「自分には価値がない」という、無価値感を強く感じているとき
この「特別に思われたい!」という気持ちが強くなりすぎてしまい
「もっと私を特別視してよ!」って、相手に求め過ぎてしまうことがあるみたいなんですね。
自分で自分の価値を感じられない分、誰かに特別扱いをしてもらわないと、
「自分には価値がある」と感じられなくなっている、って捉えることが出来るんです。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
こんな記事を前回書いたところ、
「夫がこういうタイプなんです」とか、
「職場の上司が、こんなタイプで困っています」
「うちの両親も、もろこんな感じなんです」
というコメントやご相談をいただくようになりました。
カウンセリングの現場などでお話をお伺いしていると
最初はみなさん、「アイツに腹が立つんです~~!」なんて、
お怒りモードだったりするのですが、
よくよくお話を伺っていくと・・
「これって、私の接し方に問題があるんですかね?」
「・・・どうしたら、相手といい関係が築けますか?」
なんて
「本当は、相手といい関係を築きたい」
「相手を理解してあげたい」と思っているのに「それがうまくできなくて悲しい」という
ご相談者さんが相手に抱いている、愛の深さを感じることが多いんですよね。
お話を聞きながら
ご相談者さんの優しさや愛情に、私がぐっと来てしまうことも。
パートナーシップに限らず、
対人関係って「自分」と「他人」とで協力して作り上げていくもの。
「他人を変えることは出来ない」ですから
自分一人が空回っているように感じたり、
もうムリかも、って諦めそうになる時もありますよね。
それでも、ご相談くださった方や、
こんなタイトルの記事を読んでくださっている皆さんはきっと、
「もうすこし、自分に出来ることがあるんじゃないか?」って、
模索されている方なんじゃないかな~って思うんです。
ですので今回は
「自分を特別に扱ってほしい人」との上手な付き合い方」を
少し、ご提案させていただきたいと思います。
みなさまの参考になれば幸いです。
前回の記事でも書きましたが、
私たちが「特別意識」してもらいたい気持ちが強すぎるとき
「無価値感(自分には価値がないという感情)」を強く感じていることが多いんですね。
ですからね、この場合は
「相手に価値を伝えてあげる」ことが、もっとも有効な手なんです。
具体的には
「相手に、感謝の気持ちを伝えること」と、
「相手の価値を見て、たくさんほめてあげること」。
「すごいですね!」
「さすがっ!」
「おつかれさま~」
「いつもありがとう」
「助かりました!」
「そういうところ、ステキだね」
「いつも、本当に頑張ってるよね!」
「尊敬してます」
「おかげさまです」
誉められるところでは、すかさず誉める!
そして「感謝」の気持ちを、沢山伝えてみましょう♪
とはいえね。
いままでずっと「自分に価値がない」と思ってきた方の場合
ちょっと時間がかかるかもしれません。
本当にそんなこと、思っている?
まず「疑い」が入ってきますからね。
相手の立場になって考えてみると、
「なんでこんな自分に、そんなこと言い始めたの?」
「なにか裏があるんじゃないの?」「本心じゃないでしょ」
そんなふうに感じちゃうのも、わかる気がしませんか?
こう言う場合はね、
根気よく、相手に価値を伝え続けてみてくださいね。
するとですね、ずーっと自分には価値がないって思ってきたのに
自分に価値を見てくれる人が現れたわけですから、
疑いを超えられたとき。
徐々に「自分は、この人にお役にたてているのかもしれないな~」って
感じられるようになってきたりします。
すると、自分の本心をぽろっと話してくれるようになったり
虚勢を張るようなことが減ってきたり、と
何かしら変化が出てきたりするんですね。
で、ここで注意したいのはね
「あなたが無理をしない」ということなんですね。
はい、どきっとした方、いらっしゃるのではないでしょうか?
相手のためとはいえ、無理をして相手に合わせてしまうと
ストレスを感じてしまいますよね。
ストレスをためてしまうと、
「私はあなたのために、こんなにしてやってんのに!!」なんて、
相手の言動にイライラしやすくなってしまいます。
もしあなたが現時点でも、
「とても相手を誉めるところが見つからないわよ!」
「腹が立って仕方がないもん!」状態だったり、
「我慢しようと思ったらできるけど・・なんか、しんどいな」って感じる状態であれば、
カウンセリングなどで
自分の心のケアをしてから挑む(笑)のもオススメですし、
「ありがとうございます」という言葉だけは伝えよう、とハードルを低くしてみたり、
すこし距離を取りながらやってみる、
応援者を作って、弱音を聞いてもらう場を作っておく、
などなど、自分を大切にしながら取り組んでみてくださいね。
また、自分自身が「無価値感」を強く感じている場合も、
相手の無価値感と共鳴して、しんどくなってしまうことも多いので
自分の無価値感にもキチンと向き合ってあげることも大切です。
例えば、自分がダイエットをしているとき。
目の前で彼がケーキを美味しそうに食べていたら
「ふざけんな~!私がどれだけ我慢していると思ってんのよ!ズルイ!」
な~んて殺意を覚えたりしますよね?(笑)
無価値感が強い状態のとき、
特別に思ってもらいたいという気持ちは強くなりがちですから
「私だって特別だと思われたいけれど、そんなこと思っちゃダメよね」って
無意識に抑圧している可能性もあるんですね。
抑圧していればいるだけ、
それをやっている人に対して腹が立ちます。
もし「どーしても許せない!!」という怒りが大きすぎるときや
誉める事に対して、なんだか抵抗感が出てしんどく感じてしまう時には
自分の無価値感にも向き合ってあげてくださいね
最後になりましたが、
このアプローチを続けていくにあたり、一番大切なことは
「私がこの人と、どうありたいか」が大切だと思うんですね。
例えば職場の対人関係であれば、
「職場の付き合いだから」と、適度な距離を作って接するというのも一つの方法ですよね!
恋人であれば、もっと視野を広げてみるという手もあります。
離婚を決意され、幸せになられる方も沢山います。
ようは「私がどうしたいか?」が大切なんです。
ですので、いま、対人関係に行き詰っている方がいらっしゃったとしたら。
一度、カウンセリングなどで
ご自身の「本当の気持ち」を整理してみることを、お勧めしたいと思います。
そうして、あなたの気持ちが決まった時には、
「どうしたら、その状況に近づくことが出来るのか?」を一緒に考えていきましょう!
初回は無料で電話カウンセリングが受けられます。
よかったら、お話をお聞かせくださいね。
お待ちしています。
あなたの大切な方との関係が、より良いものになりますように。
参考になれば幸いです。
\こんな男性に惹かれてしまうシリーズはこちら/
誉めることの意義を、実体験をもとにお話ししています。