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服部希美
心理カウンセラー/講師
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親密さと自己承認の関係〜気になる人と仲良くなりたい時に試すといいこと〜

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日は過去記事より。

「気になる人ともっと仲良くなりたい」とき試してみるといいことを、
自己承認の視点から、ちょっと書いてみたいと思います。

対人関係の基礎、みたいなものなので
良かったら最後まで読んでみてくださいねー。

目次

親密になりたい時には「人を誉めよ?!」

たとえば、あなたに 仲良くなりたい人がいるとき。
彼ともっとラブラブになりたいなと思うとき

「相手の良い部分を見つけ、 誉めると良いですよ~」

ぜひぜひ、言葉にして 伝えてあげてくださいね^_^ って
私たちカウンセラーは、ご提案させていただくことは多かったりします。

その理由は、いろいろ。

たとえば、好意の返報性といって
「人はしてもらって嬉しかったことを、してもらった人にもお返ししたくなる」という心の仕組みを持っていますから
好きになってもらいたい時には、まず相手をいい気分にするということは有効ですし

自分が相手を誉めることで
「自分も周りから、こんなふうに認められているのかもしれないな」という投影の心理が働くため
あなた自身も自然体で、気になる人と接することができたりします。

あと、侮れないのが「誉める側の表情」
誰かのいいところを見つけたり、人を誉めている時の表情って
優しくて穏やかで、魅力的だったりするんですよね〜^^

ピンとこないなと思う方はね、逆を考えてみるといいかもしれませんね。

自分のダメなところばかりをみて、がっかりしている。
そんな表情って、冷たく、辛辣だったりしませんか?^^;(すくみあがっちゃいそう><)

好きなものを楽しんでいる人がキラキラして見えるように
人の素敵な部分を楽しんで見つけて、誉めるということは、
巡り巡って、あなたの魅力を周りに表現することにもつながるのですね。

とはいえ「いいところなんて見つけられない」という褒め下手の人も多い

でもね、「彼のいいところなんて全く見つけられません!」とか。
「どうして私ばっかりが相手のために褒めないといけないんですか!」とか。

「相手の良いところを見つけると 自分のダメさ加減に、うんざりしてしまって、気持ちが萎えてしまいます・・」

こういう心のパターンが出てくることがあるのですよね。

・・・けっこう、多いですね。はい。

ていうか、私もそうだったのですよね^^;

実はこういうとき。
自分で、自分の良いところを認められていないことが多いんですね。

自分に向けた厳しい目は、相手にも向いてしまう

周りの人と自分を比べて、 自分にダメ出しをしたり。 

失敗したり、人から責められたとき 
それ以上に自分を責めてしまったり 

出来ない自分を、許せなかったり。 

こんな風に「自分イジメ」をしているとき
私たちは、人を承認することって難しいんです。

たとえば「いいところを見つける」という経験自体が少ないことで
人のいいところを見つけることが難しくなったり、

こんな私になんて誉められたって、誰も喜ばないでしょ。
ご機嫌を取っているように思われるだけよ。私は嘘をつきたくない。
そんなふうに、優しさゆえにブレーキがかかってしまう、 なんてことが起きたりします。

なにより、自分のことをちゃんと認めてないと、
私は誰にも認められずに苦しいのに、 どーして人のために、そんなことをしてあげなきゃいけないのよ!!
「あなたのほうが、先に私を誉めなさいよ!」って怒りが出てきちゃうことも多いですよねー^^;

これは、あるあるーーじゃないでしょうか?

私たちは誉められなれていない

たとえばあなたに、かつて、たくさん価値を伝えてくれた人がいて

ああ、誉めてもらえるって嬉しいんだな。
私も、あの人みたいに 誰かを誉めてあげたいな。 って思えていたとしたら
もう少し、楽に 自分を愛することや、 相手に伝えることが出来たかもしれません。

でも、、なかなか、 そうはいかないことの方が多いかもしれませんね。

できたことは、さほど誉められないのに、出来てないことは厳しく叱られるとか。
一つできたら「もっと頑張ってね」と、次のハードルがやってくることとか。
出来ているところはそれでいいから、苦手を見つけて克服しましょうという勉強法とか

誰が悪い、間違っているということではありませんし
適材適所・一長一短ではあるのですけどね〜

「できることは当たり前」「できないことはダメなこと」という価値観の中で、育つことが多かったりするわけです。

とくに日本人は謙遜の文化なので
自分のいいところよりも、ダメなところをアピールすることで
グループで生きていくための安全を手に入れている部分もありますね^^;

「こういうことは得意だよ」「こんなにいいことがあったよ」よりも
「私、こういうところがダメなんですよね」「こんなについてないことがあってね」

誰もが悪気があるわけじゃないけれど、
そうやってグループのバランスをとって共存してきたという、時代背景だってあるわけです。

まぁ、このあたりはね
すこしづつ、時代が変わってきていますけどね^^

「大人なんだから、できて当たり前」
「仕事に行くのは、当たり前」
「後輩の面倒を見るのは、当たり前」
「笑顔でいるのは、当たり前」
「人ができることはできて当たり前」

・・大人になればなるほど「できて当たり前」が増えていきますね。

でも。
だからこそ。

私たちは、その「当たり前」を
人から誉めてもらう機会があると、やっぱり嬉しいものなんです。

なんか今日1日の疲れが吹っ飛んだなーとか(笑)
生きていて良かったーとか、明日もがんばろーとか、ね。
うっかり思っちゃったりするわけですね。

誉められるためにやっているわけじゃないけれど。
見つけて、認めてもらえるって、やっぱり嬉しいものですよね。

つまり、こういうこと。

はい、お話がちょっとそれましたが!

とてもシンプルな話としてはね

自分にしてこなかったこと、お手本がなかったことって
人になかなかしてあげられないものだということです。

でもね、対人関係をよりよくしたいという意欲があなたにある場合は、
まず、私が最初の人になる! という意識が必要な時なんです。

心理学では、こういうことを「リーダーシップを取る」といいます^^

本日のエクササイズ

さて、では最後に
本日のエクササイズ(レッスン?)です。

今日は、ちょっと あなたがリーダーシップを取る練習をいたしましょう。

あなたの良いところは、どこでしょう?
謙遜せずに、認めてみませんか?

どんなことでもいいですよ。

誰かから褒めてもらったことを思い出してもいいですし、
実はひっそりと自信を持っているところでもいいです^^

ダメダメな要素の方が、圧倒的に多いよ!
そんなふうに感じていても構いません。

「これが、私のいいところです!」

ズバリ、言い切ってみてください^^

そして、上級者のみなさまは、
ちょっと恥ずかしいけど、仲良くなりたい人の良いところ、伝えてみませんか?

最初はぎこちなくて当たり前だと思ってあげてくださいね。
その勇気や思いは、必ず、相手に伝わりますからね^^

ちなみに、私はこういうお話をさせていただくとき
カラカラに乾いて、草木一本生えていないような大地を
イメージしながらお話ししていたりするんですよね。

そんな乾いた大地を、耕して
タネを蒔いて、お水をあげながら見守る。

そうしているうちに、ある時、ぴょこっと芽が出て・・
いつのまにか成長して花が咲く。そんなイメージです。

ちょっと地道なんですけどね。

コツコツ続けていくうちに、いつのまにやら周りがお花畑になっていたよ!
なんてこともね、起きちゃったりするのですよ〜。

なかなかうまくいかない!
勇気が出ない時には、 ひとりきりでやろうとし過ぎかもしれませんね。

どうぞ私たちにも、 応援させてくださいね。

あなたが、大好きな人と仲良くなるための参考になれば幸いです。

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