恋愛のご相談をお伺いしている中で
「別れた人を手放して、前に進んだ方がいいと思うのですが
”別れたくない！”と縋り付いてしまいます」
といったお話をお伺いすることがあります。
一度は「付き合おう」「結婚しよう」と思いあった二人が別れることになった。
それはどんな理由があれど、辛いものだと思うのですね。
ただ、相手に別れたくないと縋り付いてしまう時、というのは
「好きだから、これからも一緒にいたい」のか
「いままであった環境を手放したくないから、別れたくない」のか
本当の自分の気持ちがわからなくなっていることって、少なくないみたいです。
愛は手放しやすく、執着は手放しにくい。その心理的理由とは
実は「相手のことが好き」と純粋に思えている状態って
もちろん悲しいし、辛いし、寂しいのですが・・
手放し自体はね、進めやすかったりするんです。
それはなぜか・・。
相手の幸せも、思いやることができるから。
とってもとっても辛いし、寂しいし、
悲しいし、腹も立つし、後悔もいっぱいあるけれど。
好きだからこそ、相手の幸せも考えることができる
みたいな感じでしょうか。
「えー！好きな気持ちが残っているから、縋りつきたいって感じるんじゃないですか？」
って不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんけども
大好きな相手だからこそ、
すごく辛いけれど、相手にも幸せになって欲しい。
心が整理されてきたときに
そんなふうに思える時が、どこかで、やってくるといいますか。
その反面「いままでの環境が変わるのが寂しいから、別れたくない」など「恐れの気持ち」がいっぱいだと
別れをなかなか受け入れられず、縋りついてしまいやすいんです。
これが、俗にいう「執着」というもの。
「こんなに長く一緒にいたのに」
「やっとできたパートナーだったのに」
「次にパートナーができるかどうかもわからないのに」
「これまで、こんなに自分のことを好きでいてくれた人はいなかったのに」
「このまま、うまくいくと思っていたのに」
「ひとりになったら、どうしよう。生きていけないよ」
だから、現状を変えたくない。
なんとかして、元に戻りたい。
では別れたくない！と思う気持ちは全て「執着？」
愛しているなら別れてあげなきゃって思わなきゃダメなの？
さてさて。
ここまで読まれた方の中には「私って最低かも」なんて
自己嫌悪に陥られた方もいらっしゃるかもしれませんね・・＞＜
「ああーー・・私、彼のこと、本当の意味で愛せていなかったのかな」
「相手が好きなら手放してあげなきゃいけないのに、縋り付いている私って最低じゃないか」
別れたくない！と思う気持ちは全て「執着？」
愛しているなら別れてあげなきゃって思わなきゃダメなの・・？って、自分の気持ちに蓋をしたくなる。
そんなときにはね、そう感じたあなたを責めないであげて欲しいなって思うのです。
大好きな人、一緒にいた人、一番そばにいてくれた人
一度、将来を誓い合った人との別れって、本当に辛いですもの！
いっぱいいっぱい、いろんな気持ちが出てきて当然だと思いますから、
まずは、ぜひ、その感情に寄り添ってあげて欲しいなって思うのです。
誰かに言われなくたって
大好きな人だから、別れてあげなきゃいけないよね・・って、どこか分かってる。
でもでも正直、大好きな人だからこそ、別れたくないんだもん！
そんな気持ちだって、出てきますよね。
とくに、別れた人に縋り付きたくなる、執着したくなる気持ちって、
別れの時に、少なからず誰でも出てくるものなのかなって思うのです。
本心から相手のことを心から愛してきた。いまでも愛している。
そんな方だってね、やっぱり現状が変わってしまうのは寂しいし、悔しいし
なんとか取り戻せないか、という気持ちにとらわれてしまうことって、あると思うのです。
そこを「そうだよね、そう思っちゃうよね」って、ちゃんと理解してあげた先に・・本心って、見えてきたりもしますから。
ぜひ、やり直したい、元に戻りたい、と思う気持ちは、まず、否定しないであげて欲しいなって思うのです。
ただ、その気持ちを持ちながらも・・
「自分の本音」に向き合ってあげることは、とても大切かなって思うのです。
あなたが、人を好きになったということを。
恋愛にチャレンジした、という勇気を大切にするためにもね。
縋り付きたい時には、あなたの本心と向き合う時間をとろう
「本当に、いま、パートナーに対して愛情があるのか」
「やり直すとして、どんな関係になりたいのか？そのための取り組みを自分がやっていけるのか」
それだけじゃなくてね。
「私は、どんな恋愛がしたい人なのか？」
「私は、どんなことに喜びを感じる人なのか？」
「私は、どんなふうに生きていきたい人なのか？」
別れてしまった相手のことだけにとらわれず
自分の気持ちを大切にして、見つめ直していけたらいいですね。
いろんな気持ちを大切にしながら
本音を大切にしてあげていくと
「いま、私はどうしたいのか？」
「これから、どんなふうに生きていきたいのか？」
答えが出やすくなって
手放しが進むことが多いようですよ。
復縁を目標とするにしても「自分を投げ捨てて縋りつき、過去の関係を取り戻す」といった感じではなく
執着を手放した上で「自分の望む幸せのために、もう一度、頑張ってみよう」と前向きに取り組めたりしますから
別れた相手に縋り付いてしまいたくなるときには
いま一度、自分の本音と向き合ってあげる。
このプロセスは大切にしてあげるといいと思うのですよね。
最後に
ただ、別れた直後のショックが大きい状態であったり
自信をなくしてしまっていたり、失う恐れが強すぎたりすると
「元に戻れるなら、なんでもやります！！！」
みたいに、自分を投げ捨ててしまったり
本当は付き合っていたときに、自分も違和感を感じていたのに・・
こんな関係でいいのかなって、疑問を持っていたこともあったのに
そこを、見なかったことにしてしまったり
自分を投げ捨てて復縁に注ぎ込み、
結果、復縁できたとしても違和感だらけの恋愛になってしまう
なんてこともあるようですからね。
いま、できることから
良かったら取り組んでみてくださいね。
カウンセリングもご活用くださいね。
参考になれば幸いです。
次は、あなたが幸せになる番ですよ＾＾
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