大人の「イヤイヤ期」は、大切な人と「共に」幸せに生きていくために重要なプロセスだって、知ってましたか？

2歳児ぐらいの赤ちゃんには「イヤイヤ期」というものがあります。

魔の二歳児、なんて言われるぐらい
大人がどう扱っていいのか悩む、、そういうお年頃。
私たち大人も、誰しも通ってきた道だったりするのですよね。

なんでもかんでも、気に食わない。

やってもらっても、腹が立つ。
かといって、構ってもらえなくても気に食わない。

拗ねたりむくれたり、怒ったり泣いたり。
誰も分かってくれない、と人を恨んだり。

あの人が悪い、私は悪くない
競争の意識にハマってしまったり。

ちなみにイヤイヤ期の特徴は

「私が！」やりたいように、やりたい。
「私が！！」やらなきゃ、誰がやるの？
「私が！！！」どうしてやらなきゃいけないの？
なんで「私の気持ち」を分かってくれないの？

この「私が！！」という「我」が強く出てくることが特徴みたいです。

ようするにいろんな方法で「我を通したくなる」わけですね。

大人にもイヤイヤ期がある？！

実はこの「イヤイヤ期」大人でもあるって知ってますか？？

そして成長プロセスにおいては
決して、イヤイヤ期って、悪いだけのものではないのです。

というのもですね。
実は子供も大人も、この「イヤイヤ期」は、
自己主張の練習の時期なのですね

自分らしさが出来てきたときに
周りの人との調和を考えながらも
自分も大切にするやり方を、練習する時期でもあるのです。

人に合わせたり、
出来ないことが多かった赤ちゃん時代から自我が芽生えてきて。

私らしさを表現したい！

という気持ちが芽生えてきたからこそ、出てくるもの。

けして、悪い時期ではないのですよ～。

たとえば、私にも経験があるのですが、、

低学年のころは、学校の先生のいうことを素直に聞けたり
上の学年のお姉さんたちをみて、
すごいなぁって見上げていただけなのに

上級生になるにつれ、上級生の粗が見えてくる。

あの先輩は間違ってるよね！
なんにも面倒みてくれないし！
私だったら、こうするわ！

先生も、先生よ〜
全くもう！なんで分かってくれないのよ！

自分でなんでもやりゃーいいんでしょ！プンプン

みたいな感じで、イライラしてきちゃう。

（あーあるあるー、、って声が
あちこちから聞こえてきそうですね）

こういうプロセスって
あまりいい気分にはならないですし
人を責めちゃう自分を嫌いになってしまうかもしれませんが、、、

大人へのステップのひとつ、なんです。

自分を表現したい、けど、自信がない。

そして「いままでのやり方が通用しない」ため
自分を、もどかしく感じてしまい「人のせいにしたくなる」だけなのですね。

別にワガママを通したいわけじゃなく
自分自身が歯がゆい、のですよ。

歯痒い気持ちをコミュニケーションしよう

だからもし、あなたがこの時期にいるとしたら
人を責める気持ちを持ってしまう自分のことも
どうぞ、責めないであげてほしいなと思うのです。

そしてその「歯がゆい気持ち」を
素直に人にコミュニケーションしてみるといいと思うのですね。

そのためには、ありのままの感情を
「自分に取り戻しましょう」

誰かのせいにしてしまうのではなくて

「今の私は、なんでもかんでも、腹が立つんだなぁ」

「私は、大人のイヤイヤ期をやっているのかも。
いま、自己主張の練習をしているんだなぁ」

「そうか、私は歯がゆいんだな。私って頑張ってるな」

そんな風に、まず「あの人が」から
「私が」に主語を戻してあげること。

そして

自分の「イヤイヤ期」を理解して
自分がまず、温かい目で見守る覚悟を持つこと

が大事かなと思います。

そうやって、自分のイヤイヤ期に
ちゃんと付き合ってあげる。

ちゃんと分かってくれる人に説明し、
寄り添ってもらいながら

「本当は何がしたい？」って自分に聞いて、実際に行動に移してあげる。

ここを通り過ぎることが出来れば
今度は、好奇心いっぱいの自分が解放されることも多いですからね～

ダメな時期、なんて思わずに
ちゃんと取り組んでみてあげてくださいね♪

こんな時に効くセルフエクササイズ

セルフエクササイズとしておススメなのは
ひとりでいるときに「ヤダヤダヤダ！」って呟いてみること。

嫌な気持ちが抜けていくまで
ヤダヤダヤダ、って言い続けてみてください。

クッションをボスボス叩いてみてもいいですよ。

涙が出てきても、大丈夫。
ひどい言葉が飛び出しても、許してあげてくださいね。

ずっとしてきた「蓋」を
安全な場所で開けてあげましょう。

ここから誰にも迷惑をかけないよ。
私がちゃんと、受け止めてあげるからね。

そんな気持ちを自分に持ち、
ヤダヤダいっぱい、言ってあげてくださいね。

・・・まぁとっても苦しいプロセスですのでね

カウンセリングなど
「自分のいまの心の仕組みをちゃんと理解してくれる人」と一緒に
きちんと寄り添ってもらいながら、取り組んでいくと

日常でも、自分の気持ちを
大切にしてあげることが出来るようになってきます。

まぁそこまでに、何度かカウンセラーに
「イヤイヤ」しちゃうかもしれませんけどね（あるある）

大丈夫。その先がありますからね。

「まだ、収まらないよ」そんなときには
「もっともっと、自分の気持ちに寄り添ってあげる時期」です！

いっぱいいっぱいいっぱい
自分の気持ちを大事にしてあげましょうね。

大切な人のイヤイヤ期にできること

あ、あと
あなたの大切な人が、この時期にいる場合は

あなたが無価値感に潰れないようにすることが、とても大事です

あなた自身をシッカリと
サポートしてくれる人を見つけましょう。

相手が大切であればあるだけ
相手を責めたくなりますし、正したくなりますからね。

相手を信頼し、応援のスタンスで見守ることが大事かな？って思いますよ！

あなたが、あなたの気持ちを素直に表現し
人と手を取り合い、幸福を分かち合える日が来ますように。

参考になれば幸いです