「困ったとき、人に手を差し伸べてもらった経験」や「優しさに触れた思い出」を振り返ることは、私たちの心に静かな力を与えてくれるもの。
そうした経験を思い出すことで、今の自分を大切にする力や、これからの未来に希望を持つ力が湧いてくることもあります。
あなたがこれまでに受けた優しさや助け、そのひとつひとつは、今のあなたを支えている大切な糧になっています。
そして、そんな経験が、今後の人生にどんな意味を持つのかを感じ取ることができたとき、自分をより深く愛せるようになるのではないでしょうか。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
昨日は、美容室に行ってきたんですけどね
私と同年代っぽい美容師さんが、こんな話をしてくれました。
「僕、高校を卒業して、すぐに実家を出たんです。
親は、学費も仕送りもしない派だったので
一人暮らしをしながら美容室に就職して、
通信教育で、美容師の資格を取ったんです～
その間の3年間・・・・
月に自分が使えるお金って、3000円ぐらいだったんですよねー
この中で、食費や交際費を出さなきゃいけなかったので、大変でした＞＜」
＊＊＊
実は私も、夢を追いかけていた頃
同じような生活をしていたんですけどね～・・
月3000円で、やりくりするって
けっこう、すごい計算なんですよね。
しかも「まかない」があるわけでもない、
副業する時間もない、そんな中で、
お付き合いで誰かと食事でも行こうものなら
300円で20日過ごすことになる、なんてこともあったそう。
そこまでくると・・・
どうやって「やりくり」してたのか、気になりますよね。
私も思わず、突っ込んで聞いてしまいました（笑）
そしたらですね～
「自分でもやりくりしてましたけど、
お客さんが、すごく助けてくれたんですよ～」って教えてくれたんです。
＋＋＋＋
お客さんと会話をしていると、
ときどき「自分が食べられてない」という話になったりするわけです。
まぁ、世間話をしていると
そういう話にもなりますよね〜。
それを聞いたお客さんが、
「お米、あげる」って持ってきてくれたり。
「差し入れ」を持ってきてくれたそうなんですよ。
それを「助かります、ありがとうございます」って受け取って、
なんとか食べてました、って言ってました。
「毎日ががむしゃらだったし、すごく辛かったから、
自分と同じような道は歩んで欲しくないなーって、後輩には話してるんですけどね・・・
そのときに、人に助けてもらえることへのありがたさ、は身にしみましたね～。
本当にありがたかったです。」
あのお客さんたちがいなければ、
途中で挫折しちゃってたかもしれないですね～（笑）
って、笑っていらっしゃったその姿を
当時のお客さんが見たら、どれほど嬉しいだろうな～
苦労話を聞きながら
そんなことを感じた私だったのでした。
＋＋＋＋
「困ったとき、人に手を差し伸べてもらった経験」
ここまで、大きなことじゃなくても・・
大なり小なり、こういう経験って
みなさん、おありなのではないでしょうか？
私も、今、浮かんだだけでも
けっこう人に助けてもらった思い出ってあるなって思います。
たとえば・・・
電車を降りるとき、
電車とホームの隙間にヒールが落ちそうになったとき
とっさに、隣にいたサラリーマンさんが
腕を掴んでくれて、助かったということがありました。
具合が悪くて、真っ青になっていたとき、
大丈夫ですか？って声をかけてもらい、
ベンチまで連れて行ってもらったこともありました。
１００円硬貨しか使えない駐輪場の精算機の前で、
１，０００円しかもっていなくて、立ち往生している私に
さらっと、100円をくれた方もいました。
自転車ですっころんだとき、
倒れた自転車を起こしてくれた学生さんがいました。
道端に散らばったカバンの中身を
ひとつひとつ、拾ってくださった方もいました。
お財布を落としたとき、
警察に届けてくれた、見知らぬ方もいらっしゃいました。
ボールペンを忘れたとき、
使って良いよって貸してくれた同僚がいました。
道に迷っていたとき、
親身になって案内してくれた人がいました。
（あれ、自分のやっちゃったドジを暴露しちゃってる？。）
つい先日も、鶴舞の駅に人だかりが出来ていたので
「なにやってるんだろうね？」って話してたら、
「ビアガーデンまでの送迎バスを待っているんですよ～！」 って、前を歩いていた方が、親切に教えてくれましたよ。
けっこう勇気、いると思うんですよね。
知らない人に声をかけるのって。
些細なことかもしれないけれど、
・・・・思い出してみようと思えば、けっこう
「人に手を差し伸べてもらった経験」って浮かんできませんか？？？
＋＋＋
実はこの「経験」を思い出すことって
「ここから先、自分が幸せに生きていくため」に
背中を押してくれる後押しになるのです。
ですからね～
今日は少し、思い出してみてください。
あなたがここまでくるまでに、
どんな人が、手を差し伸べてくれましたか？？？
どんな一言が、嬉しかったでしょうか。
そして・・・・・
あなたが、最高に幸せになったとき。
誰に幸せ報告をしたいですか？
どんな人が、喜んでくれそうでしょうか？？
あなたが幸せになる、ということは
あなたのことを大切に思う人も、幸せにすることと同じですからね。
もしもあなたが
「全然、そういう体験をしてこれませんでした＞＜」
そう感じるのであれば、
「ここから」たくさん経験していけば良いだけのこと！です。
お米を提供することはできませんが
私たちカウンセラーも、あなたのお役に立てたらと思います。
困った時に誰かの優しさに触れることは、あなたが前に進むための大きな力になります。
そして、あなたが幸せになることは、あなたを大切に思う人たちにも幸せを届けることに繋がりますからね。
人からの優しさは、触れれば触れるだけ浸透していきますよ。
心からの幸せを感じられるその日が、あなたにとって、素晴らしい未来の始まりとなりますように。
参考になれば幸いです。
