いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は「寂しさ」の心理学。
慢性的に感じる「寂しさ」について、書いてみたいと思います。
慢性的な寂しさを感じてる人は結構多い
彼とお別れしちゃった、とか。
大好きなお友達と、ケンカしちゃった、とか。
一人暮らしを始めたばかり、とか。
そういった「状況の変化」で「寂しさ」を感じることって、よくあること、だとおもうのですが。
いつも、なんだか「寂しい」
こんな風に、慢性的に「寂しさ」を感じている方って、けっこういらっしゃるんですよね。
まぁ、あまりに慢性的だと、
寂しさを感じている自覚がない方も多いのですけどね^^;
こういうとき、さまざまな原因が考えられるんですが
「自己表現」不足が原因の場合も少なくないんです。
自己表現は、人と感情を分かち合う手段の一つ
実は自己表現、というのは
「人と感情を分かち合う」手段の一つ。
私たちは、人に自分を受け入れてもらうことで、
その人との「親近感」や「安心感」を感じて、心のつながりを実感します。
でもね、ちょっと考えてみていただきたいのですが
「私はこういう人ですよ」
「私は、こんなことをやってきましたよ」
「私はいま、こんなことを感じていますよ」
それを隠して、表面的な自分を受け入れてもらっても・・
受け入れてもらえた感って、あんまりなかったりしません?
ですから、相手を受け入れるだけではなく、
自己表現することで、得られる心のつながりも、
実は、とても大切なんですね。
赤ちゃんが泣くのも自己表現。自己表現をするから愛されていると感じられる。
ちなみに、赤ちゃんが泣くのも自己表現のひとつ。
お腹が空いたよ〜っ
不快だよ〜っ
だっこして欲しいよ〜っ
という自分の欲求を、周りに分かってもらうために、赤ちゃんは泣くわけです。
周りの大人は、そんな赤ちゃんの様子をみて
何を伝えたいのかな?
何を感じているんだろう?
と、くみ取って
赤ちゃんの欲求を満たしてあげるわけですね。
そして赤ちゃんは安心感を得るわけです。
「自分のことをわかってくれる人がいる!」「受け止めてもらっているな」ってね。
まぁ、赤ちゃん時代は、
それでコミュニケーションが成り立つわけなのですけども
大人になると、さすがに、赤ちゃんの時代の表現方法で
関係性を築こうとするのは難しいですよね。
欲求も感情も、成長に伴って複雑になりますし。
赤ちゃんって、、、基本、相手の都合は考えてないですから>_<
ですから、私たちは大人になる過程で
言葉を使ったり、配慮を学んだりしながら
お互いに心地よいコミュニケーションを練習をしていくわけです。
自己表現を成熟させていく過程の失敗感が、心の分離を生む
ですが、コミュニケーションの練習中の時期に、
周りの人とうまくいかなくて、傷つくような経験をしてしまったり。
周りにも余裕がなくて、自分を受け入れてもらえるような環境ではなかったりすると
自己表現をすることが、怖くなってしまうことがあります。
思いがうまく伝わらなくて
私にはうまく人とコミニュケーションができないんだ、と自信をなくしてしまい
人と関わることを避けてしまったり。
私は愛されてない、理解されない、と感じて傷ついてしまい
自分の欲求を抑えて、人に合わせるようになってしまったり。
私はダメなんだ、劣っている、間違ってると誤解してしまい
自分のやることなすことに、ダメ出しするようになってしまったり、、。
その苦手意識が、 今の対人関係において人との距離を作ってしまい
慢性的な寂しさを感じてしまう要因になっていることって多いんですね。
寂しさを感じているときには、自己表現を意識してみよう
ですから、こういうときには
あなたに価値がないわけでも、
あなたの頑張りが足りないわけでも、
あなたが悪いわけでもないんだよ、と誤解を解いてあげながら
もう一度、自己表現の練習をしていくといいと思うんですよ。
分かち合いが出来る関係性を作るためには、
自分の気持ちを表現することが、必須ですからね。
もう、遠慮しなくていいんだよ。
自分を出しても、大丈夫だよ。
よく、がんばってるよ。
そんな風に、勇気づけながら
成功体験を積み重ねていきましょう。
自己表現で、悩んだ経験がある方は
その過程において、とても繊細に、相手を受け止めてあげる才能が育っていることが多いです。
今だからこそ、出来る自己表現もあるはずです(*´∀`*)
そんなあなたと、分かち合いたい人は必ずいますよ。
よかったらカウンセリングもご活用くださいね。
参考になれば幸いです!