誰かのために「耐え続ける」のは愛だけど、悲しい愛のすれ違いも起きやすい

の続きです～。

私がこの状況を乗り切れれば、
大事な人に迷惑をかけずに済む。

この人を守りたい。
そのために耐えきりたい。

そんな思いで

ひとり、耐えている。

そんな愛情深い女性のお話を
カウンセリングではお伺いすることが多いのですが・・

恋愛でも対人関係でも、お仕事でも

うーん、その割に報われていないよ・・
分かってもらえてない気がする・・

って感じている方も、けっこう多いようなのですね。

＋＋＋

たとえば・・「耐えている」ときに

周りの人に「怒ってる？」って
誤解されちゃうことあったりしませんか？

中には「私、怒ってますよ！！！」って
自覚がある方も多いかもしれませんね～。

なんか分からないけど、

恨みつらみで心が占領されちゃう＞＜みたいな。

愚痴ばっかり、出てきちゃう、みたいな。

そんな自分は、なんて優しくないのだろう。

なんて、自己嫌悪されてる方も

多いのかな？と思うのですが、、

実はですね～
「耐え続ける」「怒っている」
ここには、心理的に「関連」があるのですね

あなたが怒りを感じていたり

怒ってると誤解されちゃうには、

理由があるんですね。

＋＋＋＋＋

というのも
「耐える」愛し方を続けているとき、
自分の感じている感情を「抑え込んで」しまうことが多いのですが

「感情を抑えるフタ」というのが
実は・・・「怒り」なんですよね～～（汗）

だから「限界を超えて、耐え続けて」しまうと

心が「怒り」や「恨み」で、
いっぱいになってしまったかのように
感じてしまいやすいですし、

まわりに「愛」ではなく「怒り」として
伝わってしまうことが少なくないんです。

たとえば、なのですが・・

旦那さまが単身赴任をしていて
月に一回ぐらいしかお家に帰ってこない。

そんな状態のご家族がいらっしゃるとしましょうね。

そのご夫婦には、子供さんがいらっしゃって
奥様は子供さんの面倒を一手に引き受けている。

子供の成長のこと。
勉強のこと。ママ友のこと。

毎日いろんなことが起きます。
分からないことだらけ。

不安がいっぱい。当たり前ですよね。

たとえ、特に問題が勃発していなくても、
近くに自分の母がいたとしても・・・

この不安の中で、
「この家族を私が守らなきゃ」って
頑張っていらっしゃる方って、とても多いです。

大好きな彼との家族だから。
彼もお仕事、頑張ってくれているから。
私も、このお家を守らなきゃ。

「不安」とか「怖い」とか「悲しい」とか。
感じていてはやってられないので「抑え込んで」

毎日を頑張るわけですね。

するとです・・。

心の中に、どんどんと
その感情がたまっていってしまうのですね。

そして、溜まれば溜まるだけ
あふれ出そうになってしまうため、

今度は「怒り」を使って、

本当に感じてる感情を封じ込めようとします。

「なによなによ、私にばっかり子供を任せて！」
「なんて頼りない旦那なの！」
「もう、期待なんてしないわ」
「女って、本当に損！」

だから、私が頑張らなきゃ。
弱音なんて、吐いてられないわよ！

ありとあらゆるものを使って、
「怒り」を作り出し、蓋をするわけですね。

ちなみに怒りのパターンは、人それぞれなので

だんまりしちゃう方も多いようですよ。

そうやって、怒りを使いながら、、

守りたいものを頑張って守ろうとしてる訳ですね。

でも、ここで大事なのは
旦那様がそんな奥様を見て・・

自分のことが大事だから
妻が怒りを感じているんだ、とは
なかなか思えないというところ、なんですよね（涙）

奥さんの怒りを感じるたびに

ああ、オレ
なにもしてやれてないんだなぁ・・って
罪悪感にハマっていってしまうことも多いのです。

では、奥様側はどうでしょう？

いくら本当は
「旦那様に優しくしてあげたい」と思っていたとしても
・・・なかなか出来ませんよね？。

だってだって、しんどいですから。

本当は大事にし合いたいのに
だからこそ、耐えているのに・・

傷つけあってしまうとするならば
ちょっと悲しいと思いませんか？？

ようするに「耐える」ということは
あなたの愛の表現の一つなんだけれど・・

限界を超えて、耐え続けると

自分の心が優しい気持ちでいられない
原因のひとつにもなりえるし

相手に誤解させちゃうこともある、ということなんですね。

今回は単身赴任を例に挙げましたが、

何事でも「耐える」ことが続くと、
起こりえること、なのですよね。

ということで、次回は
「耐える」愛し方の先にあるもの・・について
ちょこっと書いてみたいと思います。

続きは少々お待ちくださいね！

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