自分のことよりも、相手のことを真っ先に考える。
優しくて、周りに気遣いできて、職場でも、お友だち関係でも
「あの人、いい人だよね~」って好印象を持たれる。
でも、なんだか恋愛だけはうまくいかない。
「私、女性として魅力がないのかな・・?」
今日は、「いい人・優等生でとっても素敵な女性なのに、恋愛がうまくいっていない人」の恋愛は
実は「しらずしらず、自分らしさをひっこめているだけ、かもしれませんよ〜」という視点からのお話と、
「意識してみるといいこと」をお伝えします。
いい人の恋愛がどうしてうまくいかないの?
いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
今日は「恋愛がうまくいっていない、いい人」の恋愛のコツ。
服部のお客さまにも、このタイプの方が本当に本当に多いんです。
えっ、どうして
こんなにステキな女性が、恋愛で苦戦してるの??
な~んて、私がビックリしちゃうことも少なくありません^^;
でね、解説に入る前に、
まずみなさまに最初にお伝えしたいことがあるのです。
それは、あなたが女性として魅力がないのではないということ。
基本的にですね。
辛い経験を繰り返すのには、かならず心理的に理由があるのです。
あなたに魅力がないわけでも、
わがままなわけでも、なんでもなくて
それどころか、よく頑張っている状態なのですね。
では、あなたのうまくいかない理由は何でしょう?
今日は一緒に、すこし心に耳を傾けてみましょうね。
魅力がないのでなければ、どうして恋愛がうまくいかないの?
職場でも、お友だち関係でも
「あの人、いい人だよね~」って好印象を持たれる方が、
恋愛には苦戦しているだけでなく、辛い経験を重ねていらっしゃる。
こういうときって、
「私、女性として魅力がないのかな・・?」って誤解してしまいがちなのですが、
「恋愛がうまくいっていない、いい人」の場合、
ちょっと、いい人であることをやり過ぎちゃってることが多いんです。
優しさはあなたの良さ。でも、このワードが付いていませんか?
恋愛のパターンの多くは、
幼少期に「親に対して自分がやってきたこと」から、影響をされやすいといわれています。
たとえば「いい人・優等生」をやってきた方は
自分の気持ちは後回しにして、親を立てたり、妹弟の面倒を見たり、と
小さなころから「けなげないい子」だったことが多い傾向にあります。
相手の身になって考えられる。
優しくて、周りに気遣いできる。
このこと自体は、あなたの優しさの表れでもあるのですが
「恋愛がうまくいっていない、いい人」の場合、すべてにおいて
「自分よりも」
というワードがくっつきやすいんです。
「自分よりも」彼の気持ちを優先したり、
「自分よりも」職場の都合を優先したり、
「自分よりも」お友だちの心配をしちゃったり。
こういうところ、ありませんか?
人に優しくできることは、あなたの良さでもあるのだけれど
自分のことを後回しにしてしまうと、相手と対等な関係を築きにくくなってしまいます。
たとえば
彼のワガママを聞きすぎてしまってダメンズさんにしてしまったり
望まない関係のまま、ずるずると関係を続けてしまう、なんてことが起きやすくなってしまうのですね^^;
でも、自分のことを優先するのは「ワガママ」ではないでしょうか?
とはいえ、
とても優しいあなたはこんなことを感じるかもしれませんね。
自分を優先したら、ワガママになりませんか?
きっとね、この発想が出てくる方というのは
自分の欲求や、頼りたい気持ちなど、人として当たり前に持っていていいものを
「きっと大切な人の重荷になる」と思い、ひとりで頑張ってこられた方だと思うのです。
私のことで、大切な人を困らせたくない、そんなふうに感じちゃいませんか?
でもね、実は
「自分の気持ちを大切にする」ことと、
「ワガママ」であることは、全然違うのです。
人を大切にしたい思いは、そのままでいいのです。
そのうえで
あなたの大切な人を扱うように
自分のことも大切に扱ってあげる。
あなたのことを大切に思う人にも
あなたを大切に扱わせてあげる。
ここが、とても大事なんです。
あなたのことを大切に思う人も、あなたが大切な人を思うように
あなたの好きや幸せを大切にしたいと思うし、あなたの気持ちを知りたいもの。
あなたが困っている時には、助けになれたらと思うし
あなたが叶えたいものがあるなら、叶えてあげたい!と思っているのです。
自分のことを後回しにしていると
自分も大切な人から、大切に思われているということが抜け落ちてしまいがちですが
支え、支えられる「対等な関係」を築くためには
あなた自身も、大切にする必要があるのですね。
脱、いい人すぎるわたし。愛し愛される関係を築こう!
「いい人であることをやり過ぎちゃってる」人が
自分の気持ちも大切にできるようになるための最大のポイントは「気づくこと」
そして、実際に「自分の気持ちを優先させる練習をしていくこと」です。
ここからは、実際に取り組んでみるといいことをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
STEP1:周りを優先してしまうクセに気づく
まずは「自分よりも」優先してしまう
「後回しにしてしまうクセ」に気づいていきましょう。
自分が我慢しておけばいいやって思っていませんか?
自分の事は、まあいいや。
周りが喜んでくれればそれでいい。
「それでいいよ」「なんでもいいよ」が口癖になっていませんか?
自分の予定に合わせてもらう=相手に迷惑をかけると思っていませんか?
人に自分の予定に合わせてもらうことに罪悪感を感じすぎていませんか?
「私らしく好きに生きる」とイメージした時に、親に迷惑をかけるとか、申し訳ないと感じていませんか?
「人が私をどう思うか」が基準になっていませんか?
「こんなことを言ったら冷たい人だって思われるかな」
周りに気をまわし過ぎて、自分がどう思うか?自分の意見を飲み込んでいませんか?
この状態が当たり前になっていると
無意識に自分を置き去りにしてしまいますのでね
ちょっとチェックしてみてくださいね。
STEP2:自分の気持ちに気づく
次に「自分の欲求(気持ち)」にも気づき、大切にしていきましょう。
私は、何が好きで、
私は、何に幸せを感じて、
私は、どうしたいのか?
ちゃんと、感じられていますか?
自分の気持ちがわからない状態のまま過ごしているときの多くは
幸せの基準や行動の基準が、周りの人が基準となってしまいがちですね。
私は、何が好きで、
私は、何に幸せを感じて、
私は、どうしたいのか?こそ「私らしさ」です^^
とくに恋愛は「自分らしさ」に惹かれあうもの、ですから!
小さな「好き」「心地よい」「幸せ」に気づく時間、
感じる時間を、大事にしていただけたらと思います。
自分の気持ちを見つけるコツは「頭で考えるのではなく、感じること!」
自分と向き合うというと、うんうん考え抜くイメージがあるかもしれませんが
気持ち(感情)は、感じるもの。
実際に、気になるところに出かけてみたり、
肌触りがいいなーと思うものを触ってみたり、
会いたい人に会いにいってみたり、味わって食事をしてみたり、
ファッション雑誌や旅行雑誌を見て「いいな」と思えるものを見つけたり・・・
「感じること」をやってみてください。
このときに「すっごく幸せを感じることじゃないとダメ」とか「人に言えるような立派なことじゃないと!」
「人生を左右するような、大きなインパクトがあるものじゃないと意味がない」みたいに設定しだすと
とたんに、わからなくなります^^;消えてなくなります(経験談)
ちいさな、ほわっとしたもの。あなたの感性に響いたもの。
大切にしていただけたらなと思います。
(良かったら、服部にも聞かせてやってくださいね〜!)
STEP3:いつもと違う「行動」をしてみる
周りの人や彼を基準に行動していたかも、
自分らしさをひっこめていたかも・・と自覚が出てきた人は、すこ~~しだけ、
いままでの「自分だけ後まわしのパターン」から、外れた行動をしてみる
だけでも、見える世界が変わって来ることが多いです。
無理やり、彼の予定に合わせてデートしていたのであれば
「私はこの日が都合がいいのだけど、どうかな?」って先に提案してみるとか。
恋愛の場面ではなくてもいいですよ〜。
友達と遊んでいて疲れてきたときに、普段だったら友達の体力に合わせて頑張るところを
「ねぇ、疲れちゃったからカフェに入ろ!」って誘ってみるとか。
1ヶ月に一度、誰にも邪魔されない自分優先の日を1日作る!とか。
食べたいスイーツの行列に並んでみる、とか。
そうやって、できそうなところから枠を壊していってみてください。
あれ、自分がやりたいことやっても、大丈夫なんじゃない!?
って思えるようになってきたら、しめたもの(笑)
職場でも、お友だち関係でも、恋愛でも。
いろいろな場面で、いつもと「ちょっと違った」流れがやってくるはずですよ!
日常の、細やかな所から
「いつもと、ちょっと違う選択をしてみる」
けっこう効果的ですので、お試しくださいね^^
以上3ステップをまとめると、こんなかんじ。
- 無意識に、周りを優先していることに気づく
- 自分の気持ち=自分らしさに気づく
- いままでの行動パターンを変えていく
こういうタイプの方は
ワガママの対極というほど、健気に
「うわ、いまの私、ワガママかも><」と焦るぐらいが丁度良かったりしますから(笑)
ちょっとドキドキしながら
チャレンジしていただけたらと思いますよ。
罪悪感が出てきました、そんなときには
とはいえ
いつもと違う行動を起こしたら、見える景色が違うどころか、
「私がこんなことしていいのか」という気持ちが湧いてきて罪悪感が凄いです。
こういう方もいらっしゃるかもしれません。
「自分だけ、後まわしパターン」から
外れた行動をしてみた時、過剰に罪悪感が出てくる方はですね
心の奥深い部分に「親への罪悪感」や「幸せになる罪悪感」が眠っていることも多いです。
その場合は、恋愛の方面から紐解くよりも
「本当の意味での親離れ」をテーマに取り組んだほうが早いことも。
実際のカウンセリングでは、
あなたのお悩みにあわせて心理分析やアプローチを
変化させていったりするのですけどね
「親離れ」を書き始めると長くなりますので^^;またの機会にでも。
ご興味のある方は、カウンセリングもご活用くださいね。
*
健気なあなたの愛情が、大切な人にちゃ~んと届き
いい関係を築くことが出来ますように。
応援してますね。
参考になれば幸いです。
服部のカウンセリングは完全予約制です。
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