いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日はパートナーシップであったり
婚活の場において
「いつも自分のやりたいことを理解してもらえない」
「けっきょく私はいつも人から否定される」
と感じやすい問題について書いてみたいと思います。
自分が否定された気持ち、というのは
実際に相手の言動によるものも大きいのですが
実は、自分のマインドにも、けっこう影響されていたりするんですよね^^;
今日は、服部の経験も含めて
同じお悩みで困っていらっしゃる方のヒントになれば幸いです。
あなたは、大切な人が「あなたの好きなものを理解してくれない」ときに、どんなふうに感じますか?
いきなりですが・・
みなさんには、好きなものがありますか?
好きな芸能人、歌、趣味、場所、時間・・
愛してやまないものが、ありますでしょうか?
ちなみに服部はマニアな人なので
文房具だったり、アニメやゲームだったり
Youtubeであったり、バッグだったり、PC関連だったり
キャラクターであったり、心理学やカウンセリングであったり
いろんな”好きなもの”があるのですけども
このお仕事を始めるまでは、
あんまり人に伝えるタイプでもなかったんですよね。
「私、こういうのが好きなんですよね」みたいなこと。
ひっそりと、自分で楽しむみたいな。
むしろ、こんなことが好きだなんてバレたくない、ぐらいに思っていました。
なぜなら・・
そんなもの(←この表現は、好きなものに失礼ではあるのですが、あえてこの表現で書かせてくださいね)
好きだなんてバレたら、内心、馬鹿にされるに決まっている。
面と向かっては、言われないかもしれないけれど
心のどこかで、きっと思われるに違いない。
「へ〜、変わってるね」
「服部さん、そんなものが好きだなんて幼稚だよね」
「服部さんはいいよね、趣味や好きなものに熱中できる時間があって」
「そんなことよりも、こっちのほうが価値があるのに」
*
でね、ちょっと振り返ってみると
実は私はけっこう幼い頃から「自分の好きなもの」や
「やりたいこと」を否定されたと感じたことが多かったのですよね。
心の中で聞こえる声は、まんま
昔誰かに言われたことだったりしたのですよー。
そして、いつしか
自分の好きなもの=悪いもの
隠さなくてはいけないもの、理解されないもの
になっていたみたいなんです。
だからなのか、なんなのか・・
私が好きになる人は「趣味が同じ人」ばっかりだったんですよね。
もしくは、彼の趣味が自分の趣味にすり替わっちゃう・・みたいな。
だって、そうすれば
自分にとって大切なもの。
ある程度は、批判されずに済みますものね。
・・・・・ある程度のところまではね。
こんなときに取り組むと良い視点を2つご紹介。
こんなときに取り組むと良いかなぁと思うことは、二つの方向。
ひとつは、自分の好きを自分でも認めていくこと。
人と自分は違って良いんだよー、
あなたの感性は素敵だよーと腑に落としていくこと。
そして、もうひとつは
過去、分かってもらえなかった人との
心のわだかまりをほぐしていくこと。
ひとつづつ、ご説明していきますね〜。
あなたが、あなた自身を否定していませんか?
まずは、自分の好きを大事にするということから。
ここに遠慮がある方ってね
どこかでね、感じてたりするんです。
大好きな人が認めてくれるような自分でいなければ、
愛されないんじゃないかって。
私は、愛されていないんじゃないかって・・いつも不安な感じ。
誰でも、大好きな人に愛されているかなと不安に感じることは辛いことですから
人によっては、人に合わせたりして
聞き分けのいい子を演じることで
「愛してもらおうと頑張る」なんてことを、している方もいらっしゃったりするかもしれません。
それが間違っているというわけではないんですよ!
あなたなりの頑張りのはず。どうぞ責めないでくださいね。
でも、ここからがポイントなのですが・・
その状態で他者との違いを感じたり
「それは、自分とは考え方が違うわ」とか
「へー、そんなのが好きなんだ。変わってるね」なんて言われちゃったとしたら・・どうでしょう?
「そっか。価値観が違うんだなー」とか
「いくら価値観が違うとは言え、その言い方はやめてほしいな」
そんなふうに感じるよりも
自分の頑張りとか、自分を否定されているように感じやすくなるのも無理はないかなと思うのですね。
「なんでそんなふうに否定するの!?」
「人のことなんだから、放っておいてよ!」
「どうしていつも、私のことを否定ばっかりするの!?」
って、過剰に反応しちゃう
なんてことも、起きちゃったりすることもあるかもしれません。
つまり、自分が自分のことを否定して
こんな私なんて・・と思っていればいるだけ
人から否定されていると感じやすくなってしまう、というわけなのですね。
たとえ分かり合えないことがあったとしても、そこに愛がないわけでもないという視点も実は大事
で、ここからもう一つの視点。
ちょっと成熟さが必要なところでもあるので、すこし時間が経ってからでいいのですが
好きなものが違っても。
相手の好きなものを理解しがたくても。
そこに愛がないわけでもなかったりする。
ここは、違っていてもいい、違っていても愛し合える、
ということを、腑に落としていくといいと思うのですよね。
たとえば、感性の問題。
お母さんとあなたは、スーパーから
いっしょにお家に帰っていると想像してみてください。
その日は、とっても夕焼けが綺麗だった。
子供のあなたは、夕焼けをいつまでも見ていたいなと感じる
とっても感受性が強いお子さんだったとしましょう。
でも、お母さんは視覚情報や感受性が豊かなタイプというよりも
頭で考えたり、なにかを達成することに喜びを感じるタイプだったり
毎日が忙しくて余裕がなかったとしましょうか。
そうするとね、こんなことを言われることは
少なくないのかなぁって思います。
「も〜!ちゃんと前を向いて歩いて」
「おうちに帰ってご飯作らなきゃいけないんだから!」
「夕焼け?そんなのいつだって見れるでしょ!」
「ほんと、あんたはいつもぼーっとしているんだから!」
お母さんにとって夕焼けは、あなたが感じるほどに
価値を感じるものではなかったりしたのかもしれません。
それよりも、大切な家族のご飯のことのほうが
気になっていたのかもしれません。
お母さんの視点からしたら、そんなことを言った覚えはないぐらい
なにげない一言だったとしても・・
この心から湧き上がってきた感動を
大切な人といっしょに、分かち合えたら良いなって思っていたときに、こんなことを言われちゃうとね。
まるで、自分自身も愛も否定されちゃったような
そんな気持ちになっちゃうことも多いと思うのですよね。
誰が悪い、間違っているということでもないのだけれど・・
自分の感動した気持ち。
キラキラした純粋さみたいなものまで、
大したものじゃないような、否定されちゃったような気がしちゃったりね。
*
悲しい気持ちになった、ということは
そんなこと思っちゃダメよ、と押さえ込むのではなくて
素直に「悲しかったな」って優しく受け止めてあげて欲しいなと思うのですが
でもね、実際のところは否定されたのではなく
「違いがあった」ということだったのかもね。
あなたは悪くないんだよって、あなたの宝物を大事にしていいんだよって、
自分さんに教えてあげるといいかもしれませんね。
親子といえど、違う人間。
感性が違うからこそ、分かってあげられなかった。
気づいてあげられなかった、否定しちゃった、ということも・・起きることがありますからね。
ですから、もう一度、自分の好きを取り戻していくということは
親から本当の意味で自立していくプロセスの中でも、
とても大切なプロセスになることが多かったりするんですよ。
私は私。あなたはあなた。
お母さんはお母さん。
お父さんはお父さん。
お友達はお友達。
自分を含めて、ひとりひとりを大切にしてみる視点。
たとえ、分かり合えないところがあったとしても・・
あなたにとっても、大切な存在でしたよね。
そしてねー。なによりも。
「私は、夕焼けが綺麗だなって思った」その感動。
どうか、あなたの中で宝物に戻してあげて欲しいなって思うのですね。
そして、分かってもらえなかったと感じちゃった時の悲しさも、ゆっくりケアしていけるといいですね。
人はみんな違う人間で
分かり合えないこともあれば、
分かり合えることもあるものだから^^
とはいえ、すこし時間はかかるものかも
ただ、ここで素直に受け止めていけるのであれば・・
ここまでお悩みではないと思うのですよねーーー^^;
好きのパワーが大きい人ほど、
すっごく強いパワーで自分の感情を押さえ込んでいて
「どうせ私が好きを表現したら否定するんでしょ?」
あの人のことをぜったいに許せない。
もう見せない。信じない。
分かってくれる人を求めながらも
信じられないという相反する気持ちを持って、彷徨ってしまっている。
こういう方も少なくないようです。
実際にね、ご両親が厳しかったとか、
コントロールが強くて、自分を否定されることが多かった。
そんなご経験をされている方もいらっしゃると思います。
友達から好きなものを揶揄われちゃったりと、
嫌な経験をされて辛かった、なんて方もいらっしゃると思うのですよね。
きっとね。
それだけ傷ついたということは、とても大切なものだったのです。
分かってくれなかった人のことも、分かり会いたかったと感じた気持ちもね。
ここには、怒りに隠された悲しみであったり
悔しさであったり、愛であったり、純粋さであったり・・
いろんなものが、抑圧されたまんまになっていることが多いのですね。
ただ、心の傷をそのままにしておくとね
同じようなことを他の人との関係で再体験してしまったり
あのとき受け入れてもらえなかった分、全てを受け入れてくれる人を求めてしまう
こんなこともあったりしますし
このパターンをお持ちの方というのは
なにかしら、自分の気持ちを素直に伝えることや表現することに対して
抵抗感や怖さがあるからこそ、この状態になっていると思いますからね
そこはカウンセリングなどで、心のケアをしたり、練習していくこともお勧めしますよ。
どうぞ、あなたのペースでね。
好きを否定されたことのある人の才能
最後に・・。
服部は、これまで
たくさんの方から、この課題のお話をお伺いさせていただいてきたのですけどね
感受性が豊かであったり
繊細なアンテナや独特の感性を持っていたり
人よりも頭の回転が速かったり
歌や絵、ダンスなど、表現することが好きだったり
観察眼があったり、情が深かったり
没頭する才能がある方などなど
ちょこっと人から秀でている才能を持っている方に
この課題を持っていらっしゃる方が多いように感じるのですよね〜。
あんまり誰も歩いていない道を歩ける
パイオニア的な存在、といいますか。
そういう方ほど、ご家族の中に
なかなか、その感性と合う人がいなかったりして
自分は変わり者だ、本性は隠さなきゃ、じゃないけれど
生き抜くために才能を封印しちゃう、なんてこともあるみたい。
ちょっと、迷子になっちゃいがちといいますか。
若い頃、早くにお家を出た、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもね、そういう方ほどね
自分の好きを取り戻していくと、
じょじょに、応援者や理解者が現れることも多かったりするみたいですよ^^
その才能で、あなたの大切な人を幸せにすることだって出来ちゃうかも。
きっときっと、あなたを待っている人がいますよ。
どうか、諦めないでくださいね。
そしてよかったら、あなたの才能。好き。
まずはあなたが、大切にしてみてくださいね。
服部にも教えてやってくださいね。
応援していますよ。
参考になれば幸いです!
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