「どうして、頼んだことをやっておいてくれないの?!」
「考えたら分かるはずなのに、どうして分からないの?!」
「このぐらいのこと、できて当然でしょう?!」
たとえば旦那さんや彼に頼み事をしたのに関わらず
お願いしたことをやってもらえなかった。
すっかり忘れてた、と言われた。
それ、そんなに大したことじゃないでしょ、そんなに怒らないでよと逆ギレされた。
こういうことって、ありませんか?^^;
彼の行動を見ていて「普通、こうでしょ?」とか。
「そんなこと、考えなくても分かるでしょ」ってイライラしたり。
こういう、トゲトゲした気持ちを相手に持ってしまうことって
正直なところ、日常を過ごしている中で、たくさん出てくると思うのです。
もっと、こうして欲しいのに。なんで?!
普通、こうじゃないの?考えたら分かるでしょ?!
やって当然でしょ?
そして、そんな不満感を感じているとき
私たちの心は・・・あまりハッピーではないみたい。
だって、相手は大好きな人なんですもの。
「本当は、こんなこと思っちゃダメなのに」
「イライラしちゃう自分って、最低だな」
「受け入れてあげなきゃいけないのに」
優しい方ほど、葛藤が出てくるのかな?と思います。
こんなときには、ちょっと目線を変えてみよう。
「私、その人のこと、けっこう頼りにしているんだなぁ」って。
「私、あの人に頼りたいんだなぁ」ってね。
不満や文句があるところには、期待があるという視点
たとえば私たちは
期待をしないところに、不満も文句も出ません。
まぁ、しかたがないよね。
そんなものよね、うんうん。
イライラもしない。
感情ってそんなに動かないわけです。
でもね、相手が自分にとって大切な人だったり
自分が心の中で、頼りにしている存在であるならば。
自分の気持ちが裏切られたように感じて
「こんなにも頼りにしているのに!ひどい!」って感じちゃうと思いませんか?
つまり、不満が出てくる相手というのは
あなたがそれほどに「信頼感」を感じていて「価値を見ている」ということです。
そしてすでに今、精神的な部分において
あの人があなたの心の拠り所になっているということに気づいてみましょう。
そしてあなたがいま「あの人に頼りたい」と思っていること。
けっこういっぱいいっぱいになっているということに、思いやりの目を向けてみませんか??
そして「自分の中の相手を頼りにしている気持ち」に気づき、
不満という形ではなくて、あなたの気持ちを素直に表現ができるようになると
関係性が変わってくることって多いのです。
不満を持つって悪いことじゃないかな?
相手に期待をするって、間違っているんじゃないの?
そんなふうに感じちゃう方もいらっしゃると思いますが・・
そんなにね「人生、自分の力だけでなんとかしなきゃ」と思わなくても大丈夫^^
できないこと、手が回らないこと、頼みたいことは
コミュニケーションをとって、協力し合えばいいのです。
一人の力では限界がありますからね!
それはお互い様です^^
伝えるか、伝えないか、よりも「どう伝えるか?」がポイント〜自立男性にお願いする場合〜
でもね、不満感のまま相手にぶつけてしまうと
大切な情報よりも「怒り」という感情だけが伝わってしまいます。
「きっとアイツは私の言うことなんて受け入れてくれないだろう」という気持ちで
コミュニケーションに挑んでも、戦いになってしまうだけでしょう。
とはいえね、感情が暴れるのもとても分かります。
いままでの怒りや悲しみ、失望も乗っかってしまいますよね。
ここの感情の処理はね、
相手のためにも、巡り巡って自分のためにも
相手にお任せするのではなくてね、
あなたの安心できる場所で、安心できる相手と
心のケアを取り入れてあげるといいと思いますよ。
本当は傷つけあいたいわけじゃない、ですものね。
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ちなみに、ここからはちょっと余談。
頼りにしたいお相手が男性の場合。
とくにパートナーの場合。
けっこう根気よく「お願い」することになるかな?と思います
パートナーとの関係というのは、すごく近いので
信頼感や安心感が作り上げられてきます。
それはそれで、いいことではあるのですが
とくにお仕事モードが強い男性の場合・・
「パートナーとの関係性においては、
安心感から、思考が完全オフになってしまう」ということも起きたりするんです。
普段気を張っているから余計に、ね。
だから、頼まれごとをすぐ忘れちゃったり。
生活に関わるものをちっぽけに扱っちゃいがちみたいなんです。
悪気があるわけじゃないのですけどね。
そしてそこが私たち女性の「いらっとポイント」でもあるわけなのですが
(もちろん男性によりますよ!)
「私は、彼を頼っているのだな」
「私は彼に、頼りたいんだな」
「私は彼に対して、それだけの価値を見て信頼しているんだな」
そうやって原点に戻りながら
何度も何度も根気よく
「お願いね」「よろしくね」「ありがとう」「助かったよ」
って頼んでみるといいかなと思いますよ^^
「どうしてそこまでやってあげなきゃいけないの」とさらにイラッとした時には・・
ここまで読んでイラッとしちゃった方は
失望が積み重なり、悲しみでいっぱいいっぱいになっているかもしれません。
もしかするとパートナーとの関係性以外でも
同じような失望感を感じていらっしゃったのかもしれません。
こんな私だから、誰も助けてもらえないのかな。
私は誰にもお役に立てていないのかな、そんな悲しい気持ち感じていませんか?
それはどれだけ、辛かったことでしょうか。
そして本当は・・・頼ること、苦手なのかもしれませんね。
彼に、いや誰にも自分のことで迷惑をかけたくない、と遠慮していませんか?
どれだけひとりで抱えて、頑張って来られたのでしょう。
こういった心のサポートは、心理カウンセラーの得意分野。
ぜひ、心の根っこから取り組みたいわという方はカウンセリングもどうぞ。
頑張り屋さんなあなたのお役に立てたら嬉しいです。
参考になれば幸いです。