いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
あっというまに、6月も残りわずか。
早い梅雨明けも迎えておりますが・・みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
服部は、出張先の東京から帰ってきた足で
母校の勉強会の司会をしたり、打ち合わせをしたり・・
なんだか盛りだくさんな日々を過ごしております^^
やりたいことで忙しいのは幸せなことですね〜。
休息もちゃんと取りながら♪
ひとつひとつを大事にして行けたらいいなと思っておりますよーー。
みなさまも、暑い日が続きますからね
水分補給も忘れずに!!心も体も労わりながら
過ごしていきましょうね。
応援していますよー。
*
さて、今日は「価値観の違い」の観点から
パートナーシップについて書いてみたいと思います。
「私だったら、こうするのに!」そんなふうにイライラしちゃうこと、ありますよね・・
人はひとりとして同じ人はいませんし
違いがあって当たり前だよね、なんて頭ではわかっていたりするのですが・・・
どこかで・・近い人ほど
「あの人と自分は一緒の考え方をして当然でしょ?」
「なんて感じる癖ってあったりしませんか?^^;
・・・とくに一番近い「他人」だといわれているパートナーに対して。
今日は、喧嘩の元にもなり、
でも・・人と人とが惹かれ合うきっかけにもなる
「違い」について、ちょっと書いてみたいと思います。
*
すこし前のお話なのですが、こんな経験をしたことがあるのですね。
その日の私は、朝から熱を出してしまい、お仕事をお休みすることになったのです。
なんだか心細くなった私は、当時お付き合いしていた彼に「熱を出してお仕事を休んで寝込んでいる」という内容で、LINEを送ってみたのですよね。
私としては、ちょっと、かまってほしかったわけです。が^^;
LINEに既読はついたものの、それから数日間、彼からなんの連絡もなし!
「まぁ・・お仕事が忙しいんだろうな・・仕方がないよね・・」
そんなふうに自分に言い聞かせながら、ひとり、乗り切ったのですが
その後、彼が電話をくれたとき、あっけらかんとこんなことを言われたのです。
「え?あの日はお休みだったら、一日ゲームしてたよー。
もうそろそろ、元気になった?」
*
そのひとことを聞いたとき、
なんでしょう、猛烈に怒りが込み上げてきたんですよね(笑)
え〜〜〜!!なによなによ!
普通、彼女体調が悪かったら、心配の一つでもするんじゃないの?
どうして、LINEの返事ぐらいしてくれないのよ(泣)
私よりもゲームの方が大事だってことなの?
彼にしてみたら、私ってそのぐらいの存在なの?って。
いろんな感情が入り混じり、電話口で思わず黙り込み、
不機嫌モードになってしまった記憶があるのですが^^;
でもですね、よ〜くよく話を聞いてみると、
体調を崩している私を案じ、自分のことなんて気にせずにゆっくりと休んでもらいたいという思いから、
ここ数日、自分からの連絡を控えていたそうなんです。
彼自身が「体調が悪くて寝ているときに、スマホの通知音や着信音で起こされたくない。」と思う人だったらしいのですね・・
*
彼は彼なりに、私のことを思いやってくれていたんだろうな、というのは今考えるとよくわかります。
でも当時の私は、体調が悪いときには、好きな人に気にかけてもらえることが嬉しかったし
もし私が逆の立場で、大切な彼が寝込んでいると聞いたら、「なにかあったら声かけてね」と自分から連絡を送っていたと思うのですよね。
だからこそ・・・彼にも同じ行動を期待し「もしかして、私が思うほど愛されていないのかな」と感じてしまったのでしたが
「しんどいときほど、大切な人の邪魔にならないように」と愛情を示していた彼。
「しんどいときほど、関わってもらいたかった」私。
お互いに思う気持ちはあったのだけれど・・すこし、すれ違ってしまったわけです。
愛があるからこそ、すれ違うこともある
たとえば私たちは、大好きな人に、なにかをしてあげたいと思ったとき
自分がしてもらいたいな、助かるなと思うことを、してあげたいと思ったりしますね。
たとえば、あなたがお中元に「そうめん」を贈りたい人であれば、
あなた自身が、そうめんを贈ってもらえると嬉しいと思う人のことが多いと思うのです。
自分じゃいらないな、と思うもの。
わざわざあげようと思いませんものね・・。
そして、大切な人だからこそ・・・大切にしたいからこそ
自分がされて嫌なことはしたくない、と思うもの。
その気持ちは相手を思う愛であり、本当に素晴らしいことだと思うのですよ。
そして、自分と似ている価値観を持っている人であればね、
まっすぐ届いて、喜んでくれると思うのです。愛が愛で伝わるといいますか。
ただ、自分のしてあげたことが相手の求めるものと違っていたり
自分がしてもらいたいことを、してもらえなかったと感じたときに・・
「違い」として受け入れることができなかったりすると
「どうして喜んでくれないの?私、そんなにダメだった?」
「私だったら、こうしているのに!・・・ということは、私のこと、彼はあまり好きじゃないのかな」
こんなふうに、愛情がすれ違ってしまうことがあるみたいなんですね。
まぁその後、この件については、
いろんな話をしたことで、お互いの誤解が解けて終わったのですが・・
この経験をつうじて「調子が悪いときに、そっとしておいてほしい人もいるのだ」ということや、
「そうか・・。自分が思っている以上に、いろいろな価値観を持っている人がいるのだな」と痛感したのでした。
(ちなみに、いまの私は、体調を崩している時には、そっとしておいてほしいって思ったりしますね^^;
同じ人でも、状況や心境によって変わったりしますよね、うんうん。)
違いがあるから、喧嘩する。・・・価値観の違いってそんなに悪いものなの?
さてさて、今回は私の経験を書いてみましたが・・
価値観の違いというのは、恋愛の場において、大きな影響を及ぼすことがありますね。
どちらの価値観が正しいのか、という喧嘩に勃発しちゃったり。
分かり合えない悲しみを感じたり・・。
価値観の違いが、戦争に発展することもある。
そういうことばかりが起きていると、どうしても
「違い」って悪いもので、2人の仲を引き裂いてしまうもののように感じちゃう方もいらっしゃるかもしれませんが^^;
(え、私だけでしょうか)
実は私たちは「自分と違うからこそ惹かれ合う、魅力的に感じる」という側面もあるのです。
たとえば、私たちが誰かを好きになるとき
自分の持っていないいいところを持っている人に惹かれやすかったりしますよね。
周りの気持ちを尊重する優しい人が
自分とは違う、リーダーシップを発揮して、グイッと引っ張ってくれる人を好きになったり。
淡々と物事をこなす、冷静沈着な人が
泣いたり笑ったり、感情豊かな人に惹かれたり。
自分にないいいところや考え方、価値観を持った相手に惹かれることを、
心理学で「相補性の法則」なんていうのですが・・
違うからこそ、いっしょにいて世界が広がったり、補い合ったり、人生の幅が広がったりすることって多いですよね。
今回例に挙げたような、自分になかった視点を教えてもらうきっかけになったりね〜。
そして自分もまた、パートナーに持っていない視点や違う価値観を持っている。
この「違い」こそが、パートナーからみれば魅力であり、パートナーを楽しませていることも多かったりするみたいですよ^^
自分にとっては当たり前のことだったりするので、あんまり自覚できなかったりしますけどね。
まぁ・・長くお付き合いしている中で、
惹かれ合うきっかけになった「違い」が「喧嘩の種」になってしまうことも多かったりもしますけども^^;
違いを受け入れ合ったり、活かしあったり、
2人で「2人の価値観や世界」を作っていくことができたなら
違う2人だからこそ、面白い。ありがたい。楽しい。
そんなパートナーシップを育むことができるかもしれませんね〜。
みんなちがって、みんないい。そんなパートナーシップを育むために
違いを楽しんでいくためには
いくら近い存在であっても、自分と人は違うんだ、ということと
(心理学では脱中心化、なんていいますね^^)
「違い」を受け入れていく柔軟性が大事になってきます^^
違いを受け入れていくには、「知る」ことが大事ですからね
自分はこう感じるのだけれど、相手はどう感じるのかな?
どんな価値観を持っている人なのかな?なにが好きな人なんだろう?
どんなことを大切にしている人なのかな?
こんなふうに「相手の価値観」や視点に興味を持ってみることを、日頃からいいかもしれません。
そして、もし、なにか問題が起きちゃったときには
「もしも、パートナーの価値観の中で、愛を選択してくれているのだとしたら・・?」
「パートナーが私と違う価値観を持っているからこそ「いい」という面はないだろうか?」
という視点をもって、状況を見てみると、
あなたの愛がパートナーに届きやすくなったり、
パートナーからの愛を上手に受け取りやすくなるかもしれませんよ。
よかったら、お試しくださいね^^
*
・・・・最後に。
人の「違い」を受け入れることに強い抵抗が出てきたり
自分と人が違っていることに対して「こんな自分なんて愛されない」
「みんなと同じにならなくちゃ」という気持ちが強く出過ぎる場合は、
人に合わせることで、ここまで頑張ってこられたのかもしれません。
受け入れられない、その人が持っている要素を
自分が持つことを禁止している方もいらっしゃるかもしれませんね。
私はあんなふうにはなりたくない!・・それはなぜでしょう?痛みからきていませんか?
また過去に、あなたらしさを、否定されちゃったことがある。
こんな私だから、あの人に迷惑をかけたんだ。
その傷から、自分らしさを封印してしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、まずは、よくやってきた自分のことを丸ごと認めて
自分を取り戻していくことからスタートしてみるといいかもしれませんね。
世界でただひとりしかいない、あなたが
大切な人といい関係が作れますように。
応援していますよ。
参考になれば幸いです。
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