自分では、無理をしているつもりはないんだけれど、
人と会ったあとに、どっと疲れている自分がいる。
大きな問題が起きているわけじゃないんだけど、毎日が、なんだかしんどい。
そんなときには、
「無意識に、人に合わせちゃうクセ」が発動しているかもしれませんね。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日は、「無意識に、人に合わせちゃう」クセの話。
このクセ、というのはなかなか自覚しにくいんですよね。
そりゃそうですよね、無意識ですから。
ですから、こういったタイプの方のカウンセリングでは、
ぜんぜん違う恋愛や対人関係のお悩みで来られてカウンセリングを重ねていくうちに
・・・・!私、もしかして!!
って、気づく瞬間がくる、もしくは
なんか、最近、すっごくイライラしちゃうんです!
いったい、どうしちゃったのでしょう?
というご相談が出てきたりして、
「知らず知らず、自分を置き去りにして
人に合わせちゃってたのかもしれませんね~」
というカウンセラーからのフィードバックを聞いて、気づく。
というプロセスをたどることも、多かったりします。
それほどまでに、当たり前の感覚で「身についちゃっている」ものだったりするんですよ。
人の合わせているのは「無自覚」のことが多い
というのもね、実は私がこのタイプなんです。
正直、カウンセリングを受け始めるまでは
あまり自覚がありませんでした。
正確には、自覚がある部分も多々あったんです。
でも「こんなことまで、人に合わせていたんだ!」って、気づくことが多かったんですよね。
たとえば、本当は嫌だけれど
場の空気を読んで「OK」を出したり
酷い言葉を投げつけられても
「あの人はああいう人だから仕方がないよね」って傷ついていないふりをしたり。
友人と食事に行って何かを頼むにも
みんなと同じぐらいに食べ終われそうなもの、浮かないものを選んだり。
言葉遣いや雰囲気を、無意識に相手に合わせたり。
相談したカウンセラーさんから
「えーーーー!そんなことまで考えてたの?
そりゃ、生きづらいよ」ってびっくりされたぐらい、私の人生は「人に合わせっぱなし」だったように思います。
周りからすると、その反動が「自由人」に見えていたかもしれませんけども^^;
本当に息をするように・・人に合わせてきた。気を使ってきた。
そんな人生だったように思います。
*
実は私たちの心は「自分の心をだます」ことを良くやります。
自分から「嫌われないように合わせておこう」って思っているうちはまだマシで。
「私はこうやって感じているから、やっているんだ」
と思っていることが
実は人に合わせていた、ということは、すごく多かったりするのですよね。
あたかも、自分がそう感じているように思えることが
誰かの価値観が入りこんでいるだけ、だったりね。
そのことで、自分の価値観が追いやられていて
苦しくなっていることってけっこうあるんですよ〜。
私たち人間は、知らず知らずに影響を与え合って生きていますから。
いいも悪いも、ないんですけどね。
だからこそ、なんだか良く分からない「生き辛さ」を感じたときには、
私はいま、自分の気持ちを置いてけぼりにしていないかな?
って、チェックしてみていただけたらなって思うのです。
もちろん、人と生きている以上
全てを自分中心というわけにはいかないでしょう。
でもね、本当は自分が何を感じているのか。
気づいてあげることって、すごく大事ですよ。
それだけでも、自分を大切にしていることと同じ。
そうしないとねー・・脅すわけじゃないんですけども。
人とうまく行かなかった時にね、空っぽになっちゃうんです。
自分の中に、何にも残ってなかったなって。なにやってたんだろうって。
覗いてみたら、むなしさでいーーっぱい。
抜け殻になっちゃうことも、多いですから。
(まぁその奥には、大切なものもいっぱいあるのですけどね!)
*
「人に合わせるクセが自覚できても、手放すことが出来ません><」
という場合は、抵抗感を取り除いたり、
「自分を大切にしながら、人と関わる」練習をしていきましょうね。
あなたが、大切な人も
自分も大切にして生きるための
参考になれば、幸いです。
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