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服部希美
心理カウンセラー/講師
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もっと頑張らなきゃいけない、と思う時には真逆の方法を試してみる。

「私、もっとシッカリとしなきゃいけないと思うんです」
「こんなことで悩んでいる私って、弱いですよね」
「もっともっと、自立しなきゃって思うんですけどね」

自分に厳しい人ほど、よく言っているこのキーワード。
あなたも口癖になっていませんか???

「自分にもっと、優しくしてあげましょうね。」
「もっと自分を認めてあげましょうよ」

カウンセリングでは、こんなことを
お伝えすることも多いのですが、

「いまでも充分、甘えていると思いますよ!!」
「いやいや、もっと頑張らなきゃって思うんです!!!」

って、返ってくることが多いんですね。

実はこんな風に感じる状態こそ
「自分に厳しすぎる証拠」だって、知ってました?

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。


自分に厳しすぎるとき
私たちはさまざまな生きづらさを感じます。

たとえば、対人であれば

自分に厳しすぎるとき、というのは
相手にも厳しい目を向けがちなので、

イライラしやすく
関係がギスギスしちゃいがちだったりしますし、

恋愛であれば、
自己否定しやすいので、自己肯定感も低く
恋愛に対しても、臆病になっちゃったりもしますし、
いい彼女を演じてしまうことも。


反対に、自分にかけているプレッシャーが高い分、
彼に対する要望も、やたらと高くなってしまい、

「どうして、こうしてくれないの?」
「彼氏なんだから、このぐらい当たり前でしょ?」

って、不満を抱きやすくなったりも。


お仕事であれば、
誰かに頼ったり、自分を休めることが許可できないことで、

ハードワークで潰れてしまったり、
心や、体を壊してしまったり、

お酒や買い物、食べ物など、
なにかに強烈に依存したくなったりすることがあるんですね。

でも、自分に厳しい方ほど

「もっと、自分に優しくしてあげましょうよ」
「もっと、自分の出来ているところを見ましょうよ」

と言われたとしても、

理屈はわかるけど、

「いやいや、私はそんなことないんです。
本当に出来ない人なんですよ」

って、戸惑われる方って多いんですよね。


それもそのはず、
私たちは、自分に厳しすぎるとき、

「こんな私だったら、認めてあげていいよ~」

という合格ラインが、高すぎるんですね。


でも、自分に厳しくしてがんばった分、
そんながんばりやさんの自分を認められても良さそうなのに
自分に厳しすぎるままだと、
私たちは、いつまでたっても 自分を認めてあげられないんです。

たとえば、、
本当は、100点満点の魅力を持っていて
充分に素晴らしい人なのにも関わらず、

「こんな私じゃダメだ」と、

合格点を150点にひきあげちゃうことで、自己否定が増えます。


(引き上げた50点分が、自己否定になるわけです)

そして、自分を否定しちゃうことで、
自己評価が、50点まで下がってしまいます。

そうすると、自分と合格ラインとの差が
100点もあるように感じちゃうわけです。


そうするとですね 自分に厳しい方は、
ああ、自分に厳しすぎたなぁ、、 ではなく

「このままでは、マズイ!!!

この、マイナス100点を補うためには、
そうだ、200点を目指すぐらい頑張らなきゃ、遅れを取り戻せない!!」

って更に「合格ライン」を引き上げて
ムリヤリ、自分を追いつめていくことが多いんです。


そうすると、引き上げた100点分
そのまま自己否定に変換されるので
自己評価はマイナスに突入。


さらにさらに、この200点の差を縮めるためには、
そうだ、一発逆転ホームランの300点を目指すしかない!

みたいな感じで、
どんどんとプレッシャーをかけていっちゃうんです。

だから、結局のところ
自分に厳し過ぎる状態のまま、
どれだけがんばっても、自分を認められることはあまりなく、

この悪循環が、ずっと続いていくわけですね・・・><

ですから、自分では
「私って、自分に甘いなぁ~」って思っていても、

「自分の出来ているところ、
もっているものも、大切にしてあげましょうね」

というエクササイズに抵抗が出て来ちゃったときには、
めちゃくちゃ合格点が上がっているかもしれません。

「私、もしかすると自分に厳しすぎるのかもしれないな~」

って、思ってみるといいと思います。

そして、ちょっとで良いので 自分を認めてあげてくださいね。

自分に厳しすぎるとき、というのは
心の中に、 激を飛ばしている自分だけでなく、
燃え尽きそうになっている自分もいると思うんですよ。

「これだけ頑張っても、
私は、まだ、ダメですか・・?」

ってがんばり続けている自分さんがいませんか?

そんながんばり屋さんのあなたにも、

ちょっと、優しくしてあげて欲しいなって私は、思います。

自分を否定して、傷つける手を休め、

ち~ゃんと、心も体に
休息と栄養を補給して。

「こんな私も、ちゃんと素晴らしいよね」

って今の自分も認めてあげることができると、

自分に対する厳しさは、向上心として
あなたをより良い形でバージョンアップさせてくれる力だったり、

大切な人を守り、愛しぬくための
力強い味方になりますからね。

まずは気づくことが、大切です^^

そこからやってみていただけたらと思います。


参考になれば幸いです。

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