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服部希美
心理カウンセラー/講師
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短命の恋愛が続くときには「私にはあの人を愛し抜けないかも」という怖れがあるかも〜罪悪感を愛に戻す〜

付き合い始めた頃は、いいなって思えていたのに
お付き合いが長くなってくると、好きな気持ちが薄らいじゃう。

付き合い始めた途端、なぜか、遠距離恋愛になってしまう。

仕事が忙しかったり、プレイボーイだったり
超自立!で、なにかあると音信不通になりがちな人を選んでしまう。

とはいえ、自分を好きになってくれる人と付き合うと
相手をうざったく感じて、冷たい態度をとりたくなっちゃう。

自分に一途で優しい人は、つまらないなと感じてしまう。

そんなこんなで、あまり恋愛が長く続いたことがありません。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。

さて、今日は
最近おうかがいすることが多い「短い恋愛ばかりを繰り返してしまう心理」について
ひとつの心理的見方と、ご提案を書いてみたいと思います。

「お付き合いが長続きしません」といったご相談って、けっこういただいたりするのです。

たとえば「もうこれ、付き合っているといっていいのか・・」なんて、
バツの悪そうにお話いただくことも多いのですけども

服部としては、短命の恋愛が悪いとか、間違っているとは思わないのですよね。

だって、お別れするに至った経緯もそれぞれでしょうし
それは早めにお別れできてよかったね!という場合もありますし^^

そしてきっとね、毎回ね、
始まる前は、その方なりに、うまくいくといいな・・って思っていらっしゃると思うのです。
そして、その方なりの愛で、せいいっぱい!パートナーと向き合っていらっしゃると思うのですよね。

まぁ、カウンセリングでこんなことをお伝えするとね
「いやいや、短いお付き合いでしたから」な〜んて、言われる方も少なくないのですけども

実際のところ。短かろうが、長かろうが。
どの方とのお付き合いも、誠実に、向き合ってこられているのではないかなと思うのですよね。

たとえ、相手から交際を申し込まれたとしても

相手のことも、大切にしてあげられたらいいな。
相手にも、自分といる時に楽しんでもらえたらいいな。
そんな思いから、お付き合いを始めていることが多いと思うのです。

そしてね。ほんの少しの間だったとしても・・
互いの愛を感じ合えた時間も、確かにあったのだと思うのです。

でも、そんな誠実でまっすぐな方ほど
「私は愛されているな」と感じたその次のステップで
「怖れ」が出てきてしまうことも、多かったりするみたいなんですよね。

その怖れは・・

「こんな私で、こんなに愛されていいのかな」
「私は、この人を愛し抜けるだろうか」
「私はこの人を、ちゃんと幸せにできるだろうか」

***

たとえ短命だったとしても
周りから、反対されていたとしても

どんなときだって、どんなことが起きたって
私はこの人を愛し抜けるだろうか。
私は一生、この人を幸せにしてあげられるだろうか。

誰にも知られない、心の奥で
こんなこと、自問自答していませんでしたか?

お付き合いをするのだから、
曇りなく、相手のことを好きだと思える自分でいてあげたいって。

だってね、短命の恋愛を楽しめるタイプもいるわけです。
いろんな人を愛したい。恋をしたい。

でも、なんか・・引っかかる。
そんなあなたは、愛し抜きたい人なのだと思うのですよね。

でも、自分には愛する力がない、幸せにしてあげられる力がないと感じていると
その思いが、自分を追い込んでしまうことも少なくないのです。

愛し抜きたい、でも、私には無理だろう。

その上、望まない短命な恋愛を繰り返していると
どうしても・・自分で自分のこと、もっともっと見損なっちゃったりしますよね・・。

ああ、またダメだった。
ああ、また愛せなかった。

そして、また、次に出会う人にこそ。
そう思えば思うほど・・自己懐疑は強くなって

こんな自分には、人を幸せにするだけの力はないかも

そんなふうに感じて「愛されること」から、
無意識に、一歩、身を引いてしまったり、

この葛藤を感じるのが、あまりにしんどすぎて・・
あまり好きになりすぎない人、近づいてこない人の方が安心できる、みたいな不思議な心理が出来上がってしまうことも多いようです。

**

このパターンをお持ちの方の中には
「私はあの人のことを、うまく愛せなかった」という失敗感が残ったままになっているのかもしれませんね。

たとえば、過去の恋愛や対人関係の中で
「愛し抜けなかった」「救えなかった」「傷つけてしまった」という罪悪感がそのままになっていたり
「あの人のように愛せない」と感じてしまったようなご経験があったり。

ふがいない自分を責めて、責めて、責めて・・
あまりに申し訳なさすぎて、心の奥底にその罪悪感を埋めてしまった。
そんな方もいらっしゃるかもしれません。

こんなことを書いている服部もね、
罪悪感を感じないように埋めていた、そういう時期がありました。

普段はね、あんまり感じてないんですよ〜。
あのときは仕方がなかったよね、って、思ってる。
誰もが「そうだよ、あなたは悪くないよ」って言ってくれる。誰も責めてない。

でも、こんなにもこんなにも・・「あの人が苦しんだのは、私のせいだ」って思ってた、みたいなこと。

ちなみに、その時の服部は「優しくされるのが辛い」って感じてましたねー。

自分に優しくしてくれる人には、裏があるんじゃないか。
本当は、悪く言われているのではないか。
いつか見限られる。いつか見捨てられる。

って疑いまくってました^^;

本当の自分なんて、見せられない。
いつもガチガチの敬語で、張り付いた笑顔で頑張っておりました。

でもそれもねー・・
全部・・自分が、自分を責めていたから。
うまく愛せなかった自分を、罰してたからなんですよね。

ひっくり返せば・・それだけ、愛したかったわけです。まっすぐにね。

日々は感じないようにしているけれど
私は愛されているなと感じると、居心地が悪くなる。

こんなときには、その罪悪感を
元の「愛」に戻してあげるといいかもしれません。

今日はエクササイズをご紹介します。
よかったらやってみてくださいね。

罪悪感や無力感は、
ひっくり返せば、あなたの誠実さ。

あなたが愛のない人で、どうでもいいって思っていたら
罪悪感なんて、生まれません。

今日はあなたの、大きな大きな愛に気づいてあげましょう。

あなたは、誰を愛し抜きたかったのでしょう。
あなたは、誰を嫌いになりたくなかったのでしょう。
あなたは、誰を信じたかったのでしょう。
あなたは、誰を喜ばせてあげたかったのでしょう。

それほどまでに大きな愛だったから、悲しかったし、申し訳なかったのです。
自分を許せなくなっちゃったのです。

でもね、体当たりで愛を学んだあなたです。
それほどまでに、まっすぐな愛をお持ちのあなたです。

きっと、これから。
この経験を「こんな私」に使うのではなく
「学び」に使っていくことができれば、
あなたの大切な人と二人三脚することもできますよ^^

他の誰かみたいに、愛せなくてもいいんです。
あなたなりの愛で、いいのですよ。

その一歩として・・
今日は、あなたの心の中に住んでいる大切な人に
心の中から愛を送ってみませんか?

OOさんが、幸せでありますように。
OOさんに、たくさんいいことが起きますように。
OOさん、ありがとう。
OOさんのこと、いまでも大切に思っているよ。

そして、この相手が身内であるとするならば
なにかプレゼントを送ってみるのも効果的。

申し訳ない気持ちから、ではなく
あなたは私の大切な人です、という気持ちから贈るプレゼント。

言葉のプレゼントでもよし
軽いもの、でもいいですね〜。

そのひとつの行動が、大切な人との間にある、わだかまりを溶かし
心の架け橋になることも多かったりしますからね。

よかったらお試しくださいね。

また、このパターンをお持ちの方は
自分を責めている分だけ

「ひとりで、こっそり」「内緒で」うまく乗り越えよう

としがちかもしれません。

優しい人にほど、距離を置いてしまったり。
心が本当に動きそうになると、距離を取りたくなったり。
本音を言えなくなっちゃったり。

(恋人に限らず、距離が近づいてくるとしんどかったりするのですよね・・)

そんなときには、すこし回り道に感じるかもしれませんが、
信頼できるお友達であったり、心理カウンセラーなどと
二人三脚を練習していくといいかもしれません。

できる範囲、無理ないところでいいですからね!
つかず離れずの距離で、コツコツ「関わる」「関わってもらう」練習をしてみてください。

あ、もちろん
悪いところ探しをするためではないですよ〜!

信頼できる人と気持ちを共有しあったり、共に体験をする経験を積み重ねる。

この経験を、自分にさせてあげるのですね。

相手を見る、自分を見てもらう、というよりも
相手と一緒に、同じものを見て、感情を共有する。

好きなものを一緒に楽しむ、でもいいですし
いっしょに何かを作る、でもいいですね。
今の季節は、誰かと紅葉を見に行く、とかもいいかも。

とくに恋愛が短命に終わっちゃいがちな方は、
いろんな人に少しづつとか、その場限り、というよりも、
同じ人(少ない人数でのコミュニティ)との間で、コツコツと

「いっしょになにかやる」経験を積み重ねていただくのがいいのかなぁ、と思います。

まぁ・・・正直なところ。
親密感に怖れがある方は、ここ、一番、抵抗が出ると思いますので^^;

あなたが無理せず、できるところから。関われる人から。
いったりきたりを繰り返しながら。

共に同じものを見て、感じる。共に体験する。

そんな時間を取っていただけたらなと思いますよ。

これに慣れていくと、パートナーとも
等身大のあなたらしく、関われるようになってきますからね。

ちなみに、パートナーシップも
向き合う関係ではなく、共に同じものを見る「横並び」の関係だと言われています。

最初の恋愛の時期は、
「向き合う関係」つまり、お互い(自分だけを見ちゃったり、相手ばかりを見ちゃったり・・)しか見えていないことも多いけれど

関係が深まってくると、
パートナーと横に並んで、同じ方向を一緒に見る。
そんな関係になっていきます。

「こんな未来のために、歩んでいこうね」

結婚式のバージンロードとかも、そうですよね〜。
最初は、新婦さんが新郎さんに向かって歩いていくけれど
最後は、ふたりでいっしょに手を取り合って、前を向いて歩いていきますもんね。

そして、共に歩める人を探したい時には
あなたが、どっちの方向に進みたいのか?も大切になってきますね^^

よかったらカウンセリングもご活用くださいませ。

長くなりましたが!
参考になれば幸いです。

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