いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。
仕事が忙しいのでしばらく会えない、と言われました・・。
お付き合いしてしばらく経つのですが、
パートナーの仕事が忙しく
「ごめん。申し訳ないんだけれど、仕事が落ち着くまで会わないでいよう」
と言われてしまい、ショックを受けています。
「私のことが嫌いになったのか」と聞いてみても「余裕がないだけ」との返答。
嘘をつくタイプではないので、おそらく彼は本当に忙しいのだと思います。
私としては、パートナーのことが好きなので
距離を置いて待つしかないかな、と思うのですが
「仕事が落ち着くって・・いったい、どのくらい先なんだろう」とモヤモヤしたり
「その間、私は寂しさを我慢しなければいけないのか」と絶望したり
彼のピンチにそんなことを思う自分の器の小ささにゲンナリしたり
彼のことも心配だったりして
気持ちが落ち着きません。
「LINEぐらいはしてもいい?」と聞いたところ
「いいよ」との返答だったので、送ってはみるのですが
既読スルーも多く「忙しいって言ったって、スタンプ送るくらいできるでしょ」と
自分のことを大切にしてくれていないと感じて、悲しくなります。
こういう場合は、どのようにしていったらいいでしょうか?
カウンセリングでは、パートナーシップのご相談も多くおうかがいします。
その中でも、けっこう多いのが
「彼の仕事が忙しくなって、距離を置こうと言われました」
「彼の体調が悪くなって、しばらく会いたくないと言われました」
こういう「パートナー都合で連絡頻度が減り、私がモヤモヤしています」案件、なんですよね。
パートナーを大切に思うがあまり「待つ」という選択肢しか選べなかった。
でも、無理をして待っていることで「自分を大切にしてもらっていない」寂しさも出てきちゃう・・みたいな。
*
この状態に陥っている方はね、みんな、優しい方なんだと思います。
パートナーに無理強いをしたいわけじゃない。仕事もうまくいってほしい。
そんな思いがあるからこそ「待つ」という選択肢を取らざるを得なかったんだと思うのです。
とても謙虚な方、といいますか。
もしかすると、みんなを押し退けて、自分の幸せを手にするぐらいなら
みんなに譲っちゃう。こういうところもあるかもしれませんね。
でもね、そういういい面もある一方で
違う視点から見ると、こんな自己概念がある可能性も考えられると思うのです。
それは・・
「私という存在は、あなたにとってお邪魔になりますよね」
優しい人ほど「役に立てない存在」であると感じれば感じるほど、離れることで人を守ろうとする
たとえば・・です。
「待つしかない」という結論にいたるまでに
あなたなりの提案って、してみましたでしょうか?
もちろん、ふたりの状況や、これまでの関係性、
そしてパートナーの性格によるところがありますから、
ケースバイケースではありますし、
できなかったには、あなたなりの理由があると思いますから
責める必要も、罰する必要もありませんし、
今回選んだ選択肢が間違いだった、とも思わないで、読み進めていただけたらと思うのですが
「こんなときだからこそ、私はあなたの近くにいて、大切なあなたを支えたいよ」
「あなたの近くにいるからこそ、してあげられることもあるよ」
「私は、あなたのそばにいて、あなたを元気にしてあげることもできるよ!」
「私にしてあげられることも、けっこうあるよ〜!」って・・
「自分なりの提案」をすること、できましたでしょうか?
・・言えなかった方、多いのではないでしょうか?
実はね、ここで「私は人の迷惑になる」という自己概念(過小評価や無価値観、罪悪感などなど・・)があると
「彼が”距離を置きたい”と言っているのだから、受け入れるしかない。
これ以上、迷惑をかけちゃいけない」
この選択肢しか、みえなくなっちゃうことがあるのです。
「私にも、なにかしてあげられることがあるかもしれない」って発想が、浮かんでこなくなっちゃうことがあるんです。
もちろん、ケースバイケースでもあるのですけどね。
ときとして・・一歩だけ、踏み込む。
自分の愛の気持ちを表現することが、関係を深めていくこともあるのですが
そのときに、遠慮や、自分への疑いがでてきて「伝えられない」ということが起きてしまうと
場合によっては・・
「心の距離も物理的な距離も縮まらない」
「互いに遠慮しているうちに気持ちが冷めて終わってしまう」とか
「我慢や遠慮が積み重なって、自爆」なんていうことも、起きたりするのですね。
気づいていますか?あなたが与えている「いい影響」
私たちは、自分をちっぽけに扱っていると
自分が与えている「いいもの」に気づかない・・ということが起きたりします。
たとえばね。
忙しいときにほど、荒んでいるときにほど
「大好きなあの人が、そばにいてほしい」「好きな人の声が聞きたい」と思うことって、あると思うのです。
好きな人が励ましてくれたり、気にかけてくれたりすることで、ほっとできたりね。
「なにか食べたいものある?手が空いているときに届けるよ!」なんて
差し入れを入れてもらったりしたら、嬉しかったりね。
たとえば、一人暮らしを経験した後に、実家に帰ると
お風呂やご飯を用意してもらえるありがたさ、みたいなものを感じることもあったりしますよね。
うわー、ありがたい・・!みたいな。
暗い夜道を歩いて帰ってきているときに、自分のお家に電気がついている。
それだけでも、なんか、ほっとしたりね。
失敗しちゃったとき、一緒に悔しがって。
悲しいときには、一緒に泣いてくれる人がいたならば
どれだけ救われることでしょう。
*
でね、ここからが本題ですよ。
実は、あなただって知らず知らずに
「大好きな人」に、たくさんのいい影響力を与えてきたはず、なんです。
あなたは、当たり前すぎて、気づかないかもしれないけれど。
相手にとって、自分が喜びの存在であること。気づいていますか?
自分に厳しすぎたり、嫌いすぎたり、疑いが出てきているときには、
つい「素晴らしい私にならなきゃ!」って思ってしまうかもしれませんが
そうじゃなくてね、
いままでのあなたでも、いまのあなたも、十分に優しさを持っているし
知らず知らずにパートナーに癒しを与えてきたのだ、という点。
受け取れていない人、多かったりするんですよね。
そして、嫌がられたこと、迷惑をかけたことばっかり「反省」して・・
「私は、あなたのお役に立てていますか?」って伺っちゃう。
あなたが、どれだけ誠実な人なのか
ってところではあるのですが
これだけだと、パートナーとの関係が苦しくなることがあるのですね。
もちろん、パートナーがとても自立的な人で
「自分が周りを支えなきゃいけない」という自己概念があり
「自分に余裕がないと相手を受け入れてあげられないので距離を置く」と罪悪感から距離を取るタイプであったり
弱いところを見せられない人であったり
よっぽど余裕がなかったり
これまでの関係によっては
「一緒にいることで支え合おう」と提案したところで、断られることもあると思いますし、深追いしすぎず「待つ」ということを選択することが大切な場合もあると思います。
でも、自分なりの提案をしたり
パートナーの本音を聞いてみたり
(ふたりの関係性において、どういうことが負担になっているのかとか、どういうことをやって欲しいとかね)
怖がらずに、コミュニケーションを取ってみる。
つながるために、コミュニケーションしてみる。
ということができたりすると
結果「待つ」ということになったとしても、「与える視点」で待つことができたり
「この状況は、私にとっても幸せだろうか」と主体性を持って考える、ひとつのきっかけになるのかな、と思うのですね。
待つと決めたときに大切なこと
そして、パートナーを待つと決めたとき。
すこし、様子をみようと決めたときには・・
適度に、パートナーに愛を送りながら
とにかく「自分を愛したり、楽しむことを意識して、心に余裕を作る」ここ、やってみるといいかもしれませんよ。
「パートナーは何を考えているだろう」って、いま、答えの出せないものをグルグル考えすぎてしまったり
将来を悲観しすぎてしまって、周りの人と自分を比べてしまったり
パートナーのことを心配しすぎて、自分まで不安になってしまったり
自責しすぎて、ご飯が食べられなくなっちゃったり・・していませんか?
自暴自棄、しちゃっていませんか?
しちゃうのは、無理がないこと!です。
どうぞ、ご自身を責めないであげてくださいね^^
でも、ここ。
パートナーの影響もありますが、もともとあなたが持っていた不安でもあると思うのです。
「私は、パートナーに何もしてあげられない」
「いっしょにいると、迷惑になるんじゃないか」
「なにかするにしても、犠牲しなきゃいけないのかと思うとウンザリする」
「私って、こんな恋愛ばっかり・・。どれだけ待たなきゃいけないの?」
このあたりはね、あなたの心の中に
そう感じてしまう理由があると思うのですね。
あ、いいとか、悪いとかじゃないですよ!
きっと、あなたなりの理由があるよね、
あなたの本当の声にも、耳を傾けてあげてもいいよねってお話です。
カウンセラーなんかもフル稼働して、
いっぱい気持ちも吐き出したり、自分に優しい目を向けて誤解を解いたり
自分にいっぱい楽しみを許可したり・・・根本的な自分のケアをしてあげてください。
同じ「待つ」でも、どんなふうに待つか。
ここは、あなたが選べるところ、ですから^^
そして、大切なこと。
あなたの笑顔まで、消えちゃうと
あなたのエネルギーが、重たくなっちゃうと
あなたが苦しんでしまうと、あなたのことを守りたかったパートナーは、無意識に罪悪感を感じてしまうんです。
「ああ、やっぱり自分は大切なパートナーにとって”迷惑な存在なんだな”」
「ああ、こんな自分は情けない」って。
な〜〜〜んかね、
言葉にしなくても伝わっちゃうところがあるんです。
この、なんか重た〜いエネルギーってね。
自分が与える影響力って、案外大きいんですよ〜。
実は私もよく、それで失敗していたんですよね^^;
今日の記事は、私の実体験でもあります。
でも、よくよく振り返ってみると
これは、恋愛でも友情でも、職場の対人関係でも
家族との関係でも、同じことが言えるなぁって思ったりしますよー。
あなたはいま、楽しめていますか?
笑顔、取り戻していきましょうね。
「私とパートナーの場合はどうだろう?」
「もうお別れしてしまったけれど、振り返って心の整理がしたい。これからの恋愛繋げたい」
「思い当たり節がありすぎる・・。もう、同じことは繰り返したくない!」
「表面的なテクニックではなくて、根本解決がしたい」
「私の幸せを応援してもらいたい。伴走してもらいたい」
「いい影響力をもらいたい。グラウンディング(地に足をつける)したい」
ここは、心の専門家の得意分野。
どうぞ、カウンセリングをお試しくださいね。
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次は、あなたが幸せになる番ですよ^^
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