いつも何かに追われて
ひとつひとつに落ち込んで
人や自分を嫌いになって
イライラ・モヤモヤ・・・
何をしているわけじゃないんだけれど、疲れたなぁ・・
なーんか、パッとしないなぁ・・・
やっているわりに、成果が出ないなー・・
でも、ずっと気を張ってしまって休めない。
気がついたら、そんな毎日がずっと続いています。
頑張ることしかできない私。
適当な人になりたいとは思わないけれど・・
私だって、もうちょっと気楽に、ゆるゆる生きたいな。
自分ばっかりが真面目に頑張っているような気がして
周りの人との温度差に悩む、そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
真面目で誠実な頑張り屋さんほど、
特にそう感じることが多いのではないでしょうか。
今日はそんな頑張り屋さんのあなたに、
元ガチガチ代表・服部が、ゆるく生きるためのヒントを書いてみたいと思います。
ゆるむって、そもそも何?どんな状態?
いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
実は私も、気楽に頑張っている人たちを見ては、うらやましいなと感じつつ
それはそれで、無責任な人になってしまうような気がしたり、
私がやらなきゃ誰がやるの?という、不思議な責任感につぶれそうになっておりました。
毎日、ピリピリしちゃったり。
周りから求められているわけでもなく、
むしろ「もっと気楽に仕事してもらってもいいのに」とか
「他の人もあなたに合わせるのは大変だよ」と言われてしまい、困ってしまった経験もあります。
かつての私が困ったように、
「もうちょっとゆるゆる生きてもいいんじゃない?」と言われたら、
「ガチガチモードが通常で、ゆるゆる生きるとか意味不明です!」
「正直、ゆるく生きよう、と言われるとイラッとするタイプです」
「ゆるく生きたら、人に迷惑をかけるんじゃないの?無法地帯になるのでは?無責任です!」
と感じる方もいらっしゃると思うので
(分かります、分かります。なぜなら私も最初そう思ったから!)
ではこの「ゆるゆる生きる」の「ゆるむ(緩む)」って、なんでしょう?
どういう状態のことを言うのでしょう?
そこからご説明しましょうね。
*
たとえば「緩む」の反対語は「締まる」「縛る」(はい、国語辞書で調べました笑)
日本語として、お金や時間に縛られる。規則で縛る、束縛する、取り締まるという言葉がありますよね。
ゲームなんかでも、なにかしら制限をかけて楽しむことを「OO縛り」なんて言ったりしますよねー。
ようするに私たちが「ゆるめていないとき」というのは「縛られているとき」であって、
「なにかしらで制限をかけ、自由にできない状態」といえると思うのですよね。
では、私たちはいったい何に縛られているのでしょうか・・?
なにで制限をかけているのでしょうか?
・・・・・
人でしょうか?時間でしょうか?体力でしょうか?立場でしょうか?規則でしょうか?
憎いあんちくしょう、でしょうか?
それもありますね、うんうん。
でもね、それ以上に縛られていることがあると思うのです。
それは「自分の心の中にあるルール」じゃないかな?と思うのです。
ルールにはいろいろある。書き出してみよう!
たとえば、会社の規則だったり、交通ルールだったり、法律だったり、締め切りだったり・・
誰かから「これを守ってくださいね」と言われて同意したルールはね、守る努力をするべきだと思うのですよ。
そうしないと、ぐっちゃぐちゃになりますからね。
(危ないしね^^;)
でも私たちは、そういった「本当に守らないといけないルール」以外にも
本当にたくさんのルールを自分に課し、ガチガチになっていることが多いと思うのです。
〜すべき。
〜なんだから。
〜当たり前。
と自分が思っていること、です。
どんなものが思い浮かびますか?
良かったら、紙に書き出してみてくださいね。
たとえば、こんな感じでしょうか?
結婚すべき。
子供を生むべき。
親孝行すべき。
愛想良くすべき。
人と仲良くすべき。好かれるべき。優しくすべき。
いつも機嫌よく、前向きで、笑顔でいるべき。
規則正しく生活すべき。
人に伝わるように理論的に話すべき。
人の気持ちを理解すべき。
人生楽しまなければいけない。
好きなことを仕事にしなければいけない。
仕事は楽しくあらねばならない。
感情的になってはいけない。
間違えてはいけない。
失敗してはいけない。
みんながやっていることは、やれて当たり前。
社会人なんだからOOできて当たり前。
大人なんだからOOできて当たり前。
上司なんだからOOをやるのは当たり前。
女性なんだから・・
男性なんだから・・
こんな歳なんだから・・
家族なんだから・・
お姉ちゃんなんだから・・
書き出した、思い浮かんだルールは「あなたにとっては当然」だと思うのですね。
とっても真面目で誠実な頑張り屋さんが「頑張り続ける理由」でもあると思うんです。
でもですね、実は自分をガチガチに「縛り付けること」で
「ゆるめない」ときってね、
あなたが、あなた自身を許せていないからかもしれません。
ルールあるところに「OOOOあり!」
どうして頑張る理由でもある
「自分に課しているルールに縛られている理由」が
「自分を許せていないから」なんでしょう?
実は書き出していただいたものはですね、単にルールというだけでなく
「そうじゃない私って最悪よね」と、ありのままの自分を否定している要素でもあるのです。
たとえば・・
自分ルール:結婚すべき。
「結婚すべき」
というルールをあなたが持っているとしたら、
そのルールを守れなかったとき、自分を罰してしまいますよね。
この歳にもなって結婚してない私は、本当にダメだな。
どれだけあなたなりに頑張ってきたことがあったとしても・・
生きている意味なし!ぐらいに自分のことをちっぽけに扱ってしまうかもしれません。
休日を悩むことばかりで潰してしまうこともあるかもしれません。
たとえ今結婚していたとしても
離婚だったり、夫婦仲の危機がやってきた時に、ものすごく苦しくなったりもします。
「見捨てられないように」パートナーに尽くしたり
「周りにどう思われるか分からないから、離婚なんてできないわ」と、自分の人生を諦めてしまうことだってあるかもしれません。
自分ルール:人に優しくすべき。
「人に優しくすべき」
という方であればね、
実は、そんなルールを自分に課さなくたってね
そもそもが、周りの人に優しくできる人なんだと思うのです。
優しくしなきゃ、優しくなきゃ、なんて思わなくても
自然と人に優しい気持ちを向けられる方なんだと思うのです。
でも、たぶん、自分ではそう思えていないから・・
「優しくすべきだ」と自分を縛ってしまうのではないでしょうか。
(周りから言われた、という方もね
どうしてその一言が心に響いたのか?を考えてみると本当の答えが見えてきますね^^)
そして、いくら優しい人だってね
すごく疲れていたり、苦手な人だったり、辛いことがあったりすれば
優しい気持ちで人と接することが難しいことってあると思うのです。
心に余裕がなくて、当たっちゃった・・
そんなときもね、もしかしたらあるかもしれません。
優しくない気持ちだって、人間ですもの。持っていて当たり前ですよね。
たとえ、そんなときがあったとしても・・・優しい人に違いないと思うのです。
「優しくあれたらいいな」と思うぐらいならいいと思うのですが
「優しくなければならない」というルールを強いてしまうと、
ずーっと自分で自分を見張ってしまうと思いませんか?
自分に対して厳しい目で「取り締まり」をしてしまうと思うのです。
そして「人に優しくして当たり前じゃん」って
あなたの優しさの尊さの価値を、下げてしまうかもしれません。
「すべき」ルールだけじゃなく。いくら素晴らしいルールでも。
つまり「こうすべきだ」というルールとして課してしまうと
その行為自体がどれだけ素晴らしかろうとも、人の役に立とうとも・・
苦しくなってしまったり、身動きが取れなくなってしまうわけですね。
ちょうどいい塩梅、というのは人それぞれ違うのかな?と思うのですが
「すべき」ルールだけではなくてね。(いくら素晴らしいルールであっても!)
少しずつ自分を縛るルールを手放していく。
つまり、「ルールを本来のあなたに合うものに変えていく」のがいいのかなと思うのですよね。
ルールを作り、自分を取り締まらなくても・・
たとえばです。
私は、こんなふうになりたい!
私は今世、ラブラブなパートナーをゲットするぞ!と目標として掲げるのもいいかもしれませんよね。
やらされ感から頑張るって、苦しかったりしますから
いい意味で、意欲的になることができるかもしれません。
「優しくあれたらいいな」に置き換えてみるのもいいかもしれませんよね。
ただそれだけでも、すこし肩の荷が降りて、本来のあなたの良さが出やすくなるかもしれません。
こういう変え方でルールを手放すなら、出来ると思いませんか?
ルールを手放せば手放しただけ、ゆるめられる
人それぞれ、持っているルールは違いますし、
数も違うとは思うのですが・・書き出してみていかがでしたか?
普段自覚している以上に
「〜すべき」「〜して当たり前」「〜なんだから」で
「自分で自分を縛っているな」と感じたのではないでしょうか?
どれだけ、たくさんのルールの中で
私たちは自分を抑えつけながら生きてきたのでしょうねー。
たくさん我慢してこられた方もいらっしゃるでしょう。
きっと、苦しい時もありましたよね。
そしてどれだけ、自分を裁いてきたのでしょう・・。
よく、やってきたよ。
このルールを手放しても怖いことは起きないからね。
って
もう必要なくなったルールは手放して
ありのままの自分にもOKを出してあげられるといいですね。
結婚している・していない、で人の価値は左右されませんよね。
子供がいる・いない、で、あなたの存在の尊さは揺らぎませんね。
誰だって笑顔でいられないときだってある、でも、笑顔で人を受け入れてあげたいと思うあなたが素晴らしい。
親孝行してあげたい気持ちがもう、親孝行。
ひとりの時間を楽しめるあなたも素敵なのだから。
*
このルールを手放していけばいくだけ
私たちは自分を「許せる」ようになり、
気が楽になり、ゆるく生きていくことができます。
そういうルールを持っている人もいるけど、私はそう思わないなー。とか。
できればやるけど、できなくてもしゃーないよねーとか。
自分の本心に従って、自分の生き方を選択することができるようになります^^
中にはね、他の人はどーでもいいとおもうかもしれないけど、
私の中では大事なの!というものも出てくるでしょう^^
それは、それぞれが大事にするといいと思うのですよね。
そうやってルールを手放して
自分の本心から選ぶ、ということをやっていくとですね
ちょっと・・・・自分のこと「いいんじゃない?」なんて思えたりするのです(照)
心の中で、小さくガッツポーズ。
この感覚、すっごく大事なんですよー。
人を愛したいあなたにも、ゆるむことがおすすめ!
そしてね、人を愛したい人にも
ゆるむって大切だったりするんですよ。
あなたがゆるくなればなるだけ、
あなたから「許し」のエネルギーが出てくるんですね。
「あなたも、あなたのままでいいよ^^」
そんな雰囲気が、周りに伝わるんですよ。
するとね、あなたのそばにいる人は
勝手にあなたに「安心感」を感じます。
あなたの大切な人が、ほっと一息ついていく。
心の鎧を脱いで、まったりしていく。
心が緩んで、笑顔が綻ぶ。思わず笑いが起きる。
そんな「暖かい場所」を作ってあげたり
「誰かの居場所」になってあげることもできるのですね^^
*
カウンセリングでの経験からすると
ルールがガチガチでしんどい中生きてきた><そんな方ほど
周りに安心感や、希望を与えてあげられる人が多いようです。
きっとあなたがいま「ルールが手放せません」というプロセスも
いずれ同じ気持ちで立ち止まってしまう人のお役に立てると思いますからね
「そんな自分を責めてしまう」のではなくてね^^
「ひとつづつ、手放していけるといいね」と自分を励ましてあげてくださいね。
*
「とはいえ、なかなかしぶとくて手放せないんです・・・(泣)」
「ずっと取り組んでいるのですが、一向に変わっていきません」
「分かってはいるんです、分かってはいるんですけど・・」
こんな場合はね、取り組む順番であったり
見逃しているポイントがあることが多いです。
「いやいや、このルールを手放したら
人から愛されなくなっちゃうよ」という恐れがいっぱい出てくる場合は
ルールを手放すこと自体が恐くなっちゃったり、悔しさの感情が出てくることも多いですからね
まず、期待に応えなきゃいけないと頑張ってきた私を抱きしめてあげるところからスタートしましょうね。
今回のお話も、ケースバイケースですから
「私の場合はどうだろう?」
そんな方はね、良かったらカウンセリングもご活用くださいませ^^
あなたのお役に立てたら嬉しいです。
参考になれば幸いです。
直近の面談カウンセリングスケジュール
カウンセリングは、あなただけのお時間です。
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