いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日はビジネス心理学より、好きを仕事にするためのヒントをご紹介します♪
好きな仕事ができれば幸せ??
好きなことや、やってみたいことが仕事につながればいいな…
そんな風に考えたことがある方はかなり多いと思います。
ですが実際に、好きなことを仕事として取り組んでいる方というのは
一握りの方、なのかもしれません。
「好きなことや趣味は仕事にしないほうがいいよ」なんて話も良く聞きますし、
実際に「好きを仕事にしたのに、途中でつまらなくなってしまった」という方のお話もカウンセリングではよくお伺いします。
好きを仕事にするということは、パワーも勇気も必要です。
それだけの思いで一歩踏み出したはずなのに、
いったいどうして「それほど好きだった仕事が嫌になってしまう」のか、不思議だと思いませんか?
好きを仕事にして楽しんで仕事をしている人もたくさんいます。
この違いは、いったいどこから来るのでしょうか。
今日は心理学の観点から、好きと仕事をつなげる方法をお伝えします。
今からできるカンタンなエクササイズもご紹介しますので、
みなさんの状況に合わせてお試しくださいね。
外的報酬と内発的動機づけの関係を見直す
好きで始めた仕事が嫌になる理由は
「外的報酬のために頑張ることで、内発的動機づけが低下してしまうから」
いくつかありますが、
今日は「外的報酬」と「内発的動機づけ」の関連性からご説明しますね。
(心理学では「アンダーマイニング現象」と呼ばれています)
「外的報酬」は給料や役職など、外から与えられる報酬のとをいいます。
たとえば「ゲームを買ってもらうために、テスト勉強をする」
「受験に合格するために、勉強する」など、
そういったものも「勉強」から発生する「外的報酬」のひとつ。
ようするに「仕事」や「勉強」は「外的報酬を得るための手段」となるわけですね。
それはそれで悪いことではないのですが・・
例えば、あなたがハンドメイドアクセサリーを作るのが好きで、
仕事にしてお店を開きたいなと思ったとしましょう。
内的動機づけとしては「作るのが楽しい」であったり
「購入者に喜んで貰えるのが嬉しい」など、いろいろあると思います。
でも、いつの間にか「売上」「知名度」「評判」など
「外的報酬」にばかり意識が向いてしまったとしたらどうでしょう。
売り上げのために、流行りに合わせたアクセサリーばかりを作り続ける。
数を稼ぐために、クオリティを落とし量産する日々ばかりが続くとしたら、どうでしょう。
お仕事がつまらないなと感じてしまうのも、無理はないのかなと思うのです。
もちろん、収入や知名度が上がり、お店が大きくなるのは喜ばしいことです。
生活もかかっていますしね。
でも「外的報酬を得るための手段が仕事」というだけになってくると、
内発的動機づけが低下してしまうので
「仕事そのもの」が楽しめなくなってしまうことが多いんですね。
内発的動機づけを大切にするエクササイズ
こういうときには、
あえて「内発的動機づけ」を大切にする時間を取り、
バランスを取ってあげましょう!
①原点を思い出す
あなたはなぜその仕事を志すことにしたのか、出発点を思い出してみましょう。
どんな思いで、どんなことがあって、どんな夢を抱いていたのか…
思い出す時間を作ってみてくださいね。
そうすることで低下した意欲が湧いてくることも多いですよ。
②仕事の熟練や、周辺にも興味を広げてみる
収入につながることだけでなく、自分自身の成長を楽しんだり、
好奇心の範囲を広げていくことで、意欲が湧いてくることも多いです。
たとえば、先ほどのアクセサリーショップのお仕事であれば、
自分自身も他のお店に出向いて新作をチェックするとか、
自分のために特注のアクセサリーを作って楽しむ・・こんな感じでしょうか。
外的報酬ももちろん大切ではあります。
仕事である以上大切なことではあるのですが、
仕事自体を楽しみたいと思ったときには
「内発的動機づけ」に重きを置いてみることをおすすめしますよ。
ぜひ、お試しくださいね。
(お仕事中!)
私も接客業から心理カウンセラーに転身した、
いわゆる「好きを仕事にした」ひとりでもあります。
もちろん転身するときには迷いに迷いましたし、家族にも猛反対されました。
でも、プロとして活動し始めて7年目突入、
下積みを合わせれば10年以上心理の道をひたすら歩み続けているわけですが、
いまだ新鮮にお仕事をやらせていただいているのですよね。
私にとって「内発的動機づけ」は
「私自身がカウンセリングに救われた経験から、
今度は私もカウンセリングを提供する側になりたい」と思ったこと。
正直、内発的動機づけはどんどん増えていますが(笑)
あのときの感動や感謝が原点であるのはいうまでもありません。
そして好きを仕事にして、本当に本当に良かったと思っています。
どうぞ、私にも応援させてくださいね。
あなたの参考になれば幸いです。
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