人は寂しいと怒りだすというお話～寂しさを感じやすい秋だからこそ「寂しさについて考察してみる」

実は、このパターンをお持ちの方は、
とても優しくて頑張り屋さん。

でも寂しさを一人で抱え込んで
見ないようにして過ごしていることが多いのも特徴なのです。

今日は「秋の気分の不安定さ」の原因にもなっている
「寂しさ」について、書いてみたいと思います。

 

「人ってね、さびしすぎると怒っちゃうんだよ」

カウンセリングでこんな話をすると

「えええ、寂しいと腹が立つんですか！？」

って、けっこうビックリされちゃうのですが
実はとっても身近な反応だと思うのですよね。

たとえば、子供を見ていると、わかりやすいと思うのです！

私には姪っ子ちゃんがいるんですけどね、
姪っ子ちゃんは私のことが大好きらしく

おうちに遊びに行くと「のんちゃんが来た！」って
大歓迎してくれるのですね。

飛んだり跳ねたり、くっついたり
もう大忙し（かわいいお年頃です笑）

でもですね～・・
私も帰らなきゃいけない時間が迫ってくるわけです。

ああ、そろそろかな。
そんな空気を察するとですね。

だんだんと、ぐずりだすわけです＾＾；

もうね～、小さい子なりに、
あの手この手を使って、帰らせないように仕掛けてきます。

私の罪悪感をつつきまくるし
私もつつかれまくります（笑）

・・・・それでもやっぱり
大人の事情があるわけ、なのですよね。

最後の最後

「また来るからね！」

ってお約束しているときの
姪っ子ちゃんの、うらめしそうな顔ったら・・。

もうね、めっちゃ怒っているのです。

何で帰るの？！どうして！！
のんちゃんなんて大嫌い！って。

でもね、それって
ただただ、寂しいってことなんです。

いっぱいいっぱい楽しかったから、離れちゃうのが寂しいのですよね。

きっとね、彼女なりに分かっていると思うのです。
わがままを言っているわけじゃない。

ただ、わかっているけれど、
心がついていかないだけなんです。

子供ではなくても・・

どうしようもない、と感じる「寂しさ」を
ぐっと飲みこまなきゃいけないとき
私たちは「怒り」を使います。

とくに私の場合、心理学を学んでいくうちに

どんな時に自分がイライラしちゃってたのか？
だんだん分かってきたのですが
その中の一つが「寂しさ」だったのですよね。

ま、ほとんど、自覚はなかったですけども・・・。

正直ですね。

いまでも自分が
「なんだか、いっぱいいっぱいだぞ？」って思うときって
寂しさに気づいてないことが多いのです。

ただ、確実に
何かを感じていることはわかる（笑）

なんか、余裕がない感じ。
ふっとしたときに、泣きたくなる感じがするんです。

昔はその「なんか分からないもの」を、
自分じゃ、どうにもできなくて

姪っ子ちゃんみたいに、
拗ねたり、ぶつけたり、なんとかしてよ！って
彼に丸投げしたりしていたように思います。

もしくは、それをぶつけたくなくて身を引いちゃうか。

そりゃー、恋愛もうまくいかないわけですね。

おかげさまでいまでは、
自分がもやもやしてきちゃったとき

見て見ぬふりをするのではなくて

自分でいろいろ照らし合わせていったり
早めに、素直な気持ちを人に話しているうちに

奥にある
私が本当に感じている、感情が動き出してきて・・

「あああ、私、さびしかったんだ！」って

気づけるようにはなってきたので

ずいぶんと自分の中の寂しさを
「怒り」のまま暴走させずに、扱えるようになってきましたよ

特に、もやもやした状態で
人に話してみるのは大事だなぁと思いますね。

そういえば、数年前、
仕事帰りに電車を乗り間違えてしまい暇だったので
仲良しカウンセラーの高見カウンセラーに、
本当～に他愛ないLINEをしてみたら、

「さびしくなっちゃったの？」ってお返事がきて

え？そうなの？？って思った瞬間
なぜか号泣しちゃった、ということもありました（笑）

自分でもびっくり。
高見カウンセラーもびっくり。
きっと同じホームにいた人もびっくり。

でもね

ああそうか、
最近なんかおかしいなって思ってたのは

一人で頑張っているような気がして、
さびしかったからなんだなぁ～

そんな風に気づいたとき
そのあと、とっても胸が温かくなったのです。

そうやって
自分の寂しさに気づいて

人に受け止めてもらったり。
自分によしよししてあげたり。

寂しさの根本的な原因になっていることを
ちゃんと取り組んであげることができると

寂しさのイライラで、人を攻撃しちゃったり
恋愛を自らぶっこわしちゃうことって、減るのです。

もちろん、寂しさと一言で言っても
いろ～～～～んな種類があるので、
ケースバイケースではあるんですけどもね。

いろいろお話をお伺いしていると

暑さが和らいできた夏から
紅葉がキレイになってくる秋にかけて
寂しさを感じている方って、多いようです。

葉っぱの色が色づいて
枯れていく様子だったり

空が高くなってきたり
肌寒くなってきたり
一年が終わろうとしていることに対して

普段は見ないで済んでいる「
寂しさ」が
湧き上がってくることって多いみたいですよ。

こういう時期は、慢性的に繰り返している
寂しさに気づいてあげられる、いい時期です。

まずは自分で気づいてあげましょうね。

寂しさを感じやすい原因があるのであれば
そこにアプローチしてあげましょう♪

見て見ぬふりし続けるのは、もう、しんどいですよね。

カウンセリングも活用くださいね。
ぜひぜひお気軽に、ご相談くださいませ

あなたが、あなたの寂しさを
喜びに変えるお手伝いが出来たら嬉しいです。

応援していますね！