MENU
服部希美
心理カウンセラー/講師
カウンセリングサービス予約センター
受付時間 12:00~20:30
◎服部希美のカウンセリングを受けるには >>

大切な人とのコミュニケーションで、減らすといい言葉。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

今日は、良好な関係を築くためのコミュニケーションのコツについて
心理カウンセラー的視点と、私のイタタな経験から、解説してみたいと思います。

パートナーとの関係はもちろん、
職場の上司や部下との関係、家族関係などでもご活用くださいませ!

たとえば、こんな会話。
しちゃいがちじゃないでしょうか。

「あなたは、いつもそう!」
「ぜんぜん、頼んだことをやってくれないじゃない!!」

この「いつも」「ぜんぜん」という言葉。

一見、事実を提示しているように見えますよねー。

彼はいつも、同じことを繰り返している。
彼は、ぜんぜんなにもしてくれない。

でもね、実はこれ。
事実を伝えているようで「感情」を伝えるコミュニケーションなんですよね。

たとえば、みなさんも想像していただくといいかなと思うのですが
「いつも」とか「ぜんぜんOOしてくれない」って相手に伝えたいときって、どんなときでしょう?

ちょっと・・・怒っているときじゃないですか?^^;

「もう、いい加減にしてよ!」という感情が溢れて
「いつもいつも」「ぜんぜんOOしてくれない!」って言葉が出てきてたりすると思うのです。

だって、大概の場合「いつも」って表現するときって
あくまで「多くの場合」であって、100%毎回ではなかったりしますよね。

「ぜんぜん」という表現もね、本当に「ゼロ」であることって、少ないと思うのです。

「あのとき」そうだった。
「ほとんどの場合が」そうだった、ということだと思うのですが

感情が乗っかっている分、ちょっと、誇張しちゃってるわけですね。

でね、これをコミュニケーションに使ってしまうと、相手はどう感じるでしょう?
あなただったら、どう感じますか?

そりゃ、できていないことだってあるし
同じことを繰り返していることもあるけれど・・
自分なりに、やったこともあるのに、そんなふうに言われちゃうんだ。

なによー、その言い方。なんか、全否定されちゃった気分。

ちょっと、悲しくなってしまいませんか?

その結果・・
「いやいや、いつもじゃないでしょ!」とか
「この前、やったじゃん!」とか、反論したくなっちゃうと思うのですねー。

たとえば、あなたが学生時代。

「あんたはいつもいつも、部屋を片付けないんだから!」
「あなたはぜんぜんお手伝いしないわね」

お母さんにこんなことを言われたら

「そんなことないもん!いつもじゃないし!」
「ぜんぜんお手伝いしていなかったわけじゃないのにな・・もう、いいや。」って言いたくなったのと同じようにね。

(はい!例は服部の経験です^^;)

本当は、あの人といい関係を育みたいだけなのに
こんがらがってしまうのも、本意じゃないですものね。

ですからね。

とくにネガティブなことをコミュニケーションするときには
「いつも」「ぜんぜん」という言葉はできるだけ減らすといいと思うのですね。

「”あのとき”は、こうだったよね」
「”これ”が出来ていなかったから、直して欲しいな」

特定をして伝えるほうが、お互いに受け取りやすくなりますよ。

そしてね。
ここもめちゃくちゃ大事なこと。

自分との会話でも、知らぬうちに使っていたりするんです。

「いつも」「ぜんぜん」

「私は、いつも失敗ばかり」
「私は、いつも人を怒らせちゃう」
「私、ぜんぜん成長できてない」
「私、ぜんぜん可愛くない」

ね。言っちゃってません?

自分を過剰に、追い込んでいませんか?
自分に大きなバツ、つけすぎちゃってません?
自分に怒っちゃっていませんか?

自分で自分の可能性、閉じちゃっていませんか?

それって、ちょっともったいないかも。

たしかに、あなたが人一倍、失敗しちゃう人だったとしても
それでもめげずにチャレンジしたことの中に、うまくいったことだってあるはず。

大丈夫、大丈夫。
過去を悔やむことができるということは、成長もしています。

よく探してみたら
あなたのこと、怒る人ばかりじゃないはず^^
健気にがんばるあなたの応援をしたい人も、きっといるはずですよ。

誰かに勝たなくても、あなたは可愛い。
あなたのことを可愛いと思う人も、必ずいます。

いつも、ぜんぜん、という言葉で
あなたのこれまでの努力や魅力を「ゼロ」にしちゃダメですよー。

あなたのことが大好きな、
大切な人のためにも、ね。

さて、今日のエクササイズは「例外探し」をしてみる。です。

「いつも、そうじゃん」「ぜんぜんOOしてくれない」といった不満がでてきたとき。

そうじゃなかったこと、
やってくれたこと、もらえたもの、思いを探してみてください。

「そういえば、あれは、やってくれたな」
「あのとき一回だけだけど、してくれたことってあったよね」

自分自身にやる場合も、同じように
見逃している「自分なりにやれたこと」「自分を認めてくれた存在」を拾い上げていくといいと思います。

そんなふうに「あるもの」に目を向けてみると
前提が変わるので、コミュニケーションが変化してくることも多いですよ。

よかったらお試しくださいね。

**

最後に・・。

こんなことを書いてはいますが

自分の感情が荒ぶっているとき
いままでの恨みつらみが積もり積もっているとき
わかってもらえない悲しみがいっぱいのとき

ちょっと客観的な視点が必要なコミュニケーションって、めっちゃくちゃ難しいんですよ。

つい、感情をぶつけたくなる。
人間ですから、当たり前だと思います。

こういう場合は、まず、自分の心と深くつながって
安全な場所で感情の処理をしたり、
自分の心のケアを取り組んでいかれるといいと思いますよ。

誰だって、心に余裕がない状態で
相手を思いやるって難しいですし
もしかすると、本題はパートナーではなく
自分自身の劣等感や、親子関係のわだかまりからきていた、なんてこともありますから。

よかったら、服部にもお話お聞かせくださいね〜。

あなたがあなたの大切な人と
幸せな関係を築けますように!

直近の面談カウンセリングスケジュール

開催場所は、名古屋・東京ともに、弊社カウンセリングルーム(個室)です。

名古屋(鶴舞)Orオンライン(ZOOM)
名古屋ルームまでの道のり
2月8日(土)10時、13時、16時、19時
2月9日(日)10時、13時、16時、19時

オンライン
2月6日(木)13時、16時、19時

東京(駒場)出張Orオンライン
東京ルームまでの道のり
2月21〜23日(金土日)

オンライン1DAYワークショップ
なりたい自分になるための1DAYレッスン〜見方を変えてみる〜
次回開催は2025年5月ごろを予定しております。

詳しいスケジュールと、ご予約方法はこちら

365日24時間受付中!WEB予約ページはこちら
  • URLをコピーしました!
目次