パートナーに優しくされると申し訳ないと感じる。
なんだか、居心地が悪い。なんか悪い態度を取りたくなる。
こんなときには「あなたらしい優しさ」を見失っているとき、なのかもしれませんね。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。
パートナーが自分のことを優しく気遣ってくれたり
思いやりのある言葉をかけてくれる
普通であれば、嬉しく感じる「優しさ」なのに、
なぜか、優しくされればされるだけ苦しくなってくる。
そのうちに、追い詰められてきて
パートナーに不満をぶちまけちゃいました。
こんなお話をカウンセリングではお伺いすることがあるのですよね〜。
とくに、カウンセリングの場だからこそ
お聞きすることが多いご相談内容なのかもしれないなーとも思うのです。
だって、こういう系って、友人とかに相談すると
こんなことが返ってきそうな感じがしません？＾＾；
「えー！いいじゃん！優しくしてもらえるだなんて！」
「優しいパートナーに甘えてちゃダメよ〜」
「なにそれ、のろけ？本当はそんなに困ってないでしょ」
相談することが、そもそもしにくい・・みたいな。
優しくしてもらうことが申し訳なく感じているときには、同じだけ返さなきゃというプレッシャーがある
でね、
「優しくしてもらうことが申し訳なく感じる」
「優しくされると居心地が悪くなる」
その心理の裏側には、いろんな心理が隠れて入るのですが、ひとつとして
「完璧でなければいけない」という心理が隠れていることがあるのですね。
つまり、自分に完璧を求めていると、
人の優しさが申し訳なく感じてしまうことがあるのですよー。
その理由は「私も、完璧にパートナーに優しさを返さなければならない」と感じちゃうから。
優しくしてもらった分、私もパートナーに優しくしてあげなくちゃ。
私だって受け入れてもらったんだから、パートナーのことも受け入れなきゃ。
これ、優しくて愛情深い人からするとね
とってもとっても大きなプレッシャーになっちゃうと思うのです。
がんばって、優しい人を演じなきゃいけない。
だって・・・相手は、大好きで幸せになってほしいと願う、パートナーのことだから。
こんなときにはね、
「してもらったように、完璧にパートナーを愛さなきゃいけない」というルールを
「自分のできることで、自分なりに愛していこう」に変えていくといいかもしれません。
パートナーが与えてくれた優しさと、あなたの優しさは違っていい
パートナーはパートナーが得意とする愛し方で、あなたを愛していると思うのです。
たとえば、デート代をいつもご馳走をしてくれることが申し訳なく感じる。
こんなときには、パートナーがそうやって「お金のことは、僕に任せて」って
「自分のできること」のひとつに、数えているのかもしれません。
そうやって、ご馳走することで
パートナー自身が「自分は愛する人のために、なにかやれている」って自信につながっていることもあるわけです。
たとえば、パートナーは自分が疲れているときにマッサージしてくれる。
お料理をしておいてくれる、とするならば。
癒しの存在である自分や
このぐらいのことはやりますよーって、他のことよりも苦じゃ無い場合も多いんです。
そしてね。パートナーだって完璧なんかじゃない。
つまり。
あなたが「優しくしてくれて嬉しい」と思っていることは、
あなたが思うよりも、我慢や犠牲をしておらず
パートナーがあげたい優しさと単に一致しているだけ、だということもあるのですよね。
では、優しくしたい、大切な人を喜ばせてあげたいと思うがあまり
我慢や犠牲をしちゃっているのは誰でしょう・・・？
答えは、分かりますよね。
あなたの中にある優しさを、表現していくだけでいい
そしてね。
そもそも、いま、パートナーはあなたを選んでいますよね＾＾
あなたは自分のことだから、あまり気づいていないかもしれないけれど・・
あなたが自然としたことで、パートナーがいい気分になっているからこそ
あなたとのお付き合いが続いているわけです。
たとえば、あなたが何気なくかけている「労りの言葉」であったり
疲れが吹っ飛ぶような笑顔や可愛らしさであったり
相談すると、心強い回答が返ってくることだったり
さりげなく、街を歩いている人に優しく微笑みかけている様子で心が温まったり
不器用ながらも、いっしょうけんめい、頑張っている姿に勇気づけられたり
あなたが、他の誰かにならなくても。
無理や犠牲をしなくても。
あなたが自然と与えている優しさや思いやりって、あるはずですし
優しくされるのが申し訳ない、と思う気持ちも
相手を思いやる、優しさからきてたりしませんか？
あなたの心の中にはね、すでに、優しさがいっぱい詰まっています。
あなたは、あなたでいいのです。
あなただから、いいんですよね。
あなたらしい優しさ、見失っていませんか？
とはいえ、いろんな出来事があって
「こんな自分じゃダメなんだ」って、違う自分になろうとして
わけがわからなくなっちゃっている、ということもあるのではないかなって思うのです。
たとえば、過去の失恋で
元パートナーに「こういうところが、嫌だったんだ！」って言われたことが胸に刺さってしまった。
良かれと思ったことが、嫌がられてしまった。
本当は、それこそが、あなたらしさであり、
単に優しさが合わなかっただけだったりするのだけれど
「よき自分」を封印してしまったがあまりに
優しくしなきゃ、これでいいのかな、って彷徨ってしまう。
そんな中途半端な自分を愛されても、申し訳ないとしか感じられない。
こういうことも起きてたりしますからね。
一度、心を整理して
あなた自身を取り戻してあげることも、大切なのかもしれませんね。
このあたりはカウンセリングを使っていただくと早いかなって思いますのでね
よかったらカウンセリングもご活用くださいね。
あなたは、他の誰かにならなくても。
十分に素晴らしいし、優しさに溢れている人ですよ。
ぜひ、あなた自身も大切にして
大好きなパートナーといい関係を築いてくださいね。
参考になれば幸いです。
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