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服部希美
心理カウンセラー/講師
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頭では分かっているけれど、心がついて行かないとき、どうしたらいい?葛藤を抜けて前に進むためのヒント

目次

頭でわかっているのに心がついていかないのは、あなたに行動力がないわけではない?!

恋愛でも仕事でも対人関係でも
「本当は、こうしたほうがいいんだろうな、と思ってるけど
なかなか行動に移せず、凹んでしまう」
こういうときってありますよね。

そんなとき、自分を責めていませんか?

意志が弱い、本気になれてない、何やってんのよ私って・・。

でも、迷うとき、動けない時というのは
かならず心理的に理由があるもの。

あなたが勇気がないわけでも、
怠け者なわけでも、なんでもなくて
それどころか、よく頑張っている状態なのですよ。

あなたの迷いの理由は何でしょう?
今日は一緒に、すこし心に耳を傾けてみましょう。

こうしたほうがいいんだろうなVSでもなぁ・・相反する感情で葛藤する本当の心理的理由

いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。

頭では「こうしたほうがいいんだろうな」って分かっているんだけど、心がついて行かないんです!

という壁にぶつかる事って多いですよね。
カウンセリングでもこういったお話は山盛りお伺いします。
こんなことを書いている私も、よくよくぶつかる壁の一つでございます・・^^;

たとえば、

今の彼とお別れしたほうがいいんだろうな、って自分でも思うけれど、別れを言い出せない。

昔の彼を忘れて次の恋愛に進んだほうがいいって思うけれど、なんだか乗り気になれない。

昔、自分を傷つけたあの人を許してあげましょう、愛しましょう、って言われたって、
思い出すだけで、いまでもムカつく!ムリムリ!・・・でもなぁ。

毎日、ころころ気持ちが変わって行ったり来たりを繰り返してしまう。

今日はですね、心理カウンセラーの視点から
そんなときの捉え方と脱出の方法について書いてみたいと思うのですが、

解説に入る前にね、
まずみなさまに最初にお伝えしたいことがあるのですよね。

それは、あなたが悪いということではないということ。

こういうとき、優柔不断だなーとか弱いなーと感じる方も多いかもしれませんが、
実は心が一生懸命、なにかを決めようと準備をしていることって多いんです。

というのも実は「葛藤」というのは
「やろう!」と「でも、出来ない」両方ないと生まれないのです^^

「本当はこうしたい」「私の望んでいる方向はこっちだな」って
自分の中に行きたい方向がある。それもどこかでわかっている。けれど・・

不安だったり、行動するだけのエネルギーが足りなかったり、
ひとりぼっちでできる気がしなかったり、と
なにかしら「選べない理由」が拮抗しているときに出てくるのですね。

たとえばカウンセリングの現場では、
すこしづつ状況を整理出来てきたり、
ちょっと癒しが進んできて、本題に入りそうなときなんかとくに、

ここで一度「ちょ、ちょっと待って!」
「あれ、自分の気持ちがわからなくなってきた!」って、
立ち止まりたくなっちゃうことも多いです。

「・・・・・こんな気持ちで
身動きが取れなくなってる私って、本当にダメだな」

って、自分を責めてしまう方って多いんですが
実はこの状態って、「すごく健闘している」状態なんですよ。

ですから、こういうときには

「こんな私ってダメだなぁ」と責めて、
「やっぱり出来ない」のほうにエネルギーを注ぐよりもね、

「私って、がんばってるじゃん」「向き合ってるじゃん!」
って誉めてあげたほうが、「やろう!」のほうに傾きやすいのですね。

つい、動けない自分を責めてしまいがちですが・・
こういうときにこそ、自分と深く、やさしくつながってあげましょうね。

葛藤を抜けて前に進むために大切な視点〜自分の中の動機を見直す〜

そして、この葛藤を抜けて前に進むためには
「なぜ、それをするのか?」の自分の中の動機をもう一度見直す、というのもとっても大切です。

すこし時間をとって、自分に聞いてあげてくださいね。

今日はあなたが
「やったほうがいいんだろうなと思っているけど、一歩、踏み出せない。」

そのことについて
「どうして私は、それをやりたいのか?」の動機を書き出してみましょう。

実は私たちって
動機(心)が、行動を決めるんですね。

ですから、動機がブレてたり、
自分にとって納得がいくものではない時には、
なかなか行動に移せないものなんです。

もちろん、えいや!と行動した後に
心がついてくる場合も多いですが、

どっちがいい、ということではなく、
やりやすい方、自分に合ったほうでいいんですね。

 (時期や、取り組むものによっても違いますしね~)

「そもそも、自分が
なにをやりたいのか、分からなくなっちゃいました・・」

という場合は、行動したくない理由が隠れている場合も多いです。

こういうときには、そんな自分を責めるのではなくて、
どうして行動したくないの??って自分に優しく聞いてあげましょうね。

まだ、未完了のものがあるとか、傷つくのが怖い、とか
傷が残ったまんまだとか、幸せになるのが怖い、とか・・・

その場合は、そのブレーキになっている思いを癒して、
外してあげることで、心が変わってくる場合も多いですから。

(ちなみに、やらなきゃいけない、でハマっている場合は、
本当にそれ、やらなきゃいけないこと?って自分に聞いてみてくださいね~)

まずは、人に話して心を整理してみよう

とはいえ、自分一人で悩み、ひとりで答えを出そうとしてしまうと
ぐるぐる思考にはまり込んでしまい、出口が見えなくなってしまうことも多かったりします。

こういうときには「人にごちゃごちゃしている気持ちを話してみる」ことがとても有効です。

できれば「こうした方がいいんじゃないの?」「こうしないからダメなんだよ」という指示型のタイプの人よりも
自分が気づかない部分を引き出してくれるタイプの人を選んだ方が、自分の心や頭の整理はしやすいですよー。

カウンセリングもご活用くださいね。

最後にお伝えしますが・・
人は、どうでもいいことでは悩みません。

きっときっと、ここで葛藤されている方というのは
誠実で、自分の人生に向き合う意欲もある、素晴らしい方ですよ。

あなたの大切な思い。
ぜひ、目を向けてあげてくださいね。

あなたが豊かさを遠慮なく受け取って^^
楽しんで毎日が過ごせますように。

参考になれば幸いです。

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