「私のやり方」
「周りの人のやり方」
で、対立しちゃうプロセスって、
パートナーシップだけではなく、
さまざまな場面で出てくるものなんですね。
「ガンコものだなぁ」とか、
「融通が利かないよね」とか、
「思いやりがない」なんて、
周りの人から誤解されちゃうことの多い、
このプロセスに隠されている癒しポイントは、
「もう、これ以上傷つきたくない」という思いだったりするんですよ。
* * * * *
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス、服部希美です。
この週末は、3連休ですね~。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
私の周りでは、いま、
デジタル一眼カメラブームが起きていまして
「今度の休日は、写真を撮りに旅行に行くんだ!」
なんて話題で盛り上がっていました!
紅葉は、まだ早いね。
コスモス畑もいいよね。
古い街並みや、建物も風情があっていいよね。
いやいや、写真なんて撮るよりも、
美味しいものがあるかどうかが、大切でしょ!
なんて話を、みんなでワイワイしているうちに
どちらかというと、私は「出不精」なんですが(笑)
なんだか旅行に行きたくなってきました
旅行が好きだから、旅行に行く。
現地の美味しいものを食べたいから、旅行に行く。
いい写真を撮りたいから、旅行に行く。
日常から離れたところで、の~~~んびりしたいから、旅行に行く。
同じ「旅行に行く」ことでも、
人それぞれ、動機も楽しみ方も違うんだなぁ。
そんな、当たり前のことをしみじみ感じる毎日です。
そんなこんなで、今日のテーマは、
「私のやり方でやりたい!」と思ってしまうとき
しょっちゅうハマっちゃうので(苦笑)自戒を込めて書いてみたいと思います。
自分の中の「こうあるべきでしょ」という思い込みや、やり方を
相手にまで要求して、従わせたくなってしまう
心理学では、この時期を「主導権争い」といって、
負けたほうは、くやしかったり振り回されてしまったりしますし、
実際に戦わなくても、戦いを挑まれているような感じが伝わるので、
人が近づきにくくなってしまったりするんですね。
ラブラブだった時期を過ぎたあたりに出て来やすいプロセスでもあります
どうして、そんな風に感じてしまうのか?というと、
「もう、傷つきたくないから自分のやり方を崩したくない」
という思いが、
自分の心の中に眠っていたりすることが多かったりするんですね。
そして、大元をたどっていくと、
両親との関係に行きつくことも多かったりします。
私たちは子どもの頃、たくさんの欲求を持ちますが、
残念ながら、すべてが叶えられるわけではないですよね。。
私たちは、欲求を拒否され、満たしてもらえなかったと感じたとき、
すごくすごく傷ついてしまうと言われているんです。
「私って、愛されていなかったのかな?」って。
そして、傷つけば傷つくほど、もう傷つきたくないと感じますから、
自分を防衛したくなりますよね。
満たされない欲求も、抑圧してしまったりします。
その結果・・・
欲求を満たしてくれそうな人が出てきた時に、
その人に一気に欲求をぶつけてしまう
プラス(ここからが重要)
その欲求を拒否される怖れが出て来てしまうので
「自分の欲求を通そうと、相手をコントロールしたり」
「正しさで争って、勝ち取ろうとしてみたり」
「駄々っ子になって(笑)かんしゃくを起してみたり」して、
自分が傷つかずに欲求を満たす方法を取りたくなってしまう、
というわけなんです。
そして、うまくいかなかったときには、
「どうして分かってくれないの!」
「あなたも、分かってくれないのね!」
という怒りが出て来てしまったり、
こんな自分って最低だなぁ・・と自分を責めてしまったりするんですね
* * *
この心のパターンって、
多かれ少なかれ誰でも持っていると、私は思うんですね。
ですから、どうやって自分の気持ちとお付き合いしていくか?
だと思うんです。
「私のやり方も、信頼してもらえないかな?」と、
自分の意見を伝えることも、とっても大切なのですが、
自分のやり方じゃないと、気が済まない!という場合は、
自分である程度扱える範囲まで
怖れや欲求を減らしてあげるといいと思うんですよね。
(完璧に、というのはなかなか難しいので、
まずは「あ、また、やっちゃたわ」と気づき、修正できるぐらいがいいでしょうかね?)
そのためには、まずは
「私って、相手をコントロールしようとしているのかもしれないな。
それだけ、怖いのかもしれない。」
と自覚してあげるといいと思います。(気づく、は本当に大切です)
そして、「満たされなかった欲求」を、
まずは自分で満たしてあげたり、
ちょっと勇気を出して、
まわりに援助を求めてみたり、
自分が相手に与える(満たしてあげる側にまわる)ことで、
抜け出していくといいと思いますよ
(あまりに満たされない思いが強すぎる場合は、
セラピーなどで適切な量に減らしてあげると楽になるかもしれませんね。
このあたりは、カウンセリングの得意分野でもありますから、
お気軽にお使いくださいね。)
また、あなたの周りに、
この心のパターンをお
持ちの方がいらっしゃったら、
一度、相手の気持ちをくみ取った上で、
第三のやり方(お互いにWINWINのやり方)を作ってみない?って、
提案してみるといいかもしれませんね
相手は、自分のやり方を押し通したいというよりは、
否定されて傷つきたくない><という、
傷つく怖れを強く感じているだけかもしれませんからね♪
そしてあなたが、相手の土俵にのらないことが大切ですよ!
あなたと、あなたの周りの人との関係が
よりよいものになりますよう、参考になれば幸いです
カメラの世界も、奥深そうですね・・・(笑)
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