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服部希美
心理カウンセラー/講師
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楽しむことに遠慮していませんか?〜あなたが楽しんでいることが嬉しい人がいる〜

私たちはどこか
「楽しむこと」「豊かさを味わって生きること」を申し訳ないことのように思い
大好きな人たちのために、無意識に「楽しまない」という選択をしていることがあったりします。

「私も、これだけ我慢しているよ」
「私も、苦労しているよ」
「私だって、あなたと同じだけの辛さを抱えているよ」
「私は、あなたといっしょだからね」

「私だけは、あなたの味方だからね」

でも、その選択が、本当に・・相手の幸せにつながるのか。
自分の背中を見て育つ、これからの人たちのためになるのか。

自分が本当に幸せだと笑えるのか。

ちょっぴり見直してみるのも、大切なことなのかも知れませんよ。

目次

あなたは、楽しむことは悪いことだって感じていませんか?

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。

こんなことを書いている服部も
実は、めちゃくちゃ楽しみ下手だったんですよね。

洋服や、雑貨など、ほしいものを買うのもすごく「もったいない」と感じたり
美味しいものを食べたり、旅行に行くことになっても
「こんなにいい思いをしたのだから、その分、働かなきゃ!!」って、
感じた罪悪感を帳消しにするために、自分を何倍も頑張らせるということを、「当たり前」のようにやっていました。

また、デートに行ったり
友人と遊ぶ予定を立てたりすると、
心のどこかから、こんな声が聞こえるんです。

「そんなことやっている暇があるなら、やることやりなさいよ」
「いいわよね、あなたには遊ぶお金があって」


「それだけのお金があってありがたいなぁ」
「好きな人とデートができて嬉しいなぁ」と思うよりも
「こんなにお金を使ってしまった」「遊んでしまった」「サボってしまった」と思うばかり。

なにか買い物をして「それ、いくらだったの?」と聞かれると
責められているように感じちゃったりね。

心理カウンセラー服部希美
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最初はこんな感じでした^^;

べつにね、節約家・・というわけではないのですよ。

楽しんで節約しているなら、OKだと思うのですね!
贅沢することがいいこと、ということでもありませんから^^

でも、私の場合。

自分のために、自分を喜ばせるために
エネルギーをかけること自体が、罪悪感があったんですよ。

もーやけくそだ!って思うときには使えるんですけどね^^;(自暴自棄すぎる)

へんなところで浪費しちゃったり。

でもね、そんな私ですが・・
あることをきっかけに「楽しむことって、すごく大切なことなんじゃ!」って気づいたのですよ。

そこから「楽しむ練習」をして、いまにいたるんです。

人によっては「そんなの当たり前じゃない?」と思うことかもしれませんが
私にとって「楽しむことは悪いことじゃない」という価値観で、人生観がガラリと変わったのですね。

いっぱい笑顔でいられる日が増えましたし
大切な人の幸せも喜べるようになりましたし

みんなといっしょに、幸せや豊かさを分かち合えるのもすごく嬉しくて
思わず泣いちゃう、みたいな、面白おかしい日を過ごせるようになってきました。

今日は、そんな「楽しむことは悪いことじゃないのかも」と
気づいたときのお話を書いてみたいと思います。

あれだけのお金を使う罪悪感や、
豊かさを罪悪感があったのにも関わらず

ひとつひとつ、諦めず
乗り越えていくことができた原点は・・
私の場合は、この出来事がきっかけだったのではないかな、と思っておりますよ。

「そうか。私が豊かになれば、みんなに分けてあげられるんだ。
私が率先して幸せや楽しさを味わって、イイエネルギーで家族を巻き込んでいけばいいんだ!」

そんなことを思った、原点でもあるのかな?なんて感じますよー。

よかったら、参考にしてみてくださいね。

お父さんとお財布の話

私が高校生2年生ぐらいの頃。
父が、お財布を買ってくれたんですね。

どういう経緯か分からないのですが、
スーパーの買い物について行った私に、急に
「財布を買ってあげるから、選びなさい」って言いだしたんです。

当時の私は、別にお誕生日でもないし、
記念日でもないのに、どうしてなんだろう?って不思議に思いながら
売り場で並んでいたお財布の中から、真ん中ぐらいの値段の、緑色のチェック柄のお財布を選びました。

たぶん、五千円もしなかったと思います。

帰り際に、お父さんに

「いや~、お前の財布の値段よりも、
お父さんの財布に入っているお金のほうが少ないわ(笑)」

ってネタにされたりして、

お金を使わせてしまって申し訳ない気持ちと、
お財布を買ってもらえた嬉しさと、
父の愛情と、きまずさと、ごちゃまぜになって
なんだか、泣きそうな気持ちでお家に帰ったのでした。

そしてそのお財布は、私の宝物となり。
なんと、私は20代半ばまで、そのお財布を使い続けてたんですよね。

もうね、破けていたり黒ずんでいたりで、めちゃくちゃボロボロ。

でも、お金がなかった父から買ってもらったお財布です。
このお財布を大切に使い続けることは、私から父に対しての愛情表現なんだ・・

そんな風に、勝手に私は思っていたのです。

が。そんなある日、父に叱られたんです。

「もっといい財布を持ちなさい!情けない!」って(笑)



そんなことを言われると思ってもみなかった私は
びっくりして、言い返しました。

「このお財布は、お父さんからのプレゼントだったから、大切にしたかったんだよ!」って。

お父さんが苦労して稼いでくれたお金で買ってくれたものだから、ずっとずっと大切ににしてたのに!って。

でも、父はキッパリと言いました。

「自分が買ってあげたものを大切にしてもらうよりも、
希美が、もっともっとステキなお財布を買えるようになって
”ほら、こんなにステキなお財布を買ったよ!”って、自慢してもらった方がよっぽど嬉しい!
それが、親孝行ってものだ!!!!!」



当時の私は、正直なところ・・
複雑な思いが入り混じり、父の想いを、素直に受け取りきれませんでした。

なにそれ!ひどい・・!って。

でもね。
その後、心理学に出会い、ワークショップに通うようになり、
自分の持っている「娘視点」だけではなく「親視点」のお話をお聞きするようになって
なるほどなぁって、当時の父の愛が、腑に落ちるようになってきたんです。

父が子供の頃は、戦後のまだまだ物が足りてない時代で、
欲しいものがあっても、手に入れることが出来ない時代だったと聞きます。

だからこそ、自分の子供たちには
なにか買ってあげたい、豊かさを手に入れて欲しい、
恥ずかしい思いをして欲しくない、という願いは強かったんだと思うんですね。

でも、私はずっと、
そんな、大変な思いをして育ててくれた両親に遠慮して、
私だけが、良い思いをしちゃダメだって思っていました。

だから実は、お財布だけではなく、
食べ物も、着るものも、旅行や、趣味など、
とにかく自分にお金をかけることが出来なかったんです。

それはそれで、娘の愛に違いないのだけれど

でも、本当は・・遠慮なく人生を楽しんで、
いっぱいいっぱい、幸せ自慢をして

「私を育ててくれて、ありがとう」
「私はこんなに、豊かに過ごせていますよ~」

「いいでしょ〜!」

って、姿でみせてあげるとこが、
一番の親孝行なのかもしれないなって、思えるようになってきたのですね。

そこからの私は、
すこ~しづつですが、自分のためにお金を使えるようになっていきました。
それに伴い、険悪だった父との関係も良好になっていきました。

去年は、なんと両親を連れて
3人で福井(どうも、東尋坊に行きたかったらしい)に一泊旅行にも行ってきましたよ。

罪悪感なく、遠慮なく、
みんなで名物を食べて、温泉に入って、観光船に乗って、笑い合えた幸せは・・
正直、泣いちゃうほど嬉しかったです。

家族仲が悪くて、どうしようかと悩んでカウンセリングを受けていたこともあったのにね!

もしみなさんの中にも、「親孝行したい」という思いがあって、
それが「遠慮」という形で表現されているとしたら

もしかすると、遠慮を手放して、あなたが一番に楽しんでいくことが
あなたの大切な人を喜ばせるかもしれませんよ?^^

恵まれていて、ごめんなさい。から
おかげさまで、ありがとうの世界へ

私も、あなたがあなたらしく
楽しく過ごしていてくれたら、嬉しいなと思います。

最後に

とはいえ、楽しむことを遠慮してきた方や
悪いことだと思ってきた方ほど「楽しむことって?どういうこと?」と迷ってしまったり
「本当に楽しんでいいの?」って、感じてしまうものだと思います。

また、あなたの身近な人が、楽しみ下手さんで
足を引っ張られちゃうこともあるかもしれませんね^^;

慣れないことをやるときには、最初はサポートがあった方が楽なことが多いです。

私も、楽しみ上手な人にサポートしてもらいながら
「これでいいのかな」「やってみていいのかな」なんてブルブルしながら
自分の楽しみを許可する練習を積み重ねていた過程があったりしますから^^;

よかったらカウンセリングもご活用くださいね〜。

あなたと、あなたの大切な人が「生きててよかったー」って笑える日が来ますように。

参考になれば幸いです。

心理カウンセラー服部希美
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