今日は「彼に言いたいことが言えない」
そんな犠牲の恋愛パターンをお持ちの方に向けて
書いてみたいと思います
いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
彼との関係は悪くないのですが
本当はイヤなのに、イヤと言えなかったり
本当はこうしてほしい、という本音が伝えられません。
この前の休日も、
彼の趣味に付き合って、
スポーツ観戦に行くことになりました。
正直私は、スポーツに疎く、
どちらかというとインドア派なので
スポーツ観戦に、あまり興味が持てません。
何度か行ってみましたが、
やはり、あまり楽しくありませんでした。
そんな中、彼が楽しそうにしている姿を見ると
「なんて自分勝手なんだろう。
自分だけが楽しんで、なによ！」
なんてイライラしてしまいます。
イヤなら断ったらいいのに、って自分でも思うのに断れません。
彼は「気になることがあったら、なんでも言ってね」って言ってくれます。
私の提案に、彼はＮＯを言うこともあります。
（私はすごく傷ついてしまうのですが・・）
でも私は、彼に意見を言ったら
彼に嫌われちゃうんじゃないか
関係性が終わっちゃうんじゃないかと怖くて、
自分の意見が言えません。
いつも彼の反応をうかがってしまいます。
どうしたら、彼に意見を言えるようになりますか？
彼に自分の本音が伝えられない。
そんなお悩みを抱えていらっしゃる女性って
けっこう多いと思うのですね。
自分の感じていることよりも
彼が喜びそうな答えを言ってしまう。
私はこうしたい、
私はそれはイヤ、が言えない。
そんなパターンをお持ちの方というのは
おそらく恋愛以外でも、
同じパターン（本音が言えない・相手に合わせてしまう）
で、しんどくなっちゃっているのではないでしょうか？
実は私も、このパターンを持っていまして
素直に自分の気持ちが伝えられず、
「一方的にガマン」するか
「どうして察してくれないの！」と拗ねる、という。
恋愛パターンを繰り返しておりました。
その割に、彼が不機嫌そうになった瞬間
見捨てられる不安がドバドバ出てきて、
ごめんなさいを連呼する、という始末・・。
当時の彼は、私のことを
どうやって愛したらいいんだろうって
随分と困ったんじゃないかな？って思います。
ちなみに、この時代
私はこんなことも感じていました。
周りのカップルは、けっこう
サバサバと自分の気持ちを言い合っているみたい。
友人が「彼とケンカしちゃってさー」なんて相談してくるけれど
私にはとんでもないことに思える。
私なんて「彼とケンカなんてしちゃったら
関係性が終わっちゃうんじゃないか」って怖くてたまらないのに。
よく、言い争いなんてできるなぁ。
みなさまはいかがですか？？
思い当たる節、ありますかね？
（え？ここまでじゃない？。）
もし「そうそう！まさしくそんな感じです！」
そんな方はですね。
もしかすると「仲直りのプロセス」を
あまり見たことがないのかもしれませんね
私たちは「人と人との付き合い方」を
赤ちゃんの頃から学びはじめます。
見たり聞いたり体験しながら
どんどんと学び、心が成熟していくのですね。
で、その幼い子供の時に学んだ方法を
大人になっても続けていることって、
めちゃくちゃ多いのですよ。
たとえば・・
子供のころ、両親のケンカの現場に
遭遇したことがある方って
多いと思うのですよねー。
お母さんがお父さんにギャーギャー言う場合もあれば
お父さんがお母さんにギャーギャー言う場合もあるでしょうし。
空気がひんやりしてます、という
冷戦状態だったご家庭もあるでしょうし
物が飛んできたー
ちゃぶ台がひっくり返ったーなんて
物理的に激しい場合もあったり、さまざまだと思います。
夫婦と言っても、
別々の人間ですからね。
健全に怒りを表現し、
お互いに自分の気持ちを伝え合い、
お互いの不一致を解決をしていくプロセスは、
絆を深めていくために、とても大切なもの。
しかも、子育てが入ってくると
自分たち二人だけのことだけじゃなくなってくるので
価値観のずれが出てきやすいですから
いくら仲が良い夫婦だったとしても、
意見がぶつかり合うことって、
でも、そんな大人の事情が理解できない
幼い心の子供の目線からすると、
胸が痛んじゃうんですよね～。
子供にとっては、
ふたりが、いつでも笑顔でいて欲しいのです。
そして、2人がケンカしている様子を見て
「お母さんはお父さんのこと、嫌いなのかな？」
「お父さんはお母さんのこと、嫌いなのかな？」
という、子供の物差しで
両親の関係を心配してしまったりして
「私は、大好きなお母さんに嫌われないように」
「私は、大好きなお父さんに嫌われないように」
いい子でいよう。
我慢強くいよう。
事を荒立てないようにしよう。
怒らせないように、ご機嫌を取ろう。
ふたりの仲を取り持とう。
怒ることは、悪いこと。
と「決めて」しまうことって多いみたいなのです。
ケンカしなきゃいいのか？といわれると
実は、そうとも言い切れないのですよね。
実は、心の成長プロセスからすれば
両親の夫婦喧嘩を通して
「自分の気持ちを伝え合っても、
相手に怒りを感じても、愛し合える」
つまり「争いを解決する（仲直りする）プロセス」を
学べるチャンスでもあるのです。
でも、現実的には、、
「二人のずれを解決をしていくプロセス」の多くは
（人間だもの。）
愚痴を言っていても、
彼に嫌いなところがあっても、愛している。
そういう一見矛盾した気持ちも
なかなか幼い子供には、理解しがたいですしねー。
また、夫婦で取り組んだ結果、
離婚という形がお互いにとってベストであると
結論を出す場合も、あったりもしますし
子供時代の私たちには・・
そこまで複雑な心境は、理解できなかったりします。
でも、大人になった今なら、
大切な人をどう愛そうか？
自分に何ができるだろうか？
たくさん傷つきながらも、
一生懸命に愛を選択してきた、あなたなら・・・
そういった大人の事情も、
理解できるのではないかな？って思うのですね。
私たちの心は、傷ついたところで
心の成長が止まってしまったりして
「頭では分かっているのだけれど
心がついていかない」ということが起きがちです。
ですからねー。
もし、あなたのパターンに
「怒ってはいけない」とか。
「ＮＯが言えない」とか。
「無理をして彼に合わせてしまう」
というものがあったならば。
腹が立つことや、
自分の気持ちを素直に伝えることは
悪いことじゃないんだよ
２人で解決していけばいいんだよ
大丈夫。怖くないよ
って、自分に言ってあげたり、
彼やお友達との関係性で
小さなことから、練習をしていくといいと思いますよ
あ、あと「仲直りのプロセス」を、
いろんな人から教えてもらうのもオススメです！！
ねぇねぇ、彼とケンカした時
どんな風に仲直りするの？
とか。
こういうとき、
あなただったら、どう伝える～？
とか。
サバサバしている感じのご夫婦やカップルに
インタビューしてみると、
目からいっぱい鱗が落ちるかもしれません
実は私も、過去
いろいろインタビューしてみましたが
「どれだけケンカをしていても、
休みの日には、二人で必ずモーニングに行く。
（私をモーニングに連れていってくれたら、水に流してあげる！）」
というルールを決めているというご夫婦がいらっしゃいました。
名古屋ではモーニング文化というものがありまして
休日の朝には家族で喫茶店に行き、
モーニング（コーヒー代だけでトーストなどがついてくるお得システム）
を食べるという習慣があったりします。
名古屋っぽくてステキですよね（笑）
＋＋＋
両親との関係を扱うときには
抑え込んでいた悲しみや怒りが出てくることも多いです。
お母さんがかわいそう、
お父さんを許せない、
いい加減に仲良くして、お父さん、お母さん！
そんな気持ちも、
いっぱい出てくる方もいらっしゃると思いますのでね
そういう場合は、まず
自分の中の悲しみや悔しさを抱きしめてあげることから
はじめてみてくださいね。
シンドイ部分は、感情があふれて
暴走しちゃうこともありますので
どうぞ、カウンセリングも使ってみてください。
あなたが大好きな人と
ひとりでも楽しい、でも、
２人だともっと楽しい！そんな関係が築けますように。
参考になれば幸いです♪
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服部希美（はっとりのぞみ）
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