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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「こんな私でいいのかな?」って感じてしまう時(1)

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日はいただいたコメントより
「こんな私でいいのかな」って感じてしまう時。
どんなことが心で起きているのか?そしてどのように取り組んでいったら良いのか
現役心理カウンセラーの視点から、書いてみたいと思います。

手を抜くのは苦手なので、かわりに「楽しくやる」のが得意です。

でも、楽しくやっていると「楽しそうだね〜」と言われ、
妬まれているわけでもなさそうですが、なんだか怖いし、
一生懸命やるために楽しみを見つけているのに、なんだかな〜、と思ってしまいます。

頑張っていても、頑張っているように見えないらしくて、それが悲しいです。

Aさん

コメントありがとうございました。

物事を「楽しんで」取り組むのが得意なこと。
「楽しくやる」って、けっこう難しいと私は思うんですよね。

誰だって、自分の好きなことなら楽しめると思うんです。
でも、日常、好きなことばかりではないですから、気分の乗らないものこそ、
「さて、これをどう楽しもうか~?」という意欲が必要になってきますよね。

そんなふうに
意欲を持って毎日を過ごされているAさんって素敵だなぁ~って私は感じました。

でも・・・

>でも、楽しくやっていると「楽しそうだね〜」と言われ、
>妬まれているわけでもなさそうですが、なんだか怖いし、
>一生懸命やるために楽しみを見つけているのに、なんだかな〜、と思ってしまいます。

周りから「楽しそうだね~」って言われると、なんだかモヤモヤする。
もしかしたら、まわりから妬まれているかも・・・・?と、ちょっぴり怖い。

私だっていろいろ考えたうえで、「楽しもう」と思っているのに、
「みえている部分(楽しそうだよね~)」だけで周りから評価されているように感じて、
頑張りを認めてもらえてないように感じて、なんだか悲しくなってくる・・・。

いまのご心境は、こんな感じでしょうか。

私は、コメントを読ませていただいて、  

もしかすると、Aさんは
「自分らしく楽しんで生きる」ことへの罪悪感のようなものを
無意識に日常で感じていらっしゃって、

「もっと自分らしく楽しみたい」けれど
本当に、そんな風に生きていいのかなぁ・・

このふたつの気持ちの狭間で、しんどくなっていらっしゃるのかなぁ?って感じたんですね。

たとえばですね・・

「私はね、多少お値段が張っても、手間がかかっても、
自分が美味しいなって思う物を食べたいの♪」っていう
こだわりを持っている方がいらっしゃったとしましょうね。

自炊をするにしても、一個一個食材を吟味し、
調理工程も、じっくり丁寧。

外食するにしても、ちゃんとお店情報をチェックして、
素材やお店の雰囲気を重視して、厳選する。
そして、新規開拓を忘れない・・・・!

その方が私の近くにいたら、
お友達になりたいなぁ~って思うのですが(笑)

でも、その方自身が、
「・・・そんな風に思う私って、おかしいかな?
みんなに、私の考えは受け入れてもらえないかもしれないかも?」
と、無意識に感じていたとしたら・・・・。

「OOさんって、食にこだわりがあるよね~」って
周りから言われた時に、

「ありがとう~」という気持ちよりも、

なんだか嫌味を言われているように感じたり、
「あなたはいいわよね」って嫉妬されているように感じたり、
非難されているように感じちゃったりすることがあるんですね。

そんな時には、
「なんでそんなこというのよ~!」という怒りを感じたり、

「私はただ、美味しいものを食べたいだけなのに・・・」
って、理解してもらえない悲しみを感じてしまったり、

理解してもらいたい、という気持ちから
「私が食へこだわることへの意味や、苦労話」を
語りたくなってしまったりするんです。

・・・・もしかするとAさんも、
この心理パターンをお持ちかもしれないなぁ?って私は感じたんですね。

物事を楽しんで取り組まれているって、すごいことだと思うんです!

そして、「楽しそうだね」っていう周りの人に、
本当にちょっぴり妬みの感情があったとしたら
「あなたみたいに、楽しめたらいいのになぁ~」という憧れの思いがある♪ということですし

純粋に、感想を述べたという場合だったら、
おそらく、楽しそうにされているAさんが
とっても輝かれていたから、その方の目に留まったんだと思うんですね。

いまのAさんが「楽しまなければならない」という思いから
無理をして楽しんでいる、という場合でしたら、

「楽しめない時もあってもいいよ」っていう許可を出してあげたり
すこしゆとりをもつ、ということを意識されたり、弱音を吐く練習をしてみたりして、
「自分を大切にしながら楽しむ」という方向に意識を向けられると良いと思うのですが

物事を楽しむことが「楽しい」と感じられる状態でしたら、
ぜひ自信を持って、突き進んでいただきたいなぁって思うんですね。

・・・・たいへん長くなってしまったので
この状況を抜け出すためのご提案は、次回に続きます。

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