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服部希美
心理カウンセラー/講師
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人をサポートする仕事についている方が気を付けておくといいこと

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

こういうお仕事をしていると、
「カウンセリングというお仕事って大変なお仕事ですよね~」
なんて、声をかけていただくことがけっこう多いです。

人のお悩みを聞くのって、辛くないですか?
自分まで落ち込んじゃいませんか?
こんな話をして、ひいちゃいませんか?

みたいなことを、心配していただくのですよね。

この前の1DAYワークショップの一コマ♪みんな現役の心理カウンセラーです^^

こういうご配慮を下さる方、というのはね、きっと優しい方だと思うのです。

大切な人に寄り添い、親身になってお話を聞くというご経験をされたのだと思うのです。
そうでなければ、その発想って生まれませんから。

そしてね、そうやって「誰かの心に寄り添い、話を聞く」ということが・・
「うーん、けっこうしんどうな」とか「これでいいのかな、力になれているのかな」と
感じることも、多かったということではないかな?と思うのですね。

で、先ほどのご質問のお答えとしては・・
おそらく、ご想像されているようなことにはならないので大丈夫ですよ、という感じなのですよね

なぜなら、心理カウンセラーとしてお話をおうかがいしているときって
お悩みを通して、その方なりの愛情や意欲のお話をお伺いしているから、なんですよね。

ご本人さまは、ご自身を責めていらっしゃったりしますけども
愛の深さに感動して 私まで胸が震えちゃうことって、多いのです。

とくに私の場合、クライアントさまと併走させていただく
カウンセリングスタイルなので、余計なのかもしれませんけどね^^

そしてね、きちんとお話をおうかがいできるよう
日々の自分の心のケアや、自分と向き合うということを大切にしたり
自分を励ましてくれる仲間や、先輩などときちんとつながっておくこと
心のプロとして、学び続けることなどなど・・

「ベストな状態に自分を保つように心がける」こともね、
長くカウンセラーというお仕事を続けていくために、
そして、よりよいカウンセリングをご提供するために、大切な要素だと思っているんですよね。

ついつい、優しい方ほど
自分のことは横に置いておいて無理をしすぎたり
自分がやらなきゃ、なんとかしなきゃと抱え込んでしまったりしませんか?

無力さを、ひとりで抱え込んでしまう人もいらっしゃるかもしれません。

好きな人のことなんだから・・
好きで始めた仕事なんだから・・
自分よりも大変な人がいるんだから・・
せっかく喜んでもらえているのだから・・
そんなふうにね、ゴリ押しし続けて潰れてしまうこともね、少なくないと思うのです。

まぁ、私もそういうタイプだったのですけどね。

でもね、それじゃ
どれだけお仕事に意欲があり、愛があっても・・
相手を親身に思っていても、支援する側が潰れてしまいかねないんですよね。

そして、自分が潰れてしまうと・・
大切な人が「あなたを潰してしまってごめんなさい」という罪悪感にもはまってしまいかねない^^;

ですからね、誰かをサポートしたいと感じる方ほど
「自分も大事にする」ということは、とってもとっても大事だったりするんですよね。

ということで。
自分の経験を踏まえまして

人をサポートする仕事についている方が気を付けておくといいこと

というテーマで、1記事書いてみましたので、よかったら読んでみてくださいね。

目次

精神的な疲労にも、気づいてあげることが大事です。

たとえば、レストランの店員さんなどをはじめとする接客業。
失恋したてのボロボロな日でも、お客さんの前では普段通り、笑顔で元気に「いらっしゃいませ!」と接客をしなければなりませんね。

たとえば、介護や福祉、医療に関わるお仕事をされている方。
患者さんや利用者さんの心がアップダウンする中でも、地に足をつけて冷静に対応していくことが求められますね。

コールセンターや顧客対応などの窓口業務であれば、ときには、お相手から怒りを浴びることもあるでしょう。
それでも、言い返したりするわけにはいきませんから、自分の感情をコントロールして、責務に全うされると思うのです。

部下を指導する側にある管理責任者。
本当は細かいことを言いたくはないのだけれど、心を鬼にして部下を指導する、なんてことは日常茶飯事だったりします。

世の中には、肉体労働の他に、精神的な負荷がかかる労働があります。
とくに「自分の感情」を使って人をサポートする職種についている方は、精神的な疲れを抱え込みやすい傾向にあり、ある日突然燃え尽きてしまう・・そんな方も少なくないようです。

その仕事を長く続けていこうと思ったら、負荷を減らすよう工夫したり、負荷がかかった分、しっかりと休息をとって回復することが求められるのですが、肉体的な休息より、精神的な休息をとる方が難しかったりもします。

今日はそんなお仕事で貢献してくださっているあなただからこそ、すこし気を付けておくといいこと、をいくつかご提案します。
良かったら日常に取り入れてみてくださいね。

自分の本当の感情に目を向けよう

お仕事中は、自分の感情に蓋をして対応することが求められます。

一時であればいいのですが、自分の感情に蓋をしっぱなしで長い期間頑張り続けてしまうと、自分の感情がわからなくなり、疲れていることすら自覚ができなくなります。

ですから、1日の中で「自分の感情に気づく」時間を確保し、ケアする時間をとってみてください。

たとえば1日の最後に「今日感じた気持ち」の日記をつけることで客観視してみたり、信頼できる友人やカウンセリングなどを利用して自分が何を感じているのかを整理するのがオススメです。

もし精神的な疲れを慢性的に感じているのであれば、それを減らすためにはどうしたらいいか?抱え込みやすい考え方をしていないか?チェックをし、改善していくのも大切ですね。

自分の感情を大事にする時間も作ろう

仕事を意欲的に取り組むことは素晴らしいことですが、自分の感情も大事にしてあげましょう。

ネガティブな感情を感じることは悪いことではありません。
こんなことを思っちゃダメ、と自分を縛るのではなく、そう思いながらも頑張っている自分を認めてあげてくださいね。

辛い気持ちを打ち明けよう

ひとりで抱えきれないなと思ったら、早めに信頼できる人に相談するのも大切です。

同じ職場に理解者が1人いるだけで、精神的な負担は随分と変わります。

たとえば「最近落ち込んでいるので、笑顔で接客するのが辛いときがあります」「お客様のクレームを聞いたあとに、何日も落ち込んでしまい辛いです」など・・。
「私はこう感じています」と自分の気持ちを伝えてみてくださいね。

素の自分でいられる時間を作ろう

真面目で誠実な人ほど、プライベートな時間にも
「自分の感情に蓋をして」いい人で過ごしてしまうことが多いようです。

お仕事から離れたら、素直なあなたで過ごせるといいですね。

なかなか仕事モードから離れられない場合は、趣味のサークルや慣れ親しんだお友達など、素でいられる人と一緒に過ごしたり、普段の生活範囲から離れた場所に旅行に出かけるのも効果的ですよ。

最後に。

「自分の感情」を使って人をサポートする職種に興味を持ち、従事されている方は、とても優しい方が多いです。

自分のことよりも、相手のこと。

できるだけ相手の期待に応えてあげたい、そんな献身的な方ばかりだと思うのですね。

でも、だからこそ、心の疲労を抱え込みやすく、気づきにくいものだったりしますから、
ぜひ、今回の記事を参考にしていただき、自分のケアにも目を向けていただけたらなと思います。

カウンセリングもお気軽にご活用くださいね。
参考になれば幸いです。

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