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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「私と仕事と、どっちが大事なの!」いつも仕事優先の彼。本当に、愛されているのか不安になる私。

デートの約束をしていた、週末。

いつも忙しい彼との久しぶりのデート。
すっごく楽しみにしていたのに
直前になって、彼からこんなLINEが。

「ごめん、週末に仕事が入ってしまった。また、連絡する。」

・・・・・

そうよね、
いま、忙しい時期だって言ってたもんね。

仕方がないよね。うん。

そんな風に自分に言い聞かせて
ちょっと心を落ち着かせて。

「分かったー。お仕事頑張ってね^^」って
返事はしたものの・・

やっぱり私の心は、収まりがつかない!

なによ、なによ!
すっごく楽しみにしてたのに!

そんな風に腹が立つ反面、
だんだんと、不安が募ってくる。

「もしかして、彼は、私のこと
そんなに好きじゃないのかな?」

私よりも、仕事を優先するぐらいだから
そのぐらいの愛情しか、ないってこと??

なんだか、私ばっかりが
彼のことを好きなのかな・・・。

そんなことばかりぐるぐるしてしまい、
気持ちが落ち込みっぱなしです。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

今日はお知らせから。

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どうぞ、よろしくお願いします。

さてさて、では本題です。

仕事優先!な彼をお持ちのかたの中には、

こういう不安を感じている方って、
けっこう多いのではないでしょうか?

仕事をバリバリこなす姿、信念をもって取り組んでいる姿に尊敬ができた。
頼もしさを感じて好きになったけれど・・いまでは仕事が私のライバル。

でもですね・・
別に彼が仕事で忙しい人でも、
「私は、そんな風には感じないけど??」という方もいらっしゃると思うのです。

さて、この「違い」って
いったいどこから来ているのでしょう?

今日は「お仕事優先の彼」に
「愛されているか不安になる」というお話。

実は「私、本当に愛されているのかしら」と思うときって、

彼が、というよりも「私の心の中」に、
こんな感情が渦巻いていることが多いのです。

「私の気持ち、彼はわかってくれているのかな?」

恋愛だけでなく
私たちの対人関係において、この

「私のこと、分かってもらえているな」という感覚って
すごくすごく、重要だったりします。

この「分かってもらえてるな」と感じる感覚を
心理学では「共感」といいます

特に女性は

「自分の気持ちを、分かってもらえている」
=「愛され、受け容れられている」
=「大切にされている」

と感じやすかったりするので、

「私の気持ち、分かってもらえてるな~」と感じると
その関係性に「安心感」を感じるんですね。

そうすると、
たとえ、仕事を優先しがちな彼相手だったとしても
あまり、会えない状態であったとしても
そこまでの不安って、感じにくかったりするんです。

自分の気持ちがわかってもらえているというだけで

たしかに、寂しいけれど応援しているね。
私のこと大事に思ってくれていること、伝わってるよ〜って安心ができたりするんです。

ですからね。

「私と仕事と、どっちが大事なの!」って問い詰めちゃうよりは
お互いの気持ちを分かり合えるようにコミュニケーションしていくほうが
愛されているかどうかという不安は減りやすいのです。

でもですね。
けっこう難しいのです。
共感を伴うコミュニケーションって。

実際に、私たちカウンセラーは山ほど
「私の気持ち、彼はぜんぜん分かってくれないんです!」
というご相談をお伺いします。

彼のしてくれたこと、言動に対して
「そうじゃない、そこじゃないの・・!!」という
悲痛な声をお聞きすることも、しばしば・・(笑)

また、大好きな彼と、お別れを経験した方から
「私は、彼の気持ちをぜんぜん分かってあげられてなかった」
という後悔をお聞きすることも、めちゃくちゃ多いのです。

とっても切ない話ですけどね。

あと、カウンセリングだったり
現場でお聞きすることが多いのが、このケース↓

彼の仕事に対する熱意や責任感は、
理解してあげたいと思う。

できれば、快く、送り出してあげたい。
彼の負担になりたくない。

でも・・・・

「頭」ではそう思っているけれど、
「心」が、ついていかない!!!

その結果、次に会ったときに、嫌味を言ってしまったり。
拗ね拗ねの態度で彼に接し続け、気まずい雰囲気を醸し出してしまったり。

ガマンに我慢を重ねて
どーんと怒りが爆発し、自爆テロをしてしまったり><

そんな自分をまた責めて。
罪悪感から、自らお別れを言い出してしまう。

自分の気持ちだけを伝えて、
彼の気持ちを受け入れるだけの余裕がなくなり
彼からお別れを告げられてしまった・・。

そんな方もいらっしゃるのでは?

(私も身に覚えがありすぎて・・いたた^^;)

自分で言うのもなんですが、
このパターンをお持ちの方ってね、優しいんですよね。すっごくすっごく。

基本的には、わがまま言っちゃいけないって思っている。
彼の迷惑になりたくない、だからこそ、気がつくとパンクをしちゃうわけです。

自分の本音を伝えたり
我慢をする・合わせる(我慢をさせる・合わせてもらう)以外の方法
「一緒に考える」ということがちょっと慣れていなかったりするわけです。

じゃあ、私も相手も大切にした関係性を築くためには
実際にどうしたらいいの?
って話なのですが。

実は「共感」を目的としたコミュニケーションには、
あなたの心の準備と、ちょっとしたコツが必要なんです。

ケースバイケースではありますので
「私、いま、ここがテーマだわ!」と思われた方は
ぜひぜひ、カウンセリングをご利用いただけたらと思うのですけどね

一つの方法としては、彼に感情だけでぶつけてしまわないように
一旦、素直な気持ちを自分の中で受け止めてあげること
、なのかなと思います。

こういう「自分の気持ちを飲み込むタイプ」の方は
自分の気持ちを相手に伝える、ということをあまり経験してこられていない方が多いのですね。

私の気持ちを話して、みんなに迷惑をかけたくない。
波風、立てないほうがいいよね。
このぐらいは我慢しなきゃ。

そうやって・・ずっとずっと、がんばってきませんでしたか?

限界まで我慢する。
それがあなたの愛し方、になっていませんでしょうか?

だからこそ、いざ自分の思いを話そうとすると、喉でつっかえたり
本当は自分がどうしてもらいたいのか、自分の気持ちが分からなかったり

被害者の意識がつきまとってしまったり

ホースの先をつまんで勢いよくお水を出すときのように、
抑圧していた感情が勢いよく出てしまい
自分の思っている以上に強く相手にぶつけてしまう

結果、気の強い女性だと勘違いされて
男性に怖がられてしまう、というケースもあるかもしれません。

まったくの逆なんですけどねー><

あと、ときどき「本音を伝える」=「感情のままに伝える」
と誤解されている方も多いかなと思うのですが・・
それでは受け手の彼の心に、届きにくくなってしまいます^^;

怒りでのコミュニケーションは、相手の怒りも引き出してしまいますしね・・。

なにより、優しいあなただからこそ
本意じゃないコミュニケーションをしてしまうと
あなたが、あなたのことをますます嫌いになっていってしまうと思うのです^^;

コミュニケーションは、キャッチボール。

できれば(できれば!できるだけのことしか、できないけども!)
相手の受け取りやすいように工夫できる心の余裕もつくれるといいかなと思いますよ。

こういったものは「一般論」というより「個別論」になってきます。
二人の現状によっても違ったりしますからね。
よかったらカウンセリングもご活用くださいませ。

彼のためにも、自分のためにも
一度、自分の心の中も整えてみる。

あなた自身をまず、ケアしてあげてくださいね^^

心優しき頑張り屋さんなあなたの
参考になれば幸いです。

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