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服部希美
心理カウンセラー/講師
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なかなかいいなと思える人が見つからない・・と感じる方は、自分を否定していないかチェックしてみよう

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日は、カウンセリングサービス公式ブログ
恋愛テクニックに寄稿しました記事をこちらでもご紹介します。

結婚相談所に登録してみたり
アプリなどで婚活をしているけれど
なかなかいいなと思える人と出会えません・・。

こういう悩みを友人や親に相談すると

結婚と恋愛は違うのだから
いいな、と思う人を探そうとすること自体が間違っているのよ、とか。
高望みをしすぎているのよ、なんて言われることも多くて
だんだんと、どうしたらいいのか分からなくなってきました。

こんなご相談をカウンセリングではお伺いすることは多いです。

ケースバイケースではありますが、
こういうパターンをお持ちの方の中に
「自己否定」が眠っていることが少なくありません。

たとえばですが
婚活の場ではじめてお会いした人とお話しすることって、誰でも緊張しますよね。

そんなとき、頑張り屋さんほど
勇気を奮い立たせて、なるべく笑顔で接したり、
自分から話しかけたり、相手の話をいっしょうけんめい聞いたりして、
場を盛り上げたりすると思うのです^^

笑顔で自分から話しかけることや
相手の話をしっかり聞いて、反応をすること。

この行為自体は、素晴らしいことですし
お相手にも魅力的に映りますし、喜ばれると思うのですよね。

その結果、お相手から「もう一度会いたいです」と言われることも出てくるかと思います。

ここで「そんなふうに言ってもらえるって嬉しいな!」と喜びを感じられたり
婚活の場で自分も楽しく過ごせていられているならいいのですが・・

「こんな私は、このぐらいやらないと誰にも好きになってもらえない」という自己否定があり

頑張って笑顔で接する。
自分から一生懸命話しかける。
相手の話に一生懸命反応する。

ということを頑張っていたのだとしたら・・どうでしょう?

「無理をして頑張った私だから、相手は気に入ってくれたんでしょう?」
・・・こんなふうに感じる方も多いと思うのです。

婚活の場も、苦しくて仕方がないと思いますし
もう一度会いたいな・・と思えなくても、無理はないことなのかなと思うのですね。

また、自己否定を持ちながら頑張り続けると
自分のことを好きになってくれる異性に魅力を感じにくい、ということも起きやすくなります。

誰かこんな私のことを好きになってくれないかな、と思う反面

「こんな自分のことが好きだなんて、見る目がない人だな」
「こんな自分が好きだなんて、きっと”私と同じように”ダメな人に違いない」
「こんなダメな私の目の前に、素敵な人が現れるわけないよ」

自分のことを否定していればいるだけ

自分の目の前にいる人や
自分のことを気に入ってくれる人も、無意識に否定してしまうわけですね。

その結果

「なかなか、いいなと思う人と巡り会えない」とか、
「相手から近づいてきたり、好きになられるとサッと冷める」という
恋愛パターンを繰り返してしまう方もいるようですよ。

こういう「何かで補おうとしたり、ダメな自分を隠そうとする行為」のことを
心理学では「補償行為」といいます。

補償行為は、やっている行為自体は素晴らしく、
相手から喜んでもらえたり、いい評価をしてもらえることも多いのですが
やっている本人にとっては、あまり得られるものがないという特徴があります。

それどころか、補償行為を続けていくことで
関係性を続けていくことが苦しくなったり、燃え尽きてしまったり
「こんなことをやっていて、意味があるんだろうか」とむなしさを感じやすくなるのですね。

婚活をやってはいるけれど・・なんだかむなしくなってきちゃった。
好きになられると冷めてしまう・・
出会う人出会う人、なんだかつまらない人だと感じてしまう。

そんなときには「私は自己否定したり、補償行為をやっていないかな?」とチェックしてみるといいかもしれませんね。

目次

補償行為を手放して、喜びを感じあえる関係を築く

補償行為をしてしまう気持ちを手放していくためには、自己承認が大切になります。

自分のいいところ、人から誉めてもらったこと、喜んでもらったことがあれば
まずはそのまま「こういうところが私のいいところなのかもしれない」と思ってみてくださいね。

補償行為をしている時には、なかなか受け取れないかもしれませんが・・

周りからしてみたら、あなたの行為に救われたり、
あなたの存在がありがたかったり、嬉しかったり、役に立ったりしていることに違いはありませんし

補償行為をしてしまう気持ちの裏には
あなたなりに、相手への思いやりや、愛情もあったのではないでしょうか?

たとえば、婚活の場で
自分も不安と緊張している中で

笑顔で接すること。
自分から話しかけてみること。
相手の話に反応をすること。

これって、なかなか出来ないことだと思うのです。

たとえば婚活の場でムスッとして、相手から話しかけてくれるのを待ったり
「私を喜ばせなさいよ!」と受け身になることだって出来るかもしれないけれど
あなたは、自分から行動に移したわけですよね。

相手の気持ちを思いやれること、寄り添えること
自分から行動ができる勇気は素晴らしいことで
あなたはとても優しく、思いやりのある方だという証拠だと思うのです。

あなたのもうすでに持っていらっしゃる優しさや
愛の深さをあなた自身が承認することができると、
補償行為をしなくても大丈夫かもしれない、と少しづつ補償行為を手放していくことができたりします。

勇気と根気も必要かと思いますが、よかったらチャレンジしてみてください。

また、補償行為に気づいたときには、動機を切り替えていくことも有効です。

たとえば笑顔で接しよう、と思った時に
「笑顔でいなければ愛されない」という「怖れ」からやっているなと気づいたら
「私の笑顔で、この人を安心させてあげよう」とか
「場がすこしでも和むといいな」とか「相手に愛を与える視点」に切り替えてやってみてください。

自分から話しかける時にも
「自分からアピールしないと次がない」という「怖れ」からやっているなと気づいたら
「相手も緊張しているだろうから、私から話しかけてみよう」とか
「この場を楽しく過ごすきっかけになるといいな」という「相手に愛を与える視点」に切り替えてやってみてくださいね。

すると相手が喜んでくれた、話が弾んだ反応を見て
「話しかけてよかったな」「やってよかったなぁ」という満足感、達成感、感動というものを得やすくなります。
いい時間を過ごせるようになり、いいなと感じられる人との出会いが増えてくるかもしれませんよ。

よかったらお試しくださいね。

あなたが幸せな関係を築くための参考になれば幸いです。

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心理カウンセラー服部希美
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