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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「私は人から必要とされていない」と感じて辛いときには、もっと自分を認めてあげよう

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

今日は、恋愛だけでなく
ありとあらゆる対人関係の中で出てきやすい「必要とされたい・必要とされていない」問題について、現役心理カウンセラーの視点から紐解いてみたいと思います。

必要とされていないと感じやすい自分を変えたい。
どうして、私はそんなに必要とされたいのかを知りたい。
そんなあなたのヒントになれば幸いです。

たとえば、恋愛。

パートナーは毎日楽しそう。
私と一緒にいる時以外でも、すごく幸せそうに過ごしている。
パートナーは周りの人とうまくやれる人だし、仕事も充実しているし
あ〜あ。私がいなくたって彼は幸せなんだ。私なんて必要ないんだって感じちゃう。

友人関係であれば、

友人たちが楽しそうにおしゃべりをしているのを横目に
「どうせ私なんて、必要ないんでしょ」って俯瞰してみている、みたいな。

職場や仕事では、こんな感じでしょうか。

自分が現場のリーダーであったり、第一線で活動していたり、話題の中心にいるときには
「自分がいる意味があった」ように感じていたり、周りからも必要とされているような感覚があって、
そんなに不安ではなかったのだけれど・・

いままでやっていた仕事を手放して、サポートに回ることになったとか。
後正社員からパート社員に移籍したり転職をして、中心人物というよりも「自分には誰にでも出来そうな仕事しか回ってこないように感じる」状況に身を置くようになったとたん

急に、不安になってきてしまった。

こういうことって、あったりしませんか?

周りから必要とされているときには、ホッとする。
こんな私でも、ここにいていいんだと思える。
彼が、周りが「あなたがいないと困るよ」って言ってくれれば、私はもっと安心できるのに。

そして、、、そんな風に感じてる、自分も最低だな、、って、自分を責めちゃう。

みたいな、感覚。

もちろん、ケースバイケースにはなるのですけどね
「人から必要とされることが、それほどまでに気になる」時というのは、
なんらかの理由で、劣等感や自己否定、無力感があり、
それを埋め合わせなければという気持ちからきていることが少なくないようです。

簡単にいうなら

こんな情けない、ダメダメな私だと思っている分・・・

大切なパートナーから、仲間から、家族から、友人から必要とされているのだから、

私はここにいてもいいよねって。
あの人よりも必要とされているから、ここにいてもいいよねって
このままの自分でいて大丈夫だよね、許してくれるよねって確認している、みたいな感じでしょうか。

そして、ただそれだけじゃなくて

人から必要とされていないと感じた時や、
自分よりも必要とされている人を見た時、
人からの評価や必要とされたいと思って行動をしてしまった時、
元々持っている人の良さから「なんてズルいヤツなんだろう」なんて、
自分をコテンパンに責めちゃったりもするかもしれませんね。

「ほら、私はやっぱりダメなやつだ。こんな嫌な自分なんて、存在する意味なんてないよね」なんて。

でね、ここからがとっても肝になってくると思うのですが

このテーマがある人というのは、
あなたが「大切な人の喜びでありたい」という気持ちがとっても強い。
愛情あふれる方だという証明でもあるのかなと思うのです。

そしてね、実は誰よりも「周りの人のことを尊重したい」と思っている方だと思うのです。

「大切な人が笑っていてくれる。その様子を見ているだけでも、死ぬほど幸せ」
自分のことは横においてでも、大切な人が幸せでいてくれたらいい。

どこかで、そこまで人のことを愛せる力を持っている人だと思うのですね。

そんな強い愛があるがゆえに、
自分で自分の存在が認められないときに、
自分のことを誰よりもコテンパンにしてしまうのではないでしょうか。

でもね、自分のことを横に置き去りにしっぱなし。
自分の幸せは投げ捨てている・・・そんな状態では、不満が出てきてしまっても無理はないことなのです。

「今度は誰かが、私を幸せにしてよ」
「どうせ、私のことなんてどうでもいいんでしょ」そんな気持ちにも、なっちゃったりしますよね。

無理はないことだと思います。

でもね、大切な人たちも・・
誰もあなたに、そんな悲しいことを求めてはいないのだと思うのですね。

あなたが願ってくれているように、あなたも幸せであって欲しい。

ですからね〜
ここからは、自分のことも自分が幸せにするんだという気持ち、
心理学ではよく「自分のことも数に入れる」なんていうのですが

自分のことも数に入れるということを取り組んでいく方が
この葛藤から抜けることが出来ると思うのですけども・・

もしもね、私はこのパターンを繰り返しています、という方がいらっしゃったとしても、
これまでの自分を責める必要は全くないと私は思うのです。
ぜひ、それだけの愛を秘めてきた自分を、ちっぽけに扱わないであげていただけたらなと思うのです。

きっと、あなたなりに必死に編み出して、
必死にやってきた「愛の表現方法」だったりもするわけですからね。

でもね。
もうそろそろ・・自分のこと、認めてあげてもいい時期なのかもしれませんね。

だれかに必要とされる、されないという次元で自分を裁くのではなくて

あなたは、あなたでいいということ。
自分さんと仲直りをして、自分のことも大事にするということを。

これまでのあなたも、いまのあなたも、
そんなにまで優しくて、愛情たっぷりな人。
自分なりの愛や、自分のことを少しづつ認めていけたらいいですね。

あなたは、あなたが思うよりも
ずっとずっと愛情深いし、優しいし、可能性に溢れていますよ。

そしてね。

あなたが、あなた自身のこと・・ちゃんと必要としてあげましょう。
自分のこと、あてにしてあげましょう。

今度は自分のことも大事にする。
自分の幸せのために、自分に力を貸してあげましょう。

たとえば、自分の時間を大切にしたり、
やりたいことをやってみたり、楽しめることを優先してあげるのもいいですよ。

日常的に自分に優しい目を向けるようにして、好きなことややりたいことを選んでいきましょう。

また、誰かの評価を得たり、人との競争で得られる快感ではなく
「自分の努力(そこまで大きなものじゃなくていいですよ)だけで成果を得られて、実感がしやすいもの」を取り組んで、
自信を回復してあげるのも効果的です。

たとえば、パズルを解くとか、1行日記を続けるとか
自分のできたことを数えるとか、お散歩に出かける習慣をつけるとか。
得意で好きなことで、心の中で自分が小さくガッツポーズできるようなこと、ぜひやってみてくださいね。

そうやって自分自身に軸を置き、
エネルギーを注いだり、大切にすることができるようになると
だんだんと「人から必要とされること」を過剰に必要としなくなるので、

大切な人の笑顔が見れたら嬉しい、人が大好き。
あなたの、そんな気持ちはそのままに人と関われるようになってくることが多いようですよ。

「私なりに、やってあげられることをやっていけばいいよね」って肩の力が抜けてきて
あなたの純粋な思いがそのまま、周りの人にもしっかりと伝わるようになりますし

実は案外、自分は必要とされていたんだ、ということに気付けたり
期待したわけじゃないのに、周りから「あなたのおかげです」と言われたり
頼られたりすることが、なぜか増えてきたりすることも多いようです。

私たちは、大切な人の役に立てたら嬉しいし、自信が持てたりしますね。
人から必要とされることで、自分1人だけでは超えられない壁を越えられたり、強くなれる。こういうこともあります。
それは決して、悪いことではありませんし、人生の大きな喜びの一つ^^

そんな、あなたにとって大きな大きな喜びを、本当の意味で味わえる。
そして、大切な人たちと分かち合える。そんな日々がやってくるといいですよね

とはいえ、できないにはその人なりの理由があったりするもの。
そして変化するには、ちょっと時間がかかったりするのですよね。

「そうか、じゃあ今日からやってみよう!」と意気込んでも
「けっきょくダメじゃん」って自分を責めるところに逆戻り、ダメな私を強化してしまう、なんてこともあるかもしれません。

でもね、そんなときにこそ、
どうか自分の前向きな頑張りを労ってあげていただけたらなと思います。

せっかく植えたタネの芽、摘まないでね(笑)

また「自分はできない」と思い込んでしまった理由があったり
「あのとき、こうしていれば」と思うことが、心の中に引っかかったままであったり
自分で自分を許せないと思うような過去の出来事がある場合は、
正直「頭で分かっていても、心はいうことを聞かない」ということもでてくるのではないかな〜?と思います。

そんなときには、まず、心の整理をしていきましょう。
カウンセリングもご活用くださいね。
あなたのお役に立てたら嬉しいです^^

心優しき頑張り屋さん代表選手のようなあなたが
大切な人と幸せな関係を築くための参考になれば幸いです。

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