自分が辛い経験していると、
自分と同じような痛みを持っている人の事が、
なんだか気になってしまったりしませんか?
その人の寂しさや、痛みが分かるような気がするし
その気持ちを分かってもらえることへの有難さや、心強さが分かるから
声をかけてあげたり、悩みを聞いてあげたくなったり・・・
それはそれで、いいんだけど
ついつい、自分を犠牲にしてしまい・・・・・・しんどくなってしまう。
こんな時は、「自分を大切にしながら、相手を助ける方法」があることを、学ぶ時なのかもしれませんね。
いつもお読みいただきありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、助けたい人がいる。愛したい人がいる。
そんなあなたに向けて、書いてみたいと思います。
誰かに手を差し伸べたいと感じることは、素晴らしいことですよね。
そんなあなたは、人の痛みがわかる、とっても優しい方だと思うんです。
でも、自分の事を犠牲にし過ぎてしまったり、
無理をし過ぎてしまうと、ちょっとしんどくなってしまったりしますよね・・。
とはいえ、放っておけないし。
その愛情はとても深く、大切なものなのですが、
こういうとき、ひとつ抜け落ちている視点があるのですよね。
それは、自分が無理をしすぎてしまうと、
相手も罪悪感や無価値感を感じやすくなるという視点です。
ついつい、相手のことばかり気になってしまうとは思いますし
何振りかまっていられない状況の時もあります。
そういう状況の時には仕方がないのですが、
継続的にサポートがしたい人がいる時にはね
『相手から見たら、私はどう見えるだろう』
『相手もあなたのことを大事にしたい』
という視点が大切になってくるのですね。
たとえば、あなただったらどうでしょう?
自分のために、大切な人が
すごく無理をしたり、疲れた顔をしていたとしたら。
無理させてごめんなさいって。
私がいない方が、幸せじゃないかな・・って感じちゃいませんか?
ですから、あなたが誰かを助けてあげたいと思うときには、
自分も相手も大切にする方法で、関わっていっていくことが必要不可欠なんです。
相手も大事にするためにも、ね。
とはいえ、、助けてあげたい!を通り越し、
助けてあげなくちゃ!というぐらいに、相手を助けてあげたいときって
無理をしない範囲で、と思っても、なかなか難しいのかもしれませんよね・・。
実は、心理学では
「誰かを助けなくちゃ」って強く感じてしまうとき
自分の中にも「助けてもらいたいけど、助けてもらえない」という気持ち」があって
「相手の気持ちが分かりすぎるぐらい、分かってしまう」ことで、
自分の事は後回しにしてまでも、目の前の苦しんでいる人を助けたくなってしまう、
と捉えることがあったりするんです。
私も助けてもらいたい時に、助けてもらえなかった。
あなたの辛さ、痛いほど分かるよ。
だから私はあなたを守ってあげたい。自分なんて犠牲になってもいい。
あの人を裏切れない。
それはそれで、愛情なんです。
できる範囲で、相手が望む範囲でやってあげたらいいんです。
でもね、行きすぎてしまっては「自分も大事に」が抜けてしまいますね。
ですから、誰かを「助けてあげなきゃ!!!!」と感じすぎて
自分まで苦しい気持ちになってしまう時には、
自分の心のケアをしながら、相手に関わっていくことが大切なんですね。
もちろん、助けすぎてしまうことがダメですよ、間違っていますよと
お伝えしたいわけじゃなくてね。
あなたもまた、同じ辛さ抱えていませんか?
自分のこともね、ちゃんと助けてあげましょうよ!ってことなんです。
あなたにいったい、どんなことがあったのでしょうか。
どれだけ、頑張ってこられたのでしょう。
誰にも見せなかった涙、あったのではないでしょうか。
あなたは、自分を大切に出来ていますか?
心からホッとできる相手が、あなたにはいますか?
誰かに話を聞いてもらったり、弱音を聞いてもらったり。
自分らしくいられる相手と、繋がる時間をたくさん取ってみてくださいね。
自分が既にその気持ちを癒せていると、
自分の癒しの経験を踏まえたうえで、
お互いにとって「一番いい方法」を考えることも出来ます。
そうすると、無理をし過ぎることも少なくなりますよね。
「まずは、自分から」という法則は、こういうときにも、有効ですよ〜!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
応援しています^^