人から「優しい人だね」と言われるのが苦手な心理と解決法【優しすぎて生きづらいあなたへ】

人から「優しい人だね」と言われるのが苦手なのは何故だろう？

今日は、人に優しいと言われると辛い。
そんなに優しい人じゃないです、と言いたくなる。
期待外れな行動を、つい、起こしたくなる。

そんな「優しいあなた」に向けて
人から優しいと言われると辛い心理的理由と、
抜け出し方について書いてみたいと思います。

優しくない人は、優しさに関して悩まない

私は優しくない、と思っているときに
あなたは優しい人だよね、と言われ続けてしまう

こういうことが繰り返されているときには
分かってもらえないという気持ちを
たくさん感じちゃいますよね。

親しい友達ですら分かってくれないんだ。
絶望に近い感情を感じることもあるかもしれません…。

また、お友達やパートナーの中に
こういうタイプがいらっしゃる方も多いかもしれませんね。
「優しいね」って言うとなんか嫌そう…みたいな。

ですが、こういうお悩みを持っていらっしゃる方、というのは
実は、とてもとても優しい人が多いのですよね。

たとえばもしあなたが
「不誠実で優しさを持っていない人」であったとしたら

「あなた優しいよね」って言われても
まったくイラっとしないと思うのです。

な～んて自分本位に考えてもいいわけですよ（笑）

本当の意味で優しくありたい、
誠実でありたいと思っていらっしゃるからこそ

優しくないなと感じる自分に出逢うたびに罪悪感を感じて
周りの人からの信頼を感じるたびに罪悪感を感じて
投げ出したくなっちゃっている。

これが優しい人といわずして、どうしましょう。

ということなんですね。

そりゃー、お友達も
あなたは優しすぎるんだよって言いますよねって感じです。

優しいねと言われると、なんだか嘘をついているような気持ち悪い

でも本人にしてみれば
ものすごく居心地が悪いわけですね。

で、ここでカウンセラーとしては
どうしてそんなに「私は優しくない」って
思っちゃっているんだろうって、心の奥を探っていきます。

どうして、優しくあるということに対して
そこまでプレッシャーを感じちゃっているのだろう？

自分の心が怒りでいっぱいになっちゃうぐらいのは何故だろう？って。

見聞きをし触れた情報に対して
なにかしらの感情が反応する、ということは
その反応の種が「私の心の中」にある。

カウンセリングでは
そんな不思議な見方をするのですよー。

そうやって心をひも解いていくとですね。

「こんな私は、優しくない」

そんな風に思う心の中には
ものすごく大きな罪悪感と悲しみと
深い深い愛が、眠っていることが多いのですよ。

お一人お一人の心のなかに
「優しく出来なかったストーリー」と
「とっても繊細で優しい心のストーリー」が
眠っていることが多いのですね。

自分の中の本当の優しさに気づいて受け取っていこう

この根っこの部分は
ケースバイケース。

気になる方は個別で
取り組んでいただくと早いかな？と思うのですが

ああ、これ私のことだ！って思われた方は

今日はあなたの悲しみに、まず
ちょっと温かい言葉をかけてあげて欲しいなって思います。

「本当は、もっと優しくありたかったんだよね」って。

本当は、傷つけたくなかったんだよね。
本当は、もっとあの人のために頑張りたかったんだよね。
本当は、最後まで愛し抜きたかったんだよね。

優しそうにみられるのが辛いのは、
優しくできなかった自分を責めているから。

「優しいよね」という一言で
優しくできなかった自分を、思い出してしまうから。

あなたがあなたの持っている才能を受け取り
大切な人と、愛し愛される関係を築けますように。

応援していますね！
参考になれば幸いです。

【関連記事】
・優しい言葉が思いつかないときには「優しさの器が広がっているとき」 
・自分に優しくしてくれることが辛い。逃げたくなってしまうあなたへ〜愛を受け取る許可を出すための心理的アプローチ〜
・人に優しい自分でありたいときほど「辛いときには、泣いてもいいんだよ」って自分に言ってあげよう。
・「優しい人って損ですよね？」そんな風に思う時、隠れている意識とは。