『いま、自分が何を感じているか分からない。』
『特にしんどいことがあるわけでもないけど、毎日疲れる。』
そんなお悩みを抱えている方の中には、
自分が『お利口さん』であることが、
愛されるコツ・人を愛するコツだと思って生きてきた方が多いようですよ。
お読みいただきありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
さてさて
今日は「心優しき頑張り屋さん」がハマりやすい
「お利口さん」タイプが幸せに生きるコツをお送ります。
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『お利口さん』の意味を辞書で調べてみたところ、
(子供などが)おとなしく聞きわけのよいこと、と書いてありました。
「このお菓子買って~~~~!!!」なんて
全身を使って、自分の欲しいものを訴えているお子さんの姿って
スーパーなどでよく見かけると思うのですが、
お目当てのお菓子を買ってもらえるまで、 駄々をこねたり、泣き叫んだり・・。
子どもは自分の欲求に素直ですから、
「欲しいものは欲しいんだもん!」って主張しますよね。
こんなとき。 一般的に『お利口さん』と呼ばれる子のイメージだと、、
「ダメよ」と言われれば「分かった」と諦める、「聞き分けのいい子」だったり、
「私はいらないよ。大丈夫。」って、欲しい気持ちをぐっと我慢したり、
大人の目から見て、「手のかからない子供」という感じでしょうか?
心理学では、
私たち人間は、感情の動物だと言われているんですね。
「感情」があるからこそ、喜びや、楽しさを感じることが出来るし、
反対に、悲しみ、寂しさ、嫉妬などなどの、苦しいことも感じます。
ふつう、私たちはこの、
自分の中から湧き上がる「感情」に揺さぶられ「行動」を起こすのですが、
「お利口さん(聞き分けの良い人)」になるために、自分の行動を制限してしまうと、
伴って「湧き上がってきた自分の感情」までも
制限をかけてしまうみたいなんですね。
そうすると、
「自分って、なにがしたいんだろう?」
「好きなものが分からない」
「毎日が味気なく、むなしく感じてしまう」
「不安で不安でたまらなくなる」
こんな風に、
いつのまにか自分の「感情」が分からなくなってしまったりすることも出てくるようです。
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こんなときにはまず
『お利口さん』の枠を、少し緩めてみましょう♪
『お利口さん』で生きて来た方は、
『~しなければならない』という、自分ルールの中で縛られていることが多かったりするんです。
これを心理学では、「観念」といいます。
元々は、誰かが「こうしなさいよ」と教えてくれたことだったり、
自分が傷ついた経験から「また傷つかないように」と思って、作ったルールなのですが、
私たちは精神的にも、環境的にもドンドンと変化していきますから、
いつまでも、昔に作った自分ルールを頑なに守り続けていると、
窮屈になってしまうんですね。
まずは、生活に支障のないところから
『このぐらいは、やめてみてもいいんじゃないかな?』と思う自分ルールを
緩めてみるチャレンジをオススメします!
『節約しなければならない』と思って、質より値段に重きを置いている方だったら
すこしだけ奮発して、自分が『これがいい!!!』と思ったものを買ってみる、とか。
『お休みの日にも、しっかり活動しなくてはならない』と思っている方だったら
『ダラダラする日』を作ってみるとか。
『夜更かしはしない』と思っている方だったら、
大好きな本やゲームを見つけた時ぐらいは、時間を忘れるぐらい熱中してみるとか。
やってみて、本当にやらないほうがいいことであれば、
「私は、やらない」という選択をし直せばいいわけです。
「こういわれたから、やらねばならない」ではなくて
「私はこれが心地いいから」という視点で、「選択」することが大切なんです。
こういう「観念」を持つようになったきっかけは、
過去、学校の先生やご両親に
『こんなことをしちゃだめよ!!』って言われたことかもしれません。
でもそれは、当時あなたが「子供」だったから
やっちゃいけなかったルールだったりもするんですよね。
大人になった今は、もう必要のないルールもあって当然なんですね。
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とはいえ・・・
いままで「やっちゃだめ!!!」って思ったことにチャレンジするのですから
細やかなことでも、自分ルールを緩め始めると、
最初「すっごく悪いことをしているんじゃないか?」
「誰かに叱られるんじゃないか?」という怖れが出てきたりします。
それでも、自分が本当に緩めていいルールであれば
「あれ、案外大丈夫なんだな」とか、「あれ、楽しいかも!」と感じるときが出て来ますので、
まずは、本当に些細なことからチャレンジしてみてくださいね!
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また、『お利口さん』の心のパターンは
幼少期から来ていることが多いんですね。
『お利口さん』でいることで、家族を助けて来た方、
誰かを愛するため、誰かに愛されるために、自分の欲求や喜びを我慢して、
『お利口さん』の生き方を選択してこられた方も多いかもしれません・・。
このあたりも、カウンセリングなどで整理しておくのもオススメですよ。
参考になれば幸いです♪