小さな子供や赤ちゃんを見かけると、ついついニコッと笑いかけてしまう。
ぷくぷくした頬っぺたや、真ん丸な瞳を見ていると、思わず、可愛さに悶えてしまいます・・!
そんな方もいらっしゃれば
子供がキャーキャー騒いでいると、なんかイライラしちゃう。
寄ってこられても、どうしていいか分からない><
そういう方もいらっしゃると思うのですね。
でも・・・
「私、子供が苦手なんですよね」
この悩みって、けっこう人に言いにくいものなのかな?って思います。
女性は特に。
ひっそりと悩みを抱えていらっしゃる方、少なくないのかなって思うのです。
しかもですね。
「自分の子供にイライラしちゃう」というお悩みは、まだ相談しやすいと思うのです。
「まぁ、子育て大変だもんね」って、周囲に共感もされやすいと思うのです。
でも・・「自分の子供、というわけではなく、子供全般がちょっと苦手」という感覚って
なんだか、人として間違っているような気持ちになったり、
誰かに相談しても「自分の子供ができたら好きになれるわよ」とか
「そんな心の狭いこと言ってちゃダメでしょ」なんて・・気持ちを否定されちゃうことも多いかなって思うのですよね。
もちろん、周りの人に悪気があるわけではなく
「みんなが可愛いって思うものでしょ(だって私は可愛いって思うから)」という心理が働いてしまっているだけ、なのですが
「私は冷たい女性なのではないか」
「母性に欠けているのではないか」
「女性として、間違っているのではないか」
なんて自分を責めてしまい
余計に子供がうんざりした存在になってしまう
子供、というワードに過剰に反応してしまう。
家族連れのいる場所に行くだけで苦痛。避けたくなる。
ということも少なくないようです。
しかし、心理から紐解くと
けして「子供が嫌い」なわけでも
「愛おしいな」とか「愛したい」という母性がないわけでもなく
むしろ、その思いはあるのだけれど、
心理的抵抗が出てきて、うまく受け入れられない。
こういうことが起きていることが多いみたいなんですよね。
ということで、今日は
子供が苦手な女性の特徴と心理を紐解いていきたいと思います。
子供が苦手な女性の心理と特徴を「依存の視点」から紐解いてみる
いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
実は、「子供が苦手」という心理には
いろいろなケースが考えられるのですが
甘えるのも頼るのも好きじゃない。
職場や友人でも、人に頼ってばっかりで、甘え上手な人のことが大嫌い。
べそべそしている人や、ウジウジしている人も大嫌い。
そんな、とってもとっても自立的な女性ほど
「子供が苦手」であったり、「可愛いと思えない」「イライラしちゃう」と感じる傾向があるみたいなんですよね。
つまり・・・「自分の中の依存心」を嫌っている人ほど
「子供に対して、苦手意識」を感じちゃうことって、けっこう多いのです。
依存=悪いもの?
「依存」とは、「自分以外の人に寄りかかりたい気持ち」のことを指すのですが
実は、誰でも持っているものであり、「人と共に生きる」社会では、とても大切なものでもあるのです。
心理学では、
人は完ぺきな存在じゃないのだから
良質な依存を持ち、お互いに補い合うことが大切だよ
なんて言ったりもするんですよ。
でもですね・・・
しっかりさんの女性の中には
この「依存心」をとても悪いものに感じている方って、結構多いのです。
*
たとえば、ですが・・
自分に「泣いちゃいけない」「泣くことは弱いことだ」って
自分を奮い立たせて、頑張ってきた女性がいたとしましょう。
職場で、辛い思いをしちゃったんだけど
ぐっと我慢して、仕事を乗り切ってきた。
誰かに弱音を吐くことなく、
ストイックに自分と向き合い
ひとつひとつ、乗り越えてきた。
いつでも、人にやさしくいられるように。
いつでも、みんなの前では笑顔でいられるように。
そんな風に頑張る「心優しき頑張り屋さん」がですね~
ちょこっとしたことで、泣いちゃう。
言葉も上手く話せない。
べたべた甘えてきたり。
ところかまわず、遊んでいたり。
「これ、出来ない」「やってー」って、悪気なく、素直に出来る
「小さな子供」や「赤ちゃん」という
「依存」のシンボルを目の前にしたとき
「可愛いなー」「素直だなー」って感じられるかというと・・
「泣いてちゃだめでしょ」
「うっとうしいなぁ」
「甘えないで。自分でやれなきゃ意味ないでしょ」
「ちゃんとしなさい」
「しっかりしなさい」
「ワガママだなぁ」
って言いたくなっちゃったり
イライラしちゃったりすることがあるのですね。
まるで・・・・普段、自分に言っているように、です。
自分の中の依存を嫌っているだけ、子供が苦手になってしまう
「人間の赤ちゃん」は、多くの動物の赤ちゃんとは違って
ひとりでは生きていけない、とても未熟な状態で生まれてきますよね~。
いきなり歩いて、いきなり話して、
いきなり自分でご飯を食べられる赤ちゃんって・・まぁ、いないわけです。
栄養を取ることも
清潔を保つことも
言葉を話すことも
心をはぐくむことも・・
誰かの助けが必要。
いわゆる「全面依存」の状態なのですね。
そこから、だんだんと
「自分で出来るように」学んでいくわけなのですが・・
私たちは、そういう「依存」の存在を見ると
まるで「鏡」のように「自分の中の依存心」と向き合うことになるのですね。
目の前の子供が嫌だから、というよりも
目の前の子供から感じる「依存」と
同じものを持っている自分を罰していることで
「イライラ」しちゃうことが多いのですね。
子供が大好き!にはならなくてもいい^^
まぁ、こんな記事を書いておいてなんですが・・
別にね「私、子供が大好きです!」って、ならなくてもいいのですよ。
好きの度合いって、人それぞれですから
プレッシャーを感じなくても大丈夫!
でも「なんか、しんどいなー」って感じていたり
「ちょっとこの苦手意識をどうにかしたいな」って思う方は
日ごろ、ひとりで頑張りすぎていないかな??
って、チェックしてもらえたらな、と。
また、自分自身の子供時代がしんどかったり
未完了の思いが残っている場合
その思いが、子供を見るたびに、反応している場合も多いです。
「あ、私、そうかもしれない」
そんな風に感じる方は
どうぞ、カウンセリングもご利用くださいませね~。
参考になれば幸いです。