悪気のない一言で傷ついてしまいます。
きっと、傷つけるつもりで言ったわけじゃないって
頭のどこかでは分かっているのだけれど
まるで裏切られたような悲しさを感じて、
関係性を終わらせたくなってしまうクセがあるのです。
だから、友人関係も長続きしないし、
パートナーともケンカになってしまうことも多くて。
こんな私って心が狭いなって思うのですが
心がいうことを聞きません。
こんなとき、私たちの心は
どんな状態にあるのでしょう??
「裏切られた!」と感じやすい心理を
「期待」の側面から、書いてみたいと思います!
・「対人関係において、傷つきやすい」
・「相手に、イライラしちゃいがち」
なんて方にも、共通する心理だと思いますので
よろしければ、参考にしてみてください。
期待がないところに、裏切りは発生しない
「期待」という言葉のイメージって、
みなさんそれぞれ違うと思うのですが、
今回の「期待」は
「私の思うように、私を愛して欲しい」という、
強い欲求(ニーズ)のことを指すことにします。
たとえば
私のことを、愛して欲しい。
大切にしてほしい。分かって欲しい。
という気持ち自体は、
誰でも持っている欲求なので、
お互いに満たし合う関係性が築けたら、素晴らしいのですが、
「もっともっと」が暴走してしまい、過剰に相手に求めすぎてしまうと
私たちは相手に
「こんな風に、愛してくれるよね」
「こんな風に、自分を大切にしてくれるよね」
という「期待」を、過剰にかけてしまうことがあるんですね。
(無意識の場合も多いですけどね)
期待と期待はずれ(裏切り)はセット商品?!
でもね、相手にも事情がありますから
人が、誰かの期待にこたえ続けるのって難しいわけです。
いくら、愛している相手だとしても。
してあげられることには、限界があったりします。
そして、悪気がなかったとしても
相手の心の傷に触れるような言動をしちゃうこともありますよね。
人は完璧ではないですから。
そんなとき、
「期待」をかけた分だけ、
「裏切られた!」と感じちゃったりするんですね。
そして、
「また、ダメだった」
「私って、愛される価値がないんだわ」
なんて、傷ついてしまいやすくなる、というわけなんです。
では、どうしてそんなに相手に「期待」しすぎてしまうの?
「相手に、過剰に求めすぎてしまうとき」
私たちの心は「飢餓状態」になっている場合が多いです。
つまり「愛情不足」の状態なんですね。
たとえば、何らかの事情があって
「私は、愛されているなぁ~」と充分に感じることが出来なかったり、
自己愛が足りてないとき。
私たちはしんどくて、寂しいので
「外」から、足りない愛を補充したくなります。
そして、
喉がカラカラに渇いているときに
一気に水を飲み干したくなったり、
たくさんの量を飲みたくなったりするのと同じように、
愛情を注いでくれる人が現れたとき、「欲しい」気持ちが暴走しちゃったりするんですね。
また、「水がなくなってしまうかも」という危機感があれば
今度いつ飲めるか分からないから、
今のうちにいっぱい飲んでおかなきゃ!!!
と、必要以上に手に入れたくなったりもするのですね。
買い占め、みたいなことが起きるわけです。
それだけ・・あなたが心理的に苦しい状態にある、といえるのではないでしょうか?
期待をしない、という方向よりも、心の飢餓状態をケアすることが大切
ですから、こんなときには、
あの手この手を駆使して(笑)
「まずは自分で、自分の心を満たしてあげること」が大切なんです。
期待しちゃダメ。期待なんてするからダメなのよ。
と、どんどん禁止を増やしていくのは、逆効果。
そのぐらい、いま、求めているんだな。
と気づいて
できることから、満たしていくのが大切なんです。
自分で自分のことを愛する、も、もちろん大切ですが、
愛情不足だなぁと感じているときは、
愛情を、受け取り損ねて来ている場合が多いので、
今まで受け取り損ねた愛情を、改めて、いま受け取っていく。
に、意識を向けていくと満たされていきやすいです。
愛を受け取るエクササイズ
今回は、2つほど
愛を受け取り満たすエクササイズをご紹介します。
よかったらお試しくださいね。
過去の出来事を
「相手なりに、愛してくれたのかもしれないな~」という視点で振り返ってみてみましょう。
そうは思えないことでも
見方をいろいろ変えて、あぶりだして(笑)いくのがポイントですよ。
ちょっとしたゲーム感覚でやってみて頂けたらと思います。
もし見つかったら「ありがとう」で受け取ってみてくださいね。
もし、それがしんどい場合は
いまできるところから受け取っていきましょう。
今日一日「ありがとう」と感じた出来事を
10個思い出して、日記に書いてみる。
ムリせず、やりやすい方をやってみてくださいね。
余裕がある人に、適切に関わってもらいましょう
正直なところ・・
飢餓状態の心で毎日を過ごすって、とてもしんどいです。
その状態から、リアルな対人関係の中で
自分の心をいい状態にもって行くのって、最初は難しいと思うのですね。
この部分って、とくに
「分かってもらえなかった」「気づいてもらえなかった」という、かつての痛みや
遠慮や我慢、といったところも出てくるところだと思いますのでね
もう1度、人と関わりながら取り組み直していくほうが
楽で進みが早い場合も多いですよ。
そんなときには、
カウンセリングなども使ってみてくださいね。
いっしょに、やってきましょう!
参考になれば幸いです。