるけど、
どうしたらいいのか分からないときって、

（男性や、自立的な女性に多いですね）

な～んか違うことで
駄々をこねはじめたり、当り散らしてみたり。

急に、その場から消えてみたり（？！）
急に、ゲームを始めてみたり、

そそくさと準備をして、
ひとりだけ、さくっと帰ってみたり。

一見、寂しいって分かりにくい
行動を起こすことって、あるんですよ。

子供だけではなく、
実は大人だって、同じなんです。

それどころか、

「寂しい」なんて言ってちゃいけない、
という制限を持ちやすい「大人」のほうが、

こういう行動に出やすかったりします。

たとえば、

デートの帰り際、
急に仕事のメールをチェックし出す彼、

とかいると思うのですが、

「仕事が立て込んでいるから」という理由だけではなく、

単に「バイバイ」する寂しさを、
ちょっとでも紛らわせたい、という人も多いんですよ（笑）

本人に、自覚はないと思いますけどね。

・・・まぁ、彼女視点からすると、

そんな行動が、「仕事を優先されているように」感じて、
さびしかったりもするんですが。

感情は抑圧してしまうと
自分の中にたまっていってしまいますし、

自分の気持ちって、
ちゃんと口に出して表現しないと、周りに正しく伝わりません。