先日、お付き合いしてる彼に、
仕事で失敗しちゃったことを相談したんですね。
そしたら、私の話を聞いてはくれたんですが、
それは、こうしたほうが良かったよね、とか。
別に次から頑張ればいいだけじゃん、誰だって失敗するし。
気にするだけ無駄だよ、なんて言われちゃって。
なんか、彼にお説教されてるみたいに感じちゃって
すごく腹が立って来ちゃったんです
そんなこと、分かっているよ!
やれたら、やってるし!
だから、落ち込んでいるんじゃない!
って、思わず、言い返したくなっちゃいました。
私たちって、相性が合わないんでしょうか???
こんなご相談を、カウンセリングの現場では
本当によくお聞きします。
こういうときは、彼にも、彼女にも
悪気は全くない場合が多いんですよね。
ただ、「欲しいもの」と「与えたもの」が
ずれている場合がほとんどなんです。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、
「正論ほど、腹が立つことはない!」
の仕組みについて
実は
この心理パターンというのは、
男女間の心理の違い、だけではなく
「理論的な人」と「感情的な人」との間でも、
出て来やすいんですね
。
大概の場合、
「正論だけど、イライラしちゃう!」と感じるのは
「感情的な人(女性に多い)」で、
「どうして、私が
アドバイスしたことを受け入れてくれないの?」と感じるのは、
「理論的な人(男性に多い)」かな~?と思うんですが、
みなさまは、どちらの気持ちに共感しますか?
正論をごり押しするタイプでした、、
。)
ちなみに、今回の「理論的」というのは、
「思考」が優位である状態を指します。
方法とか、理屈とか、ノウハウ、とか
すこし「俯瞰的な視点」で
物事をとらえることが出来る感じ、でしょうか。
「感情」というのは「心で感じていること」
嬉しい・悲しい・楽しい・つらい。
そういった、自分の気分のことですね。
「感情的」な部分も、どちらも持っていますし、
お役にたつものではあるんですが
日常の感じ方や、行動って、変わってきたりするんですね。
たとえば、感情が優位で動いているとき、
私たちは、何か問題が起きたときや、自分に負荷がかかった時、
この現状を打破していくために、
まずは、自分の感情を楽にしなくちゃ!って感じます。
そして、愚痴を吐いたり、
泣いたり、共感してもらったりしながら、
自分の感情を感じ、癒し、
心に余裕を持たせようとするわけです
大切な人に、自分の話を聞いてもらう。
たいへんだったんだね、って共感してもらえることが、
その人にとっては、どんなアドバイスよりも、
救いになっていたりするんですね。
ですから、自分の気持ちが
いっぱいいっぱいのときに、
冷静に「こうしたらいいんじゃないの?」
なんて「正論」を言われちゃうと、
「なんだか、分かってもらえてないな
」って
感じちゃたりするんですね
><
一方、理論的思考が優位で動いているとき、というのは
何か問題が起きたときや、
自分に負荷がかかった時、
客観視や、俯瞰して物事をとらえ、
いかに自分の感情に左右されず、
問題を打破できるか?を考えるんですね。
ずっと理論的に生きて来られた方の中には、
「感情」は、制御できない怖いもの、と
無意識に感じていたりするんですね。
切り離したくなっちゃう方もいるぐらいなんです。
ですから、目の前で弱音を吐いている人を見ると、
すごくイライラしちゃったり
お役にたちたい、助けたい、という思いから
「助言(正論)」を言いたくなっちゃうんですね
><
そして、助言を受け取ってもらえないことが、
まるで、自分の愛情を拒否されちゃったように感じて、
「こんなにあなたのことを考えて助言しているのに、
どうして、分かってもらえないんだろう・・・
」って、感じちゃったりするんです。
そんな二人が、手を取り合っていくためには
「まずは、お互いの違いに気が付くこと」
そしてお互いに、
歩み寄る努力を重ねること、が大切になってきます
「感情が優位」になっているときに、
悩みを聞いてもらいたいなって思ったら。
感情を切り離したり抑圧するのではなく、
(それだと、ガマンになってしますからね~
。)
相手に伝わるように、
ちゃんと自分の想いを伝えることが大切です。
私は、こんな言葉をかけてもらえたら、嬉しい。
私は、ただ、話を聞いてもらえるだけで、ほっとするんだ。
そうやって、明確に伝えてあげると、
相手も安心して話を聞くことが出来ますからね~。
「理論が優位」になっているときは
自分の感情を抑圧しすぎている場合は、
ひとりで頑張りすぎて、燃え尽きてしまう場合も多かったりしますので、
自分の感情を開放したり、
周りに自分のことを助けさせてあげることもテーマになってきますが
「感情が優位な方」のご相談を受ける場合には、
あなたが、相手の気持ちに寄り添ってあげることが、
相手にとってどれだけ救いになるのか?を
すこし、意識しておくといいと思いますよ~
なんだか、長~い記事になってしまいましたが
。
あなたが大切な人とより良い関係になれますように。
参考になれば幸いです。
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